添付ファイル
環境儀第16号 html版
pdf版(1.80MB)
国立環境研究所では、当研究所の研究成果を国民各層に分かりやすく伝えるため、研究情報誌「環境儀」を発行していますが、このたび第16号を刊行しました。
第16号で取り上げた「長江流域で検証する『流域圏環境管理』のあり方」では、巨大な三峡ダム築造で世界が注目している中国の長江流域において、「開発」による「流域生態系」の変化を観測し、その問題点と改善策を探ろうというものです。
その中で国際協調的な枠組みに基づく衛星等による総合環境モニタリングやそれから構築されたモデルによるダム湖の水質の予測評価などの研究成果を中心に紹介しています。
1.第16号の内容
第16号では、流域圏が社会経済活動の基盤となる最小単位であると考えられることから、その生態系機能をモニタリングし、それを再現するモデルを構築することにより、「開発」が与える影響の将来予測など環境管理を可能とする研究成果を紹介しています。
具体的には、巨大ダムの完成によって変化する中国の長江流域を舞台に、アジア太平洋環境イノベーション戦略(APEIS)に基づく国際協調的な研究活動を行うことにより得られた衛星データ等のモニタリングの結果から、実態を反映した流域管理モデルを構築しました。そして、そのモデルから、例えば三峡ダム築造により出現する巨大なダム湖において、富栄養化の問題が発生する可能性が極めて高いことを予測する等の成果が得られました。
内容としては、
2.閲覧・入手についての問い合わせ先
●くろまる 「環境儀」は、研究所のホームページで閲覧することができます。
ホームページアドレス http://www.nies.go.jp/
●くろまる 冊子の入手については、下記へお問い合わせ下さい。
連絡先:国立環境研究所環境情報センター情報企画室出版普及係
(TEL: 029-850-2343 E-mail:pub@nies.go.jp)
●くろまる 「国立環境研究所友の会」の会員の方には、友の会事務局を通じて継続的に送付いたします。
(友の会ホームページ http://tomonokai.eic.or.jp/)