昭和60.12.18 自主検査指針公示第8号 4 横行機械装置|安全衛生情報センター
4 横行機械装置
4.1
電動機
取付け脚部
[1]
取付け脚部のき裂の有無を調べる。
[2] 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
[1] き裂がないこと。
[2] 緩み又は脱落がないこと。
4.2
軸継手
(1)キー及びキー溝
[1]
キーの緩み、抜け出し及び変形の有無を調べる。
[2] キー溝のき裂及び変形の有無を調べる。
[1]
緩み、抜け出し又は著しい変形がないこと。[2]
き裂又は著しい変形がないこと。
(2)軸 心
軸継手を作動させ、周振れ及び面振れの有無を調べる。
著しい周振れ又は面振れがないこと。
(3)皮(ゴムブシュ)
緩み、変形及び摩耗の有無を調べる。
緩み、著しい変形又は摩耗がないこと。
(4)歯車形軸継手
給油状態及び油漏れの有無を調べる。
給油が適正で、油漏れがないこと。
(5)チェン形軸継手
給油状態を調べる。
給油が適正であること。
(6)ボルト及びナット
ボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
緩み又は脱落がないこと。
4.3
ブレーキ
(1)ブレーキ
ブレーキの効き具合を調べる。
片効き等がなく、効き具合が適正であること。
(2)電磁ブレーキ
電磁石の作動状態を調べる。
異音又は異臭がなく、作動が円滑であること。
(3)押上機ブレーキ
[1]
ロッドの曲がりを調べる。
[2] 油漏れの有無及び油量の適否を調べる。
[1]
著しい曲がりがないこと。
[2] 油漏れがなく、油量が適正であること。
(4)ブレーキドラム及びブレーキシュー
[1]
ドラムの取付け部(キー、ボルト、カップリング等)の緩みの有無を調べる。
[2] ライニングのはく離、摩耗及び損傷の有無を調べる。
[3] ピンのさび付き及びばねの衰損の有無を調べる。
[4] ドラムとライニングとのすき間の適否を調べる。[5]
ドラムのき裂、摩耗及び損傷の有無を調べる。
[1] 緩みがないこと。
[2] はく離、著しい摩耗又は損傷がないこと。
[3] さび付き又は衰損がないこと。
[4] すき間が適正であること。
[5] き裂、著しい摩耗又は損傷がないこと。
(5)ストローク及びトルクの調整機構
[1]
ストローク及びトルクの調整機構の異常の有無を調べる。
[2]
レバー、ピン、ロッド及びねじのき裂、摩耗及び曲がりの有無を調べる。
[1]
調整量が適正で、作動が円滑であること。
[2] き裂、著しい摩耗又は曲がりがないこと。
(6)取付けボルト
ボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
緩み又は脱落がないこと。
4.4
歯車類
(1)歯 車
[1]
異音、発熱及び振動の有無を調べる。
[2] 歯面の摩耗及び損傷の有無を調べる。
[3] ボス、アーム、歯等のき裂、変形及び損傷の有無を調べる。
[4] キーの緩み、抜け出し及び変形の有無を調べる。
[5] キー溝のき裂及び変形の有無を調べる。
[6] 歯当たり及び噛み合い状態の異常の有無を調べる。
[7] 給油状態を調べる。
[1]
異音、著しい発熱又は振動がないこと。
[2] 著しい摩耗又は損傷がないこと。
[3] き裂、著しい変形又は損傷がないこと。
[4] 緩み、抜け出し又は著しい変形がないこと。
[5] き裂又は変形がないこと。
[6] 片当たりがなく、噛み合い深さが適正であること。
[7] 給油が適正であること。
(2)ギヤケース
[1]
き裂、変形及び損傷の有無を調べる。
[2] 油量の適否及び油の汚れの有無を調べる。
[3] 油漏れの有無を調べる。
[4] 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
[1]
き裂、著しい変形又は損傷がないこと。
[2] 油量が適正で、油に著しい汚れが無いこと。[3]
油漏れがないこと。
[4] 緩み又は脱落がないこと。
(3)ギヤカバー
[1]
き裂、変形及び損傷の有無を調べる。
[2] 取付けボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
[1]
き裂、著しい変形又は損傷がないこと。
[2] 緩み又は脱落がないこと。
4.5
軸
(1)軸
軸の変形及び摩耗の有無を調べる。
著しい変形又は摩耗がないこと。
(2)軸心
軸を作動させ、振れの有無を調べる。
著しい振れがないこと。
(3)キー及びキー溝
[1]
キーの緩み、抜け出し及び変形の有無を調べる。
[2] キー溝のき裂及び変形の有無を調べる。
[1]
緩み、抜け出し又は著しい変形がないこと。[2]
き裂又は著しい変形がないこと。
4.6
軸 受
(1)軸受本体
[1]
き裂及び損傷の有無を調べる。
[2] 給油状態を調べる。
[1]
き裂又は損傷がないこと。
[2] 給油が適正であること。
(2)すべり軸受
[1]
ブシュの摩耗の有無を調べる。
[2]
無負荷及び負荷状態における焼き付き及び発熱の有無を調べる。
[1]
著しい摩耗がないこと。
[2] 焼き付き又は著しい発熱がないこと。
(3)ころがり軸受
無負荷及び負荷状態における異音、振動及び発熱の有無を調べる。
異音、異常振動又は著しい発熱がないこと。
(4)取付けボルト
ボルト及びナットの緩み及び脱落の有無を調べる。
緩み又は脱落がないこと。
4.7
横行車輪
(1)フランジ
き裂、変形、摩耗及び損傷の有無を調べる。
き裂、著しい変形、摩耗又は損傷がないこと。
(2)ボス及びウェブ
き裂、変形、摩耗及び損傷の有無を調べる。
き裂、著しい変形、摩耗又は損傷がないこと。
(3)踏面
[1]
踏面の摩耗の有無を調べる。
[2] 左右の動輪及び従輪の直径差を調べる。
[3] き裂及び変形の有無を調べる。
[1]
著しい摩耗がないこと。
[2] 著しい直径差がないこと。
[3] き裂又は著しい変形がないこと。
(4)車輪軸受
(1)すべり軸受
[1]
ブシュの摩耗の有無を調べる。
[2]
無負荷及び負荷状態における焼き付き及び発熱の有無を調べる。
[3] 給油状態を調べる。
[1]
著しい摩耗がないこと。
[2] 焼き付き又は著しい発熱がないこと。
[3] 給油が適正であること。
(2)ころがり軸受
[1]
無負荷及び負荷状態における異音、振動及び発熱の有無を調べる。
[2] 給油状態を調べる。
[1]
異音、異常振動又は著しい発熱がないこと。 [2]
給油が適正であること。
(5)車輪ボスとサドル側板間のサイドプレート
摩耗の有無を調べる。
異常摩耗がないこと。