[フレーム]
ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

旧桃花台線について

ページID:0379837 掲載日:2021年4月1日更新

新交通システム「桃花台線」

新交通システム桃花台線(ピーチライナー)は、愛知県が小牧市の東部丘陵地に開発した桃花台ニュータウンと名鉄小牧駅の間7.4kmを結ぶ路線で、平成3年3月に開業し、以来、沿線住民の交通手段として地域の発展に貢献してきました。
しかし、桃花台ニュータウン人口の伸び悩み、モータリゼーションの予想以上の進展、JR中央本線の飛躍的な利便性の向上など桃花台線にとって予想外の状況が進み、開業以来、赤字が続いていました。
こうした中、平成16、17年度に、桃花台線の存廃を含めた抜本的な検討を行いましたが、新システムの導入には収支採算性や技術開発の面から極めて厳しい結果が確認され、県及び小牧市は、桃花台線の自立的経営の展望が見込めない中ではこれ以上の公的支援は行えないと判断しました。
これを受け、運営会社である桃花台新交通株式会社は、平成18年9月5日に国土交通大臣から軌道運輸事業の廃止許可を受け、同年9月30日をもって運行を終えました。桃花台新交通株式会社については、特別清算の手続きが完了し、平成21年4月10日に登記閉鎖されました。

これまでの経緯

経緯
年月日 経緯
平成3年3月25日 開業
小牧〜桃花台東(7.4キロメートルをゴムタイヤ方式の新交通システムで結ぶ
平成9年4月1日 運賃改定
小牧〜桃花台東300円→350円
平成12年4月28日 経営改善計画公表
平成15年3月27日 運賃改定
小牧〜桃花台東350円→250円
(注記)上飯田連絡線の開業→名鉄小牧線と地下鉄名城線が結節
平成16年7月26日 桃花台線のあり方検討会の設置
(委員長:竹内伝史岐阜大教授)
平成17年3月30日 桃花台線のあり方に関する提言
「桃花台線のあり方検討会」が公表
・現行システムでの継続は不可能
・導入可能な新システムを検討模索する
・新システム導入が困難となった場合は存続は難しい
平成17年11月22日 愛知県、小牧市が「桃花台線への新システム導入の可能性について(これまでの検討状況)」を公表
「これまでの検討結果から、桃花台線への新システム導入は、導入経費、収支採算性、新システムの技術開発等の見通し、他システムの導入可能性いずれも極めて厳しいことが判明した」
平成18年1月14日・15日 桃花台線に関する検討状況の住民説明会開催
平成18年2月25日 桃花台線に関する意見交換会開催
平成18年3月28日 愛知県知事、小牧市長が会談・共同記者会見
「今後、自立的経営がおよそ見込めそうにない中で、これ以上の公的支援は行えないことから、桃花台線の存続は断念せざるを得ない」と表明
平成18年4月28日 臨時株主総会開催(桃花台線の廃止決議)
平成18年6月7日 国土交通省へ軌道事業廃止の許可申請
平成18年6月28日 株主総会
平成18年9月5日 国土交通省からの廃止許可
平成18年9月19日 桃花台線の廃止に伴う路線バス運行開始(あおい交通)
桃花台ニュータウン〜小牧駅(3コース)
平成18年10月1日 桃花台線廃止(9月30日まで運行)
桃花台ニュータウン〜春日井駅(名鉄バス)運行開始
平成18年11月17日 臨時株主総会
解散決議、清算人の選任
平成19年3月27日 清算第1回株主総会
平成19年7月25日 名古屋地裁へ特別清算開始申立
平成19年9月7日 名古屋地裁から特別清算開始命令
平成21年2月17日 清算結了株主総会
平成21年3月13日 名古屋地裁から特別清算終結決定
平成21年4月9日 名古屋地裁から特別清算終結決定確定
平成21年4月10日 閉鎖登記

桃花台線に関する検討資料

問合せ

愛知県都市・交通局交通対策課鉄道第二グループ
電話:052-954-6127
E-mail: kotsu@pref.aichi.lg.jp

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /