西東京市図書館講演会「"ふつうの体"はどうできている?〜細胞と分子から見るからだのしくみ〜」開催しました
- 一般向けイベント
- 掲載日2025年9月17日
人体についての基礎から始まり、糟谷さんご自身が研究されているというイオンについてのお話は少し専門的な部分もありましたが、間にクイズを挟んだり知識の確認を行ったりなど受講者の視点で共に歩んでくれるような進行でした。
”生理学”という、普段は耳馴染みのないかもしれない分野でも知らないことばかりで楽しかったという声も挙がり、盛況のまま幕を閉じた講演会となりました。
今回の講演に関係するサイト
*科博SCA
国立科学博物館サイエンス・コミュニケータ・アソシエーションのブログ。科学をより身近なものにするいろんな活動をしています。
講師の糟谷さんもこちらの団体に所属して活動されています。
今回使用したブックリストはこちら(PDF:834KB)
田中越郎/監修 ナツメ社 2022 978-4-8163-7131-8
中村桂子/日本語版監修 ほか メディカル・サイエンス・インターナショナル 2025 978-4-8157-3131-1
ご紹介した本以外にも、図書館では”からだ”や”生理学”に関する資料をご用意しています。
ぜひお近くの図書館で、4類(自然科学に関する本の番号)の棚を探してみてください。
皆様の新たな興味関心を広げるきっかけとなれば幸いです!
講演会内容
私たちは、毎日ふつうに目を覚まし、ごはんを食べ、体を動かし、眠ります。
でもその“ふつう”の体の中では、何十兆個もの細胞が、見えないレベルで静かに働き続けています。
例えば、暑いときに汗をかく、緊張するとドキドキする、運動すると息が上がる――
こうした変化のひとつひとつも、実はとても繊細な「しくみ」で成り立っています。
この講演では、「生理学」という学問の視点から、そうした体の調整の仕組みをわかりやすく紹介します。
また、細胞の中で動く“分子の世界”にも目を向けて、私たちの体がどれほど緻密にできているのかを一緒に探っていきます。
開催日時
令和7年9月13日(土曜日)
午後2時から4時まで
開催場所
田無公民館3階 視聴覚室
Zoomによるオンライン開催
定員
現地参加30名
オンライン参加50名程度
※(注記)いずれも申込順
申込方法
令和7年9月2日(火曜日)
10時から受付開始
中央図書館へ
・来館
・電話(042-465-0823)
・下記URLから(上記時間以降ページ開通)
(削除) https://logoform.jp/f/J5sfM (削除ここまで)※(注記)終了
講師紹介
講師名
糟谷 豪(かすや ごう)
経歴
自治医科大学 医学部 生理学講座 統合生理学部門 講師
2018年に東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻で博士号(理学)を取得。
医薬品医療機器総合機構(PMDA)で新薬の審査業務に携わったのち、現在は自治医科大学で教育と研究に取り組んでいます。
専門は、心臓や神経の働きを支える「イオンチャネル」という分子のしくみを、細胞や分子の視点から解き明かす研究です。
子どものころから動植物や自然科学が好きで、研究を社会に伝えることにも関心があります。
科学の面白さを分かりやすく伝える場づくりにも取り組んでいます。
お問い合わせ先
西東京市中央図書館
042-465-0823