平成10.3.31 自主検査指針公示第1号 (表) 2 燃焼装置|安全衛生情報センター

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2 燃焼装置

検査項目

検査方法

判定基準

2.1
油加熱装置 温度調節器 [1] 作動状態を調べる。
(注記)[2] 必要に応じて、電気接点の接触不良、短絡及び絶縁不良の有無を調べる。 [1] 油温が設定範囲内にあること。
[2] 接触不良、短絡又は絶縁不良がないこと。
2.2
燃料ポンプ (1)配管 燃料油の漏れの有無を調べる。 漏れがないこと。
(2)グランド部 シール部について燃料油の漏れ及び異常昇温の有無を調べる。 漏れ又は異常昇温がないこと。
(3)軸受 振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適当であること。
(4)回転部 異常音及び異常振動の有無を調べる。 異常音又は異常振動がないこと。
2.3
主バーナ本体 (1)ノズル、スタビライザ(保炎器)及びアトマイジングカップ 焼損、変形、損耗及びすす等の付着の有無を調べる。 焼損、変形、損耗又はすす等の付着がないこと。
(2)ロータリバーナの軸受 振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適正であること。
(3)空燃比調節機構 O2 メータ、CO2 メータ等により、空燃費( 空燃空気と燃料の比率) を調べる。 O2 値、CO2 値等が適正であること。
2.4
パイロットバーナ本体 バーナ [1] 焼損、変形、損傷及びすす等の付着の有無を調べる。
[2] 点火炎の位置、方向及び長さを調べる。
[3] ガス燃料を使用するものにあっては、ガス圧を調べる。 [1] 焼損、変形、損傷又はすす等の付着がないこと。
[2] 主炎を点火するために適正な位置、方向及び長さであること。
[3] 正常な圧力範囲内にあること。
2.5
油ストレーナ 金網等 [1] 損傷の有無を調べる。
[2] 編目の詰まりの有無を調べる。
[3] 金網取付け部の透き間の有無を調べる。 [1] 損傷がないこと。
[2] 詰まりがないこと。
[3] 透き間がないこと。
2.6
耐火材及びバーナタイル バーナタイル及び炉壁 のぞき窓、たき口等から、変形、焼損、脱落、損傷及びすす等の付着の有無を調べる。 変形、焼損、脱落、損傷又はすす等の付着がないこと。
2.7
ストーカ及び火格子 (1)ストーカ 運転状態を調べる。 運転が円滑に行われていること。
(2)火格子 目詰まり、損傷、焼損及び変形の有無を調べる。 目詰まり、損傷、焼損及び変形がないこと。
2.8
通風機 (1)回転部 損傷、摩耗、汚れ及び腐食の有無を調べる。
[2] 異常音及び異常振動の有無を調べる。 [1] 損傷、著しい摩耗、汚れ又は腐食がないこと。
[2] 異常音又は異常振動がないこと。
(2)軸受 異常振動、油漏れ及び過熱の有無並びに給油状態を調べる。 異常振動、油漏れ又は過熱がなく、油量及び油質が適正であること。
(3)ベーン及びダンパ 作動状態を調べる。 円滑に作動し、開度の変化が正常であること。
2.9
煙道及び煙突 外面 [1] 局部過熱による変色の有無を調べる。
[2] 破損、腐食及び割れの有無を調べる。
[3] ドラフトゲージ等により、通風の状態並びにガス漏れ及び空気の漏入の有無を調べる。 [1] 変色がないこと。
[2] 著しい破損、腐食又は割れがないこと。
[3] 通風が適正であり、ガス漏れ又は空気の漏入がないこと。
2.10
爆発戸 (1)可動板及び取付け枠 [1] 変形及び焼損の有無並びに可動状態を調べる。 変形又は損傷がなく、可動状態が正常であること。
(2)押さえばね 折損、さび及び汚れの有無を調べる。 折損、著しいさび又は汚れがないこと。
2.11
サービスタンク (1)油面調節器 [1] フロートスイッチの作動状態を調べる。
[2] フロートの損傷の有無及び動きの状態を調べる。
[3] ベローズのき裂及び燃料油の漏れの有無を調べる。 [1] 正常に作動すること。
[2] 損傷がなく、動きが円滑であること。
[3] き裂又は漏れがないこと。
(2)油面計 作動状態を調べる。 正常に作動すること。
備考 (注記)印を付した検査は、当該ボイラーの関係部分の作動を停止し、安全を確認した上で実施すること。

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