国立環境研究所の研究情報誌「環境儀」第24号「21世紀の廃棄物最終処分場-高規格最終処分システムの研究」の刊行について
(お知らせ:環境省記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時発表)
要 旨
国立環境研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第24号「21世紀の廃棄物最終処分場−高規格最終処分システムの研究」が刊行されました。
ここでは、廃棄物最終処分場問題の「今」を明らかにするとともに、"入れる物"(廃棄物)の質を制御する"入れ(埋め)方"や、"入れ物"(処分場)を工夫し、なるべく自然のパワーを使って安定化する、双方向対話によって地域と共生する、そのような処分場-高規格最終処分システム研究を紹介します。
今回の環境儀では、江戸時代からのごみ処理の歴史にも詳しい研究者が、これからの廃棄物処分場の問題点とあるべき姿に関する研究成果について、研究者の考え方や経験にフォーカスをあてながら、わかりやすくお伝えします。
1 第24号の内容
第24号では、迷惑施設とされる廃棄物処分場の建設時における住民とのコミュニケーションの重要性をはじめ、周辺環境への影響をなくすための修復、廃棄物の安定化の考え方、高規格最終処分システムの基本的考え方などについて、実際にプロジェクトを推進してきた研究者が自ら紹介しています。また、江戸時代からのごみ処理の歴史や世界の廃棄物処理の視点や動向等についても科学的な側面の解説を交えて紹介しています。
[画像:「環境儀」第24号「21世紀の廃棄物最終処分場−高規格最終処分システムの研究」]内容は、
(1) 研究担当者へのインタビュー
井上 雄三(いのうえゆうぞう)
循環型社会・廃棄物研究センター副センター長
「これからの廃棄物最終処分場の姿をとらえる」
(2) 埋立処分研究、世界の視点と動向-循環型社会への対応- のほか、『埋立廃棄物の安定化メカニズムの把握と科学的評価研究から』、『ごみの歴史』などについてのコラム等
2 閲覧・入手についての問い合わせ先
●くろまる 「環境儀」は、研究所のホームページで閲覧することができます。
http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/
●くろまる 冊子の入手については、下記へお問い合わせ下さい。
連絡先:国立環境研究所環境情報センター情報企画室出版普及係
(TEL: 029-850-2343、E-mail:pub@nies.go.jp)
(参考)これまで「環境儀」で取り上げたテーマ
バックナンバーはホームページから閲覧できます。
http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/