生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナーの開催について
(お知らせ:環境省記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時発表)
環境省と独立行政法人国立環境研究所は、平成19年12月7日(金)(東京)及び12月17日(月)(大阪)に「生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー」を開催します。
環境省と独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センターでは、平成15年度から毎年度、生態毒性試験法等に関するセミナーを開催してきました。本年度は、化学物質審査規制に関する国内外の動向及び生態毒性試験に関する技術的事項について、東京と大阪の2か所で開催いたします。
多数の皆様の御参加をお待ちしています。
1.開催の趣旨
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(以下「化審法」という。)の改正により、化学物質の審査・規制に動植物への影響の観点が導入されてから約3年半が経過する中で、生態毒性試験に関する新たな課題が明らかになってきている。また、この間にEUにおいて化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH規則)が成立・施行されるなど、国際的な化学物質規制の動向も大きく変化してきている。改正化審法は施行後5年が経過する平成21年4月に法定見直しを迎えることとなっており、見直しに当たってはこれまでの化審法の施行状況や上述の国際的な動向を踏まえた現行制度の評価・検討が行われる予定である。
独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センターにおいては、平成15年度から毎年度「生態毒性試験法セミナー」等を開催し、改正化審法に基づく生態毒性試験に関する技術情報の発信等を行ってきた。昨年度は環境省との共催として講演内容を拡充し、国内外の化学物質審査規制も内容に加えた「生態影響に関する化学物質審査規制/試験法セミナー」を開催したところである。本年度も昨年度と同様の形式とし、従来の東京に加えて大阪でも開催することとする(プログラム内容は両会場とも同一)。
2.セミナーの概要
セミナーは二部から成り、第1部(化学物質審査規制に関する国内外の動向)では、化学物質の製造・輸入・使用に携わる事業者や国民等、幅広い皆様を対象に、
(1) 化学物質審査規制に関する国際動向と我が国の制度の見直し
(2) 化学物質審査規制法の施行状況
について講演を行う。
第2部(生態毒性QSAR及び生態毒性試験に関する事項)では、主に化学物質審査規制法に基づく届出を行う事業者や生態毒性試験実施機関を対象とし、
(3) 生態毒性QSARモデル「KATE」の概要とWeb版の公開
(4) 生態毒性試験の実施に当たりよくある質問とその考え方
について講演を行う。
3.開催の概要
(1)独立行政法人国立環境研究所ウェブサイトからの申込み
http://www.nies.go.jp/risk/seminar/seminar2007/index.htmlにアクセスし、ウェブサイト上から参加申込みフォームに必要事項を入力し、送信する。
(2)電子メールによる申込み
(1)による申込みができない場合は、『氏名、ふりがな、所属、電話番号、メールアドレス、参加希望(東京又は大阪)』を明記の上、件名を『セミナー参加申込み』として、kashinho-seminar@nies.go.jpに送信する。
4.プログラム(予定)
環境省環境保健部化学物質審査室長
環境省環境保健部化学物質審査室
環境省環境保健部化学物質審査室長
白石 寛明
(独)国立環境研究所環境リスク研究センター長
(独)国立環境研究所環境リスク研究センター 主任研究員
*各講演には質疑応答が含まれます。
*プログラムの内容及び講演者は予告なく変更になることがあります。御了承ください。