研究成果概要
国総研資料 第 728 号
【資 料 名】
平成23年(2011年)紀伊半島台風12号土砂災害調査報告
【概 要】
平成23年台風12号では紀伊半島を中心に1,000mmを超える記録的な豪雨となり,河道閉塞(天然ダム),地すべり,土石流など大規模な土砂災害が多数発生した.
国土技術政策総合研究所危機管理技術研究センター及び(独)土木研究所土砂管理研究グループでは,発災直後からTEC-FORCEの派遣,天然ダム,地すべり等に係る緊急調査・監視・応急対策等への技術的支援のため,約2ヶ月間で延べ270人・日の職員を現地に派遣した.
本報告は,今後の緊急調査への対応及び土砂災害に関する調査研究に資することを目的として,当時の調査,技術的支援等の概要を取りまとめたものである.
【担当研究室】
砂防研究室,(独)土木研究所
【執 筆 者】
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本文
2.1 紀伊山地の地形・地質
2.2 気象概要
2.3 被害概要
2.4 当該地域における過去の大規模土砂災害
2.5 国総研・土研による支援概要
3.
天然ダム調査及び監視
4.
土石流、斜面崩壊、深層崩壊に関する現地調査
5.1 奈良県における調査結果
5.2 和歌山県における調査結果
6.1 空中写真等判読による崩壊土砂量の推定
6.2 崩壊土砂量等に関する分析及び考察
6.3 台風12号の災害対応に関する被災自治体からのヒアリング調査
6.4 雨量が斜面崩壊の頻度・規模に及ぼす影響