気象庁は、平成21年11月30日(月)〜12月2日(水)に、「台風の進路予測技術の高度化に関する国際会議」を開催します。
台風は日本を含む東アジアの社会・経済に多大な影響を与えており、海上交通等においても大きなリスクとなっています。そのため、台風の予測の改善は極めて重要であり、とりわけ近年では、進路予測についての新たな研究が取り組まれています。
世界気象機関(WMO)が進める「観測システム研究・予測可能性実験(THORPEX)」の一環として、気象庁は昨年の夏、米国、韓国などと連携して台風特別観測実験(T-PARC2008)を実施しました。これらの成果を含めた台風の進路予測技術に関する国内外の最新の知見を集約することにより、台風の進路予測技術の高度化に関する研究開発を国際的に推進するため、国内外の著名な専門家を招待し、11月30日(月)〜12月2日(水)にかけて「台風の進路予測技術の高度化に関する国際会議」を開催します。この会議の冒頭では、台風予測技術の現状と今後の展望を広く一般の方にも知っていただけるよう、国内外の第一線の専門家による基調講演を一般公開します(同時通訳付き)。
本事業は、海洋政策研究財団の平成21年度海外交流基金により実施するものです。
ご多忙中とは存じますが、お誘い合わせの上ご来場たまわりますよう、お願い申し上げます。