建設工事における労働災害の防止については、かねてからその徹底を図ってきたところであるが、去る3月13日、
別添1のとおり静岡県のビル解体工事現場において、解体中のビルの外壁の一部が道路上に落下し、解体作業を行っていた作業者2名が墜落し被災するとともに、道路上の車両2台が外壁の下敷きとなり、搭乗者4名が被災するという重大な災害が発生したことは、誠に遺憾である。
本災害の原因については現在調査中であるが、今後同種災害が発生しないよう、
別添2により関係業界団体に対し標記について要請を行ったところである。
ついては、各局においても、コンクリート造の工作物の解体作業において、実地調査、監督指導等を実施する際に、適切な指導を行い、同種災害の再発防止の徹底を図られたい。