平成22年3月5日
昨年、12月25日、オランダ・スキポール空港を出発し、米国デトロイトに向かった米国航空機内において、爆破テロ未遂事件が発生しました。本事案は単に当事国だけでなく、世界各国が協調して航空保安対策を改めて強化する必要性を認識させました。
この事件を受けて、世界の各地域において航空保安対策の徹底に向けて、国際連携を強化するためのハイレベル会合が展開しており、1月にスペインで米国とEU間での閣僚級会合が、2月にはメキシコで西半球(南北アメリカ)の閣僚級会合が開催されております。
アジア太平洋地域においては、昨年我が国がアジア太平洋航空局長会議を主催し、航空貨物の保安対策を含めた航空保安確保についてとりまとめ、また、日ASEANやG8などの国際的な枠組において航空保安に関する人材育成に関する活動など、国際的なリーダーシップを発揮しているところです。
世界的に展開している航空保安の国際連携強化の流れと、アジア太平洋地域における航空保安向上についてリーダーシップを発揮するために、我が国が各国に働きかけ、各国航空保安担当大臣等を一堂に集め、航空保安について意見交換を行うため、我が国主催による閣僚級会合を以下のとおり開催することとしました。今回の会議では、ICAOからも参加者を得て、基調講演をいただき、さらに、会合の議論の成果をまとめた「航空保安に関する共同宣言」を発出することを予定しております。
記
1. 開催日
平成22年3月13日(土)
2. 開催場所
三田共用会議所 (東京都港区三田2丁目1番8号 )
3.主な議題
(1) 「米国航空機爆破未遂事件後の対応」
(2) 「航空保安強化に向けた各国の取り組み」
※(注記)会合の成果として「航空保安に関する共同宣言」をとりまとめる予定
4.主要日程 (添付資料参照)
5.参加予定国・機関
アジア太平洋地域の国等の航空保安担当大臣等
国際民間航空機関(ICAO)
6.日本側出席予定者
前原国土交通大臣、辻元国土交通副大臣、武正外務副大臣、宿利国土交通審議官、前田航空局長、荒木国際テロ対策協力担当大使 他
以上