近年、気候変動の影響はますます顕著となり、平均気温の上昇や極端気象の頻発が、社会・経済に大きな影響を及ぼしています。CO2削減は喫緊の課題であり、パリ協定をはじめとする国際的な枠組みのもと、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速しています。
公立鳥取環境大学では、「人と社会と自然との共生」の理念のもと、教職員・学生が協力しながら、地域と連携した環境問題の解決に取り組んできました。サステイナビリティ研究所も、脱炭素の実現に向け、資源循環の促進、再生可能エネルギーの活用、生態系保全といった多面的なアプローチを推進してまいります。
また、持続可能な社会の実現には、技術革新だけでなく、社会全体の意識変革が不可欠です。研究所として、教育・研究の充実を図るとともに、地域社会や企業との連携を強化し、実践的な課題解決に貢献していきたいと考えています。