車両系建設機械の定期自主検査指針(平成25年7月1日 自主検査指針公示第19号により廃止)|安全衛生情報センター
(平成25年7月1日 自主検査指針公示第19号により廃止)
5.2 振動ローラー
5.2.1
原動機
ディーゼルエンジン
共通事項1.1.1
ディーゼルエンジンの検査方法及び判定基準を適用すること。
5.2.2
動力伝達装置
(1) 遠心クラッチ
作動させて無負荷及び負荷状態における異常振動、異音及び異常発熱の有無を調べる。
異常振動、異音又は異常発熱がないこと。
(2) カップリング
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
(3) 分配機
[1]
エンジンを始動させ、異音及び異常発熱の有無を調べる。
[2] ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。
[3] ケースからの油漏れの有無を調べる。
[1]
異音又は異常発熱がないこと。
[2] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。
[3] 油漏れがないこと。
(4)
トランスミッション
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
(5) 減速機
[1]
走行させて異音及び異常発熱の有無を調べる。
[2] ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。
[3] ケースからの油漏れの有無を調べる。
[1]
異音又は異常発熱がないこと。
[2] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。
[3] 油漏れがないこと。
(6)
プロペラーシャフト
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
5.2.3
振動装置
(1) 振動機
[1]
作動させて異音及び異常発熱の有無を調べる。
[2] ケース内の油量及び油の汚れの有無を調べる。
[3] ケースからの油漏れの有無を調べる。
[1]
異音又は異常発熱がないこと。
[2] 油量が適正で、著しい汚れがないこと。
[3] 油漏れがないこと。
(2) ベルト
[1] たわみを調べる。
[2] 損傷及び摩耗の有無を調べる。
[1]
メーカーの指定する基準値内であること。
[2] 損傷又は著しい摩耗がないこと。
(3) 防振ゴム
[1]
へたり,劣化、ひび割れ及び損傷の有無を調べる。
[2] 取付けボルト及びナットの緩みの有無を調べる。
[1]
へたり,劣化、ひび割れ又は損傷がないこと。
[2] 緩みがないこと。
5.2.4
走行装置
(1) ヨーク
[キングピンを含む。]
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
(3) ホイール
(タイヤ)
[1] 空気圧を調べる。
[2] き裂、損傷及び偏摩耗の有無を調べる。
[3] 溝の深さを調べる。
[4] 金属片、石その他の異物のかみ込みがないを調べる。
[5] ホイールナット及びボルトの緩みの有無を調べる。
[6]
リム、サイドリング及びホイールディスクのき裂、損傷及び変形の有無を調べる。
[7]
走行させ、又は車輪を浮かせて駆動し、ホイールベイリング部のがた、異音及び異常発熱の有無を調べる。
[1]
メーカーの指定する基準値内であること。
[2] 走行上支障となるき裂、損傷又は摩耗がないこと。
[3] 規定値以上であること。
[4] 異物のかみ込みがないこと。
[5] 緩みがないこと。
[6] 走行上支障となるき裂、損傷又は変形がないこと。
[7] がた、異音又は異常発熱がないこと。
5.2.5
操縦装置
(1) 棒ハンドル
〔ハンドガイド式〕
[1]
き裂、損傷及び変形の有無を調べる。
[2] 取付け部のがたの有無及びロックの効き具合を調べる。
[1]
き裂、損傷又は著しい変形がないこと。
[2] がたがなく、効きが適正であること。
(2) ハンドル
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
(6)
パワーステアリング装置
油圧倍力装置を含む。
〃
5.2.6
制動装置
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
5.2.7
作業装置
(1) 散水装置
a ポンプ駆動装置〔電動式〕
5.1
ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
5.2.8
油圧装置
(1) 作動油タンク
共通事項1.2
油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。
(8) 方向制御弁
共通事項1.2
油圧装置の検査方法及び判定基準を適用すること。
5.2.9
操作装置
5.2.10
安全装置
5.2.11
車体関係等
5.1ロードローラー及びタイヤローラーの検査方法及び判定基準を適用すること。
5.2.12
総合テスト
走行及び作業テストを行い、機能を調べる。
各装置が正常に作動し、異常振動、異音又は異常発熱がないこと。