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けい酸加里肥料が
できるまで

「けい酸加里肥料」は一歩進んだ加里肥料です。
その優れた特性を十分に活用していただくために、省エネや環境へ配慮した最新の技術と設備によって製造しています。

けい酸加里肥料の製造工程

  1. 原料の受入
  2. 計量
  3. 混合
  4. 成形・乾燥
  5. 篩分け
  6. 焼成
  7. 冷却
  8. 篩分け
  9. 袋詰め
  10. 出荷

けい酸加里肥料ができるまで

1原料の受入

石炭火力発電所から発生する石炭灰(微粉炭燃焼灰)を主な原料として製造しています。

石炭灰は性状が様々なため、性状分析を行い肥料に適していることを確認のうえ受け入れています。
苛性加里などの副原料についても、成分確認を行っています。

2計量

肥料の保証成分を確保するために、複数の原料を適切な分量で計量しています。

3混合

各原料を水と混合します。

各種原料と水を攪拌したスラリー(液体状の混合物)を系統内で篩分けされた小径品と混合します。

4成形・乾燥

混合物を成形しながら乾燥させます。

ロータリードラム(円筒を回転させ内容物を攪拌させながら均一に熱処理する装置)にて焼成炉からの排ガスを利用して混合物を成形しながら乾燥させます。

5篩分け

乾燥品を大きさ別に篩分けします。

大きさの基準を満たした乾燥品は次の工程へ送られます。基準を満たさなかったものは、「3混合」工程へ戻されます。
篩機は環境に配慮した設備を採用しています。

6焼成

ロータリーキルンにより高温で長時間焼成します。
焼成により効果の高い肥料成分になります。

ロータリーキルン(円筒を回転させ内容物を攪拌させながら均一に熱処理する炉)にて高温で長時間焼成することにより石炭灰に含まれるケイ酸が植物に吸収されやすい「可溶性ケイ酸」に変化します。同時に水溶性の苛性加里は、作物の根が出す根酸などの薄い酸にとける「く溶性加里」に変化します。

7冷却

高温の焼成品を冷やします。

ロータリードラムに大気を送り込んで冷却します。
熱せられた空気は焼成工程で再利用されます。

8篩分け

焼成品を製品の大きさに篩分けし、製品袋詰め前の品質確認を行います。

大きさの基準を満たした焼成品は製品サイロへ送られます。基準を満たさなかったものは、「3混合」工程へ戻されます。
製品をサンプリングしての成分分析、また異物や不良品の混入チェックを行い、厳格な品質管理を行っています。

9袋詰め

製品を袋詰めします。

製品サイロに貯蔵された製品をPE袋やフレコン袋に詰めます。
一定数量毎に抜取り検査をして製品粒の大きさを確認しています。

10出荷

陸上輸送や海上輸送により全農・JAを通じて全国のお客様へお届けします。

ここがポイント

弊社ではお客様に最も信頼される肥料づくりを目指します。

24時間体制で肥料製造を行っており、安定供給を図ると共に、原料となる石炭灰(微粉炭燃焼灰)の分析や製品の保証成分・物理性状に至るまで弊社独自の品質管理基準のもとに厳正な品質管理を行っていますので安心してご使用いただけます。

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