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九大セブンステップス
〜学生の海外渡航に係る
全学的危機管理体制整備のガイドライン〜
2019 年 3 月版
2019 年 3 月 25 日国際交流専門委員会了承
九州大学
(教職員用)
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はじめに 〜本ガイドラインの趣旨と役割〜
留学や研究・研修活動を目的とした海外渡航をする本学の学生数は、平成 27 年度では 995 名、平成 28 年
度では 1,101 名、平成 29 年度においては 1,995 名、と短期間において急速に増加しており、本学学生の
学習・研究活動の国際化が飛躍的に進んでいると言える。一方、海外留学を志す学生の興味・関心分野や目
的は年々多様化・複雑化しており、それを反映して、留学期間、渡航先、学修活動内容、活用・参加する留
学の手段(プログラムなど)などの留学形態も、年々多様化・複雑化しているのが現状である。
また、平成 30 年 4 月にスタートした本学・共創学部では、全ての日本人学生に一定期間の留学をその卒業
要件として課するなど、
「グローバル人材の育成」という時代の要請にこたえるべく、学生の国際的学びの
推進に総力を挙げて取り組んでいる。これに伴い、本学学生の留学形態の多様化・複雑化も、今後ますます
進行していくものと考えられる。
このような状況の下、大学機関として企画・実施している海外留学プログラムにより学生を海外に派遣する
際には、1学生の安全で健やかな留学遂行のために、海外渡航中に起こりうる様々な危険・リスクの可能な
限りの事前回避、そして2万が一有事が起こった際の説明責任や事後対応の必要性などの観点から、社会通
念上適切な対処・対応、の取り組みを体制だてることが強く望まれている。よって、本学においても、学生
の海外派遣に係る危機管理の在り方を今一度見直し、上記 2 点に係る体制を整備していく必要がある。
一方、急速に多様化・複雑化する留学形態と、海外渡航に係る予測されるリスクや過去の様々な事例などを
全て網羅する形で、個別のケースに向けた詳細な対策案を策定し、マニュアル化することは極めて困難であ
るのみならず、実用性の点で問題が発生する。これまでの国内外の他の主要大学や国際教育関連の外郭団体
等の知見からも、詳細な危機管理マニュアルを作成したとしても、実際の学生の支援や緊急時対応において
著しく実用性に欠けるため、このような対応は高等教育機関の取り組みとして不適切なもの、と強く否定的
に評されている傾向にある。
本学では、これら今般の国際的な動向を踏まえながら検討を重ね、本学全体としての、学生の海外渡航に関
する全学的危機管理体制整備のための学内教職員用の指針として、本ガイドラインを作成した。本ガイドラ
インの役割は、危機管理や有事の際の個別ケースの詳細な対策マニュアル案ではなく、本学の各部局が企
画・実施する各種海外(派遣)留学プログラムに従事する学内教職員が、その危機管理に係る現在の取り組み
の確認と今後の体制作りにあたり、全学的な指針として参照及び適用されることである。このガイドラン
は、全学的指針として、各部局の現行もしくは今後企画・実施される各種留学プログラムの機能性や独自性
を極力損なわず、柔軟性をもって適用されるよう配慮して作成されている。この全学的指針に基づき、各プ
ログラムにおいても、参加学生が安全・健康を維持しながら海外留学を遂行し、また、万が一学生が思いが
けず有事に巻き込まれた際などには、本学の一部として迅速かつ遺漏のない、社会通念上適切と考えられる
対処・対応を行えるための体制をそれぞれ整備していくことが望まれる。
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本ガイドラインでは、この指針を「九大セブンステップス」と称し、学生の海外渡航に関する危機管理に係
る一連の取り組みを時系列的に 7 つの段階(ステップス)分け簡易に説明する。この「九大セブンステップ
ス」なる名称は、各部局や各プログラムの枠を超えて危機管理体制作りに取り組んでいくための全学的なチ
ーム意識の醸成を促し、且つ、全学的指針として各プログラム担当者間における速やかな認識を促すため、
戦略的に覚えやすさと内容の自明性を込めて命名したものである。
本ガイドラインでは、本学の学生派遣に係る危機管理の取り組みの背景、必要性、留意点を説明し、
「九大
セブンステップス」の概要、そして各ステップの説明を実践例等を交えながら解説していく。
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目次
1. 大学機関における危機管理体制整備の背景 ....................................... Pp. 6-7
2. 危機管理体制整備の重要性 ....................................... Pp. 8-9
3. 危機管理体制整備にあたり考慮する要素 ....................................... P. 10
4. 「九大セブンステップス」の概要 ....................................... Pp. 11-12
5. 「九大セブンステップス」適用の際の留意点 ....................................... P. 13
6. 「九大セブンステップス」各ステップの説明 ....................................... Pp. 14-39
留学前の取り組み ステップ1 「サイトチェック」 Pp. 15-19
ステップ2 「関連情報提供」 Pp. 20-22
ステップ3 「安全教育・指導」 Pp. 23-28
渡航中の取り組み ステップ4 「各種相談対応」 P. 29
ステップ5 「危機・緊急時対応」 Pp. 30-35
帰国後の取り組み ステップ6 「留学後学生報告」 Pp. 36-37
ステップ7 「関係者間情報共有」 Pp. 38-39
添付資料1 プレゼンテーション資料:
「セブン・ステップス」
~危機管理体制モデル学生派遣に係る危機管理 の取り組みの事例~
添付資料2 学生派遣先サイトチェック・フォーム
添付資料3 九州大学交換留学プログラム・留学事後報告書
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参考資料・情報源
1. 文部科学省「大学における海外留学に関する危機管理ガイドライン」
(平成 29 年 4 月)
URL: http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1384531.htm
2. Drennan, Lynn T. & McConnell, Allan. 2007. Risk and Crisis Management in the
Public Sector. New York: Routledge.
3. Martin, Patricia C. 2017. Crisis Management for Education Abroad. NAFSA:
Association of International Educators.
4. 九州大学留学生センター Outbound 危機管理検討 WG
WG 長: 留学生センター長・渡邊 公一郎 教授
WG メンバー: 留学生センター・日本語教育部門 郭 俊海 教授
留学生センター・留学生指導部門 肥後 裕輝 教授
国際交流推進室・JICA 稲村 次郎 特任教授
留学生センター・日本語教育部門 大神 智春 准教授
留学生センター・国際教育部門 生田 博子 准教授
留学生センター・国際教育部門 岩崎 真紀 准教授
学務部留学生課(現在は国際部留学課)
、国際交流推進室
全5回開催 第 1 回 2017 年 4 月 18 日(火)
第 2 回 2017 年 5 月 9 日(火)
第 3 回 2017 年 5 月 23 日(火)
第 4 回 2017 年 6 月 8 日(木)
第 5 回 2017 年 6 月 19 日(月)
5. 九州大学 FD・SD オープンセミナー 「魅力ある短期留学プログラムをつくる。」2017 年 12 月 7 日開催(共催: 国際交流推進室・SHARE オフィス支援室・留学生センター)
下記の添付資料を参照:
添付資料1 プレゼンテーション資料:
「セブン・ステップス」~危機管理体制モデル学生派遣
に係る危機管理 の取り組みの事例~
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1.大学機関における危機管理体制整備の背景
留学や研究を目的として海外・外国に渡航する大学生数は、2004 年よりやや鈍化を見せているもの
の、世界規模では増長の傾向にあり、日本国内の大学機関、そして本学においても同様の傾向がみられ
る。また、前述したように、海外留学を志す学生の目的や興味・関心分野は年々多様化・複雑化してお
り、留学期間や渡航先、活動内容、そして運営や実施の体制的な手法などの留学形態も年々多様化・複
雑化している。
本学では、数多くの海外(派遣)留学プログラムが企画・実施されており、その数も近年急激に増加して
いるが、管理・運営側の観点から、それらの多様な留学プログラムは以下の 3 つのカテゴリーに大別さ
れる。
1) 交換留学プログラム(大学間交換留学/部局間交換留学)
2) 短期留学プログラム(全学型/部局型/外部機関委託型)
3) ダブルディグリープログラム(DD)
この他にも、以下の例にみられるように、学生が自身で申請・参加する学外の機関/団体が実施する海
外派遣プログラムや制度も多種多様に存在する。
► 海外の大学等が実施する留学プログラム(サマースクール等)
► 海外の研究機関等への研究留学
► 海外インターンシップ/ 海外ボランティア
► 海外で開催される国際会議
► 語学留学、など
この様な多種多様の形態の海外(派遣)留学のためのプログラムや制度を用いた学生の国際的学びが年々
推進される一方、世界に目を向けてみると、スリや置き引きといった一般犯罪や地震や洪水等の不可避
的な自然災害のみならず、文化不適応等によるメンタル・ヘルスの問題、人身売買や違法薬物の売買な
どを目的とする国境を越えた組織的犯罪活動、そして、近年では、安全とされている国々の主要都市で
多発しているテロ事件等、今日の学生の留学形態の変容と並行して、海外渡航を取り巻く国際的な環境
や情勢、そしてそれらのリスクや緊急事態の事例も多様化・複雑化を見せている。これを受け、広く一
般社会において、留学を含む学生の海外渡航に対する治安や健康問題への不安が急速に高まっている。
我が国においては、今般、文部科学省が、日本人学生の海外留学を促進することにより次世代を担うグ
ローバル人材の育成に精力的に且つ戦略的に取り組んでいるところであるが、上述の昨今の世界情勢を
踏まえつつ、海外に留学する学生の適切な安全管理を図るため、外務省との連携により平成 29 年 4 月
に「大学における海外留学に関する危機管理ガイドライン」が策定された。
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このガイドラインでは、下記に示される通り、大学機関における危機管理体制整備にあたって特に重要
な事項として 2 点について言及されており、各大学における迅速かつ適切な対応を強く求めている。
文部科学省「大学における海外留学に関する危機管理ガイドライン」
(平成 29 年 4 月策定)
危機管理体制整備に係る2大主要事項
1 学生の意識啓発
 「自分の身は自分で守る」という心構え/危険な場所には近づかない。
 海外では日本にいる時以上に自ら安全確保に努める。
 海外では常に「(日本の)しろまるしろまる大学の学生」としての自覚を持ちながら行動する。
 海外旅行保険の加入/「在留届」
「たびレジ」への登録の徹底、など。
2 大学における危機管理体制整備
 学内の意思決定ルートの確立
 学生の海外留学状況の把握/留学中の渡航先および国内連絡先の把握
 学生の渡航先等に関する安全情報の収集
 学内の連絡体制の確認(共有)
 関係省庁の連絡先の確認(共有)
 (有事の際)巻き込まれた学生や周囲の学生等のケア/メディア等対外的対応、など。
文部科学省ガイドライン HP:
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1384531.htm
本資料で紹介・説明する「九大セブンステップス」は、上記の文部科学省によるガイドラインの趣旨を
余すところなく取り入れた、全学的な危機管理体制整備のための指針である。各部局で既に実施してい
る、そして今後新たに企画していく多種多様な海外(派遣)留学プログラムにおいて可能な限り一貫・共
通して適用されることを目的に、プログラム運営関係者間での理解と周知のし易さ、そしてプログラム
の実施にあたり適用・実践のし易さ、の2点を主眼に置いた本学の教職員向けのガイドラインとして作
成され、ここに紹介・説明するものである。
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2.危機管理体制整備の重要性
本学を含め、国内外の高等教育機関が学生の海外渡航に対する危機管理体制を戦略的に整備することの重要
性として、以下の 3 つの理由が挙げられる。
理由1 派遣学生の安全と健康の維持
現在そして今後、海外留学を希望する学生自身を可能な限り安全に海外に派遣し、そして無事・健康に帰国
させることである。このため、本学内の各部局で企画・実施される各種留学プログラムにおいては、学生の
留学先となる国/地域や留学先機関やその周辺地域等の治安情報や現地の危機管理体制と取り組みに係る情
報等を可能な限り事前に入手し、その派遣先(学生の留学先)危機管理の観点から適切であるか否かを評
価・判断することが重要になる。
理由2 有事の際の迅速・適切な対応の準備
予測しなかった事態や事故の発生などの緊急時や有事の際に、迅速に且つ適切に対処・対応できるよう各種
留学プログラムとして備えることである。海外滞在時の身の安全や健康を脅かす事態の発生を全て未然に、
且つ完全に防ぐことは、本質的に困難であるのもまた事実である。よって、万が一有事が発生した場合は、
海外渡航中の学生の身の安全の確保・改善を第一に考慮しつつ、あらかじめ整備した危機管理指針・体制に
基づき、現地の情報を速やかに収集し対策を講じる等、的確かつ迅速な対応を図らなければならない。しか
し同時に、渦中にある当該学生の親族等、特別の配慮を要する存在があることにも留意する必要がある。こ
のように、有事の際には社会通念上適切と考えられる対策を講じ、またそれら関係者(ステークホールダ
ー)に対して十分な説明責任を果たしていくことも、本件の重要性のうちの一つである。
理由3 有事の際の「大学の保護」に備える
3 つ目は、大学の社会的評価や評判の保護である。社会通念上適切な危機管理体制整備のための全学的な指
針を策定し、各部局の各種留学プログラムがそれに基づいた適切な取り組みを実践していること自体が、本
学に対する各方面からの信頼や評価を得ることにつながる。そして、その信頼と評価が、今後も期待される
継続的な学生派遣の推進にも資すると考えられる。また、予測しなかった事態や事故の発生などの有事の際
でも、当事者の学生を取り巻く関係者(ステークホールダー)に対して十分な説明責任を果たしていくこと
により、広く一般社会における本学の教育機関としての信頼や評判(レピュテーション)へのダメージの緩
和に資する、という側面も危機管理体制づくりの重要な理由である。
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本ガイドラインにおいては、以下を「有事の際に想定される主要な関係者(ステークホールダー)
」として
位置付けている。
► 留学中の学生(当事者)
► 学生の親族(保護者・親など)
► 本学関係者(総長、担当理事、事務局関係各部、その他教職員、他の学生、など)
► 留学先機関及び海外連携機関(派遣先大学、研究機関、留学支援機関、企業など)
► 関係各省庁等(文部科学省、外務省、在外公館、など)
► マスコミ
► 産業界(本学と産学連携を行っている企業など)
► 国内のその他の高等教育機関
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3.危機管理体制の整備にあたり考慮する要素
上記の 3 つの重要性に基づき、本学全体として効果的な危機管理を実行するために、次の4つの要素を兼ね
備えた戦略的な体制を整備していく必要がある。以下に説明する「九大セブンステップス」は、これらの要
素を有機的に含んだ指針として創案されている。
要素1 説明責任(Accountability)
その危機管理の体制と実践は、社会通念上適切と考えられる内容と範囲のものであり、学内外に対して十分
に説明できる体制があること。
要素2 情報開示(Transparency)
その危機管理の体制と実践を、適切な範囲で学内外に対して常時開示していること。
(これらに係る情報が
学内外から容易にアクセスできる体制であること)
要素3 実行可能性(Feasibility)
その危機管理の体制と実践は、過重な労力・負荷を伴わずに実行できる内容と範囲であること。
(高等教育
機関の中核となる業務は研究と教育の遂行であり、これらの業務の遂行に支障をきたさない内容と範囲であ
ること)
要素4 継続可能性(Sustainability)
その危機管理の体制と実践は、一時的・一過性ものではなく、各州留学プログラムとして継続的に実行でき
る内容と範囲のものであること。
Page 11 of 394.「九大セブンステップス」の概要
本学学生の海外渡航に係る危機管理体制整備の指針である「九大セブンステップス」は、その名の通り、体
制整備とその実践の流れを時系列的に 7 つの段階に分け、それぞれを「ステップ」として準え簡易に説明資
理解と認識を促すものである。下のイラスト1「
『九大セブンステップス』全体図」にも表示されるように、
以下の 7 つのステップス(取組)がこの指針を構成する(イラストでは、時系列的に配置しているため順番
が逆に表示されている)。「九大セブンステップス」の構成内容
ステップ1 サイトチェック
ステップ2 関連情報提供
ステップ3 安全教育・指導
ステップ4 各種相談対応
ステップ5 危機・緊急時対応
ステップ6 留学後学生報告
ステップ7 関係者間情報共有
且つ、同じイラストにも表示されているように、その「九大セブンステップス」の 7 つの構成内容は、海外
留学に臨む学生を支援する大学の立場から、時系列的に「留学前」、「渡航中」、「帰国後」の3段階のカテゴ
リーに区分けし、各ステップの役割の理解を明確にすることができる。
イラスト1 「九大セブンステップス」全体図
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また、下のイラスト2「
『九大セブンステップス』のサイクリカルな適用と実践」にも表示されるように、こ
の指針に示される一連の体制作りとその取り組みの実践は、一過性の活動ではなく繰り返し継続的(サイク
リカル)に行うことが望まれる。危機管理に係る社会情勢・機運や留学プログラムの内容や担当者の変更な
どは、常に起こりうることであり、またそのプログラムの安全性を継続的に充実させ、それに合わせた取り
組みの実践を着実に行うことで、その危機管理体制を盤石に構築していくことが望まれる。この指針のサイ
クリカルな実施の意義と手法は、次ページ以降に説明する各ステップでの取り組みにつぃて(特にステップ
7にて)明確にする。
イラスト2 「九大セブンステップス」のサイクリカルな適用と実践
Page 13 of 395.「九大セブンステップス」の適用の際の留意点
前述した通り、
「九大セブンステップス」は、本学学生の海外渡航に係る危機管理体制の整備のための指針で
あり、全学的な指針として、各部局の各種海外(派遣)留学プログラムの危機管理体制づくりにあたって適用
されることを目的とする。そして、実際の各種プログラムレベルで適用する際には、以下2つの留意点に十
分に配慮しながら行うことが望まれる。
留意点1 各種海外(派遣)留学プログラムへの柔軟な適用
本学が全学的に主催する海外(派遣)留学プログラム(大学間協定に基づく交換留学プログラムなど)
、部局独
自のプログラム、海外の大学等が主催する留学プログラム、民間団体に委託する留学プログラム等、様々な
プログラムの実施形態が存在し、その内容や目的、そしてその実施にあたり連携・協力する機関や団体など
との関係性も、実に多種多様である。よって、それぞれの留学プログラムの意義や機能、そして特性を著し
く損なうことがないよう、
「九大セブンステップス」の適用の実際にあっては、それぞれの形態・目的・今後
の展望に適した適用の仕方を検討・実施していくことが望まれる。
また、すでに実施されている留学プログラムについては、本指針に照らし合わせ学生の海外渡航に関する危
機管理体制を改めて点検し、必要に応じて改善を図ると共に、これから新規プログラムを開発する場合に
は、まず本指針に基づく危機管理体制を構築したうえで実施することを強く求めるものである。
留意点2 「九大セブンステップス」適用・実践に向けたチーム形成
各部局の各種海外(派遣)留学プログラムの危機管理体制の整備に向けて「九大セブンステップス」を適用す
るに先立って、まずそのプログラムを担当する教職員メンバーとその役割を明確にすることが重要である。
それら複数名のプログラム担当者を「〇〇留学プログラム担当チーム」として組織し、チームで有機的かつ
機動的に連携しながら各ステップに取り組んでいくことが望ましい。
本指針が推奨する「留学プログラム担当チーム」の構成員は以下の職域・役割の人達を含む:
► プログラム担当代表教員
► プログラム担当・協力・連携教員 (複数名)
► プログラム担当事務職員 (複数名)
Page 14 of 396.「九大セブンステップス」各ステップの説明
以下のページにて、本学学生の海外渡航に係る危機管理体制の整備のための全学的指針「九大セブンステッ
プス」を構成する各ステップを説明していく。ステップ1から7まで、それぞれの「目的」
「理由(重要性)」
および「具体的な取り組み」を、参考事例(九州大学交換留学プログラムのケースなど)を交えながら説明す
る。
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ステップ1
(留学前の取り組み)
このステップの目的:
► 学生の留学(派遣)先の国・地域および教育機関とその周辺環境について、危機管理の観点から情報を
確認・収集(サイトチェック)し、留学サイトとして適切か、事前評価を行う。
このステップを行う理由:
► 事前(学生の海外渡航前)に留学サイトの環境・治安状況などを把握し、留学(派遣)する学生の安全
と健康を守るため。
► 事前(学生の海外渡航前)に留学サイトの情報把握を行い、事前評価を行っていた事実を記録に残し、
非常時・緊急時の際などに、必要に応じて対外的な説明責任を果たすため。
具体的な取り組み:
1) 最初に、学生の留学(派遣)先の国・地域全体の安全状況に係る基本情報を確認する。
► 外務省「海外安全の 4 つの目安」を確認する。
 外務省の「海外安全ホームページ」には、世界各国/地域の安全情報が常時掲載・更新されて
おり、安全対策の 4 つの目安(レベル1〜4)が示されている。ここで、留学プログラム担当
チーム(もしくは代理となる担当者)が担当する留学(派遣)プログラムが実施される国・地
域に該当する安全対策を確認する。
外務省「海外安全ホームページ」URL: http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
► 「九州大学における外務省海外安全カテゴリーへの対応方針」に従って留学可否の判断をする。
 本学では、この 4 つの目安(レベル1〜4)それぞれに応じた対応方針を「九州大学における
外務省海外安全カテゴリーへの対応方針」として定めている。これに基づき、また必要に応じ
サイトチェック
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て留学(派遣)先国・地域の安全に係る追加情報を収集・吟味して、担当する留学プログラム
実施の可否を決定する。P. 18 にある参考資料1「九州大学における外務省海外安全カテゴリ
ーへの対応方針」には、文部科学省が定める「4 つの目安」とそれに対応する本学の判断基準
の両方が記載されている。
 また、P. 19 にある参考資料2「
『九州大学における外務省海外安全カテゴリーへの対応方
針』をめぐる参考実例」を参照し、具体的な事例から、このステップの取り組みの実際を当該
留学プログラム担当チーム全員で学んでおく。
2) 次に、学生の留学(派遣)先の教育機関(海外の大学など)の安全・健康・危機管理に
対する取り組みやそれに資するリソース、および周辺環境の安全状況に関する情報を収
集・確認する。
► 本学が備えている「学生派遣先サイトチェック・フォーム」を使用し、可能な限りの情報を収集し
記録に残す。
 下記の添付資料を参照:
添付資料2「学生派遣先サイトチェック・フォーム」を参照。
► 5 年以上など一定期間に渡る学生の継続的な派遣実績があり、過去に危機管理の観点から大きな懸
念事項が経験的に見受けられない留学先の場合は、その事実をもって「周辺環境の安全状況に関す
る情報を収集・確認できているもの」と看做し、本フォームへの記入を要する必要はない。
► 特に新規に企画する留学(派遣)プログラムの場合は、本学の留学プログラム担当チームのメンバ
ーが現地訪問し、情報収集のうえ、本フォームへの三入をすることが望まれる。
► 諸事情により、上記の実行が困難な場合には、本フォームを派遣先機関の担当者等に送付し、可能
な範囲での記入を求める、もしくはプログラムの企画や実施に関する協議を派遣先機関の担当者等
と行う際に口頭で確認し、その情報の記入は留学プログラム担当チームが行う、などの方法も検討
する。
3) 最後に、このステップで確認・収集した情報の包括的な確認・評価に基づき、プログラ
ム実施の可否を最終決定する。
► 「九州大学における外務省海外安全カテゴリーへの対応方針」に照らし、留学(派遣)先が安全な
サイトであることを確認し、
「学生派遣先サイトチェック・フォーム」を用いた一定の情報収集を
経て、それらの情報を留学プログラム担当チームで包括的に検証すると共に、適正に評価し、最終
的なプログラム実施の可否を決定する。
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► 評価の段階で、留学サイト(受入れ教育機関等)の安全・健康・危機管理に対する取り組みやそれ
に資するリソースに対して、要望や要求する事項がある場合には、留学サイト側に依頼もしくは交
渉することを検討する。
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参考資料1 「九州大学における「外務省海外安全情報カテゴリー」への対応方針
九州大学における「外務省海外安全情報カテゴリー」への対応方針
〜学生の海外渡航に関して〜
レベル 外務省による基準と説明 九州大学の対応
レベル 1 十分注意してく
ださい。
その国・地域への渡航、滞在に当たっ
て危険を避けるため特別な注意が必要
です。
プログラム責任者が十分な注意を
払い、実施又は継続することがで
きる。(注記)1
レベル 2 不要不急の渡航
は止めてくださ
い。
その国・地域への不要不急の渡航は止
めてください。渡航する場合には特別
な注意を払うとともに、十分な安全対
策をとってください。
原則として中止又は帰国させる。
ただし、プログラム責任者が現地
の情報や他国外務省の情報等を勘
案し、十分な安全管理体制が確保
できると判断する場合には実施又
は継続することができる。(注記)2
レベル3 渡航は止めてく
ださい。
(渡航中止勧告)その国・地域への渡航は、どのような
目的であれ止めてください。
(場合に
よっては、現地に滞在している日本人
に対して避難の可能性や準備を促すメ
ッセージを含むことがあります。)中止又は帰国させる。
レベル 4 退避してくださ
い。
渡航は止めてく
ださい。
(退避勧告)
その国・地域に滞在している方は滞在
地から、安全な国・地域へ退避してく
ださい。この状況では、当然のことな
がら、どのような目的であれ新たな渡
航は止めてください。
中止又は帰国(退避)させる。
*学生が個人で申し込む海外派遣プログラム(海外インターンシップ、海外ボランティア、語学留学等)に
ついて、レベル2以上の国/地域への海外渡航・滞在は認めない。
(注記)1 外務省が発信する海外安全情報、大使館が発信する安全・生活情報、及び派遣先機関が発信する安全情
報などを参加学生に提供し、注意を喚起する。
(注記)2 外務省が発信する海外安全情報、大使館が発信する安全・生活情報、及び派遣先機関が発信する安全情
報などを参加学生に提供すると共に、それらの情報を基に、滞在期間中に守るべき行動のルール(移動可能
地域や立入り禁止地域、時間帯、移動方法などの行動規範)を設定し、参加学生に周知する。
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参考資料2 「
「九州大学における外務省海外安全情報カテゴリーへの対応方針」をめぐる参考事例
「九州大学における外務省海外安全カテゴリーへの対応方針」
をめぐる参考実例
【九州大学 大学間交換留学プログラムのケース】
 数年前に、カイロ大学(エジプト)への大学間交換留学を希望する学生がおり、学内選考の結果、合格
となった。
 しかし、当時の「外務省海外安全情報カテゴリー」では、カイロを含むエジプト全土が「レベル 2」で
あったため、
「九州大学における外務省海外安全カテゴリーへの対応方針」に基づき、本学としての留学
のための渡航許可に以下の条件を付けた。
「カイロ大学に大学間交換留学を申請する期日までに、外務省による判断によるカイロ市のレ
ベルが 1 以下になっていること。」 学内選考での結果に基づき、実際にカイロ大学に当該学生の交換留学受入れを申請する際、カイロ市の
レベルが 1 に引き下げられていたため、大学間交換留学派遣生としての渡航を認めた。しかし、本学と
して、交換留学中の学生の身の安全を守るため、以下の内容について誓約してもらった。
「渡航中、外務省『海外安全ホームページ』で示される安全情報カテゴリーがレベル 2 以上の
地域には、いかなる理由があろうと立ち入らないこと。」「カイロ市の安全情報カテゴリーがレベル 2 以上に引き上げられた場合、緊急帰国命令を含
め、九州大学又は在エジプト日本国大使館の指示に必ず従うこと。」 なお、当該学生の留学期間中、カイロの安全情報カテゴリーがレベル2に引き上げられることはなく、
当該学生は、平成 30 年 2 月に交換留学を終え、無事に帰国した。
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ステップ2
(留学前の取り組み)
このステップの目的:
► 各海外(派遣)留学プログラム毎に留学前オリエンテーションを開催し、プログラム参加学生全員に対し
て、留学前の諸手続や留学中・留学後の重要情報に関する情報提供及び説明をする。
このステップを行う理由:
► プログラム参加と安全な学習活動の遂行に必要な重要事項を学生に事前に認識させるため。
► 手続きの面で、学生が遺漏なく留学準備を適切に行えるようにするため。
具体的な取り組み:
1) 留学前オリエンテーションを開催し、プログラム参加学生の参加を義務付け、以下の情
報を学生に説明し、質疑応答などを通じて学生の理解を確認する。
► 留学プログラムの内容
 プログラムの趣旨・目的
 プログラム・スケジュール(活動内容)
 フライト情報
 留学中の滞在先、など
► 留学実施に係る各種手続き
 海外旅行傷害保険への加入(付帯海学等)
(注記)歯科治療を含め、海外での治療費が高額になる点も注意
 ビザ申請
 誓約書の提出
 海外渡航届の提出(提出先は学生が所属する部局の学生係)
関連情報提供
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 留学中に受給する奨学金の受給方法(該当がある場合)
 留学中や帰国後に提出を求める手続き上の書類がある場合の説明と確認
► 留学中の緊急連絡先
 本学担当教職員の連絡先
 学生の留学(派遣)先機関の担当者の連絡先
 海外旅行傷害保険の連絡先
 留学中の滞在先の連絡先
 滞在先の最寄りの日本国大使館/総領事館
(注記)パスポート等紛失の際には大使館に赴くこと、また、日本国籍以外の学生の場合は事前に関
連大使館情報を確認すること
► 外務省 たびレジ/在留届 (URL: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/index.html)
 たびレジの登録 → 現地の滞在期間が3ヶ月未満の留学プログラムの場合
(注記) 日本国籍を有する者に対するサービスだが、留学生も登録可。ただし、すべての情報は日
本語で提供。留学する学生の家族も登録可。
たびレジに登録すると・・・
 出発前から在外公館が発信する渡航先の安全情報を入手できる。
 現地滞在中も在外公館が発信する最新情報を受信できる。
 現地で事件や事故に巻き込まれても、在外公館が素早く支援してくれる。
 日本にいても、各国に置かれている在外公館が発信する世界の最新情報を入手できる。
 在留届 → 現地の滞在期間が3ヶ月以上を要する留学プログラムの場合
(注記) 旅券法第 16 条により、外国に住所/居住を定めて 3 ヶ月以上滞在する日本国籍を有する
者は、滞在先地域を管轄する日本大使館/総領事館への在留届提出が義務づけられてい
る。本人のみ登録可。留学生は、自国の外務省等の方針を確認のうえ、手続きを行う必要
あり。
在留届を提出すると・・・
 在外公館が発信する現地の事件や事故の情報、注意が必要な日時やイベントに関する安全
情報等を入手できる。
 現地で事件や事故、災害に巻き込まれた場合は、在外公館による迅速な支援が受けられ
る。
2) 留学先(渡航先)の危機管理に係る情報を学生から収集するために、学生が記入する報告
書等を用意し、留学後(帰国後)に提出を求める。
► オリエンテーションの際に、あらかじめ様式や提出締め切り日を提示しておく。
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► ステップ6「留学後学生報告」で、この情報を収集し、必要に応じて留学担当チームを中心に報告
内容を検討する。
 九州大学交換留学プログラムでは、参加学生から詳細な情報を求めるため、最大 96 の記入項
目からなる報告書の提出を求めている。参考までに添付資料3「九州大学交換留学プログラ
ム・留学事後報告書」を参照されたい。
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ステップ3
(留学前の取り組み)
このステップの目的:
► 学生が留学(派遣)先で自分の身を守る(自身の安全を確保する)ための心構えや、本学の学生として
責任ある行動を取ることの重要性等について、留学プログラム担当代表教員などが事前教育を行う。
このステップを行う理由:
► プログラムに参加する学生が、
「自分の身は自分で守る」等の心構えを習得し、自己責任の自覚を持っ
てより安心・安全な海外生活を送るよう指導するため。
► ステップ2での関連情報提供に加えて、教員が直接教育の観点からプログラム参加学生へ指導をするこ
とで、学生の危機管理に係る自己責任性の意識啓発をより効果的に促するため。
具体的な取り組み:
1) 「ステップ2関連情報提供」を行うオリエンテーションの際に、プログラム担当教員が
学生に対して次の内容に関する事前教育を行う。必ずその内容に則した教材を作成し、
学生に配布する。
► 事前教育・指導の内容
 海外渡航に際しての注意事項
 現地到着/帰国時の注意事項(学生が自身で航空券を手配する場合)
 海外で生活する際の注意事項
(注記) 安全教育の内容は Pp. 26-28 にある参考資料3「海外留学に臨む学生に対して行う安全教
育・指導の内容」に記載されている内容を基本事項としながら、プログラムを実施する国/地
域の環境(治安)やプログラムの活動内容に応じて必要な事項を追加する。
2) 本学が全学的に実施している「海外渡航前 危機管理セミナー」への参加を促す。
安全教育・指導
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 年に 2 回(概ね 7 月、1 月)
、外務省や海外留学生安全対策協議会(JCSOS)から講師を招へ
いし、国際部留学課主催による学生向けの危機管理セミナーを実施。
 本セミナーでは、海外で想定されるリスク(脅威)を紹介し、リスクを回避する手段をレクチ
ャーすると共に、実際に脅威にさらされた際の対処法を教授。また、海外で安心・安全な生活
を送るため、どこからどのような情報を収集すべきか周知を図り、在留届の提出やたびレジ登
録の必要性も呼びかけ。
 セミナー後は、国際部の web サイトにてセミナーの様子を動画配信。
http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/study/risk_mngmnt/seminar
 海外に渡航する学生には本セミナーへの参加を義務付けることで、学生が安心・安全な海外生
活を送る一助とする。なお、都合によりセミナーに参加できない学生に対しては、配信動画を
必ず視聴するよう促す。
3) 併せて、本学で作成している「学生向け海外渡航危機管理ハンドブック」を参加学生各
自、留学前に熟読するよう、注意喚起を促す。
九州大学作成「学生向け海外渡航危機管理ハンドブック」URL:
http://www.isc.kyushu-u.ac.jp/intlweb/cmn/data/pdf/guidebook_cm.pdf
4) 健康問題や障害等を持つ学生が、留学プログラムへの参加を希望する場合は、学生本人
の安全で健やかな留学を促すよう、また派遣元としての説明責任の観点から、特別な配
慮を施す。
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► まず、当該学生との個別面談の機会を設け、主治医など当該学生の健康状態に関して最も専門的な
知識を持った専門家に相談すること、そして留学先や留学期間等の情報を明確に伝え、専門的な観
点から希望する留学の遂行が可能かの判断を乞うよう勧める。
► 主治医などから留学が可能であると判断された場合には、留学中に必要な健康維持のための取り組
み(処方薬の摂取、など)の指示を得て、渡航中は終始自己責任の意識をもって健康の維持に努め
るよう指導する。
► また、上記のような学生が未成年者であっても、健康維持のため保護者との定期的な連絡が強く望
まれることから、当該学生が留学プログラムに参加することの承諾を保護者から得て、当該プログ
ラムの留学担当チームにその旨を伝えることを要求することが望ましい。
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参考資料3 「海外留学に臨む学生に対して行う安全教育・指導の内容
海外留学に臨む学生に対して行う安全教育・指導の内容
1.海外渡航に際しての注意事項
► 渡航先国/地域は日本と状況が異なることを強調し、
「安全管理3原則」を常に意識しながら日常生活
を送るように指導する。
渡航中の安全管理 3 原則
1目立たない
2行動をパターン化せず、察知されない
3用心を怠らない
► 終局的には「自分の身は自分で守る」必要があることを認識させる。
► 外務省海外安全情報ホームページに、渡航先国/地域に関する安全情報が掲載されている場合は、その
内容を共有すると共に、学生自身でも改めて確認するように指導する。また、留学先機関に予め確認し
作成した現地での行動規範を学生に配布・周知する。
(例) 行動可能範囲: 同じ市内でも、場所によって危険度が異なる。
行動可能時間: 人通りが減る夜間の移動(歩行)は危険。
移動手段: 信頼がおけるバスやタクシーの情報を確認し、学生に提供する。
(注記)アフリカのほとんどの国では、徒歩での移動は危険。等
► 滞在期間に応じ、在留届の提出又はたびレジ登録を必ず行うよう指導する。
 滞在期間が 3 か月以上の場合:
渡航後に現地の日本国大使館/総領事館に「在留届」を提出
(注記) 日本国籍の学生のみ。外国籍の学生は、自国政府の方針に沿った対応を行うよう指導する。
 滞在期間が 3 か月未満の場合:
渡航前にインターネットで「たびレジ」に登録
(URL:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/)
(注記) 海外に 3 か月以上滞在する学生が、滞在期間中、旅行等により他の国に渡航する場合には、
旅行先を「たびレジ」に登録するよう指導する。
► ホテル/宿舎(学生が自身で手配する場合)
 安全性を優先したホテル/宿舎を留学先機関に推薦してもらう。
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 必要に応じて、現地の日本人や同じ地域に滞在したことがある友人等からホテル/宿舎の評判を
聞き、参考にする。
► 服装
 マラリア・デング熱などの流行地帯では、長袖・長ズボンを着用する。
 宗教的理由などから不適切もしくはタブーとされる服装をあらかじめ確認する。
 特に女子学生の場合は、性犯罪被害を受けないために露出の多い服装は避ける。
► 現地での連絡方法
 国際ローミング(日本以外で使用すること)が可能なスマートフォンを持参させる。
 中〜長期間滞在する場合は、現地でスマートフォン等の携帯電話を契約することも検討する。
► 日本国内外の連絡先
 留学に際して重要となる以下の連絡先を確認させる。
• 本学における緊急連絡先
• 留学先機関担当者
• 滞在先の最寄りの日本国大使館/総領事館
• 現地警察
• 海外旅行傷害保険の窓口
2.現地到着/帰国時の注意事項(学生が自身で航空券を手配する場合)
► 夜間に到着する航空便の使用は極力避ける。万が一、夜間に到着する便を使用せざるを得ない場合は、
宿泊施設までの安全な移動手段が確保されていることを確認する。
► 帰国の際、夜間に現地を出発する場合にも、同様に安全な移動手段が確保されていることを確認する。
3.海外で生活する際の注意事項
► 現地での移動については、以下の点に留意し安全を確保する。
 バス/タクシーは留学先機関に評判を確認のうえ、利用する。
 長距離バスで移動する場合は、夜行便は避ける。また、夜間に到着する時は、信頼できる人物に
迎えに来てもらう。
 バスで移動する際、貴重品は常に身に着け、荷棚に上げる荷物には入れない。
 バスで移動中、知らない人から飲み物や食べ物(飴等)を貰わない
 バイクタクシーやバイクで、二人乗りはしない。
(転倒した際の危険が大きいため、禁止)
 現地では、極力車やバイクを運転しない。
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► ホテル/宿舎
 入室したら鍵の状況を確認する。故障している場合は部屋の交換を申し出る。
 貴重品は部屋に放置しない。部屋に残す場合は、スーツケースなどに鍵を掛けて保管する。
 ドアチェ-ンがある場合は常に使用する。来訪者はドアスコープで確認してからドアを開ける。
► デモや群集など、不審・不穏な状況を見かけたときの行動(対応)
 逆の方向に引き返し、その場から即離れ、デモ等に近づかない。
 緊急連絡網等を通じて状況を他の学生(引率教職員)に伝え、デモ等に近づけさせない。
► テロ被害にあわないための行動(対応)
 軍や警察関係機関、大勢の人が集まる広場やモニュメント、欧米大使館、欧米系ホテルやレスト
ラン、大型ショッピングセンター、欧米人が多く集まるクラブなどには行かない、近づかない。
► 大麻・麻薬・覚せい剤犯罪に巻き込まれないための行動(対応)
 出所が分からないタバコや薬の使用を持ち掛けられてもきっぱりと断る。
 「違法でない」と言われても信じない。
(現地の友人から言われても信じない。) よく知らない人物から荷物を預からない。
 大麻が自生していても興味本位で使用しない。
► 事件事故に巻き込まれた場合の行動(対応)
 留学先機関の担当者、引率教職員や同行している学生、現地の警察、日本国大使館/総領事館、
海外旅行傷害保険の窓口に連絡する。
 目立った外傷や自覚症状がなくても、病院で検査を受ける。
4.備考
► プログラム担当教職員も「たびレジ」に登録しておくと、現地の最新情報を適宜入手することができ
る。
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ステップ4
(渡航中の取り組み)
このステップの目的:
► 留学渡航中の学生から、修学面や生活面に関する緊急性を伴わない相談(質問・懸念)がメール等によ
り届いた場合、適切に指導・助言を行う。
このステップを行う理由:
► 留学中の学生が抱く質問や懸念事項を適切に取り除き、学生が心身ともに安心・安全な海外生活を送れ
るよう支援するため。
具体的な取り組み:
1) ステップ2「関連情報提供」で、留学中の各種相談対応を担う本学の担当教職員の連絡
先を学生に伝え、控えさせる。
► 相談内容(案件)によって担当が異なる場合は、担当別の連絡先を伝えておく。
► しかし、連絡先が多くなればなるほど学生が混乱する可能性もある。このため、窓口となる教職員
を一本化しておき、窓口担当教職員が留学中の学生のリエゾンとなり、適宜他の教職員に対応を依
頼することも検討する。
2) 留学中の学生から相談(質問・懸念)が届いた場合は、可能な限り速やかに返信・対応
する。
► 日本とは環境が全く異なる海外で生活している学生にとっては、些細な懸念や心配事が思いがけず
大きな不安へと変化する可能性があることに留意する。
► 学生寮など居住環境に係る相談内容によっては、留学(派遣)先機関の担当者等とも連携しながら
対応する。
各種相談対応
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ステップ5
(渡航中の取り組み)
このステップの目的:
► 留学渡航中の学生に有事(非常事態、緊急事態)(注記) が発生した場合、迅速にかつ的確に対応する。
 有事とは、重大な事件・事故、暴動、自然災害(震災、風水害)
、犯罪(誘拐、拉致、ハイジャック)、テロ等、海外において学生の生命の安全が脅かされる事態を指す。
このステップを行う理由:
► 留学渡航中の学生の安全を、迅速にかつ適切に確保するため。
► 本学が、社会通念上適切と考えられる対策をタイムリーに講じ、学内外の関係者や関係団体に対して、
十分な説明責任を果たすことで、各方面からの信頼や評価を維持するため。
具体的な取り組み:
1) 留学プログラムを実施するにあたり、事前に緊急対応チーム(体制)を整備しておく。
► 緊急対応チームの構成員は、原則として各留学プログラムを実施する部局の教員及び事務職員とす
る。また、教員の中から予め代表者・副代表者を指名し、指揮命令系統を明確にしておく。
► 学生の心のケアのため、必要に応じて、本学の留学生センターやキャンパスライフ・健康支援セン
ターの教員に異文化対応のアドバイスを求める。
► 本学国際部留学課とも密に連携し、事務局関係各課の協力を仰ぎながら、学内外の対応にあたる。
► 緊急対応チームのメンバー構成、意思決定ルート、及び学内外の連絡網のイメージは P. 32 に
ある参考資料4「緊急対応チーム(例)〜九大実施の留学プログラム〜」および P. 33 にある
参考資料5「緊急対応チーム(例)〜外部団体委託型の留学プログラム〜」を参照。
2) 緊急対応チームの存在を関連部署内で共有する。
危機・緊急時対応
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► 有事はいつ何時発生するかも分からず、また、どのような経路をもって誰が情報を入手するかも分
からない。また、情報を入手した者が、確実に緊急対応チームに確実に第一報を入れることができ
るようにするため、留学プログラム実施部局内において、緊急対応チームの存在を共有しておく。
3) 緊急対応チームが有事の際に連携する学内外の関係者や機関を予め整理し、図示する。
► 各留学プログラム毎に、有事の際に想定される関係者(ステークホールダー)を整理し、前述した
参考資料4もしくは5で示す緊急対応チーム図に記載しておく。
【有事の際に想定される関係者(ステークホールダー)】 留学中の学生(当事者)
 学生の親族(保護者・親など)
 本学関係者(総長、担当理事、事務局関係各部、その他教職員、他の学生、など)
 留学先機関及び海外連携機関(派遣先大学、研究機関、留学支援機関、企業など)
 関係各省庁等(文部科学省、外務省、在外公館、など)
 マスコミ
 産業界(本学と産学連携を行っている企業など)
 国内のその他の高等教育機関
4) 「危機管理シミュレーション」に参加し、有事に備える。
► 有事の際に的確迅速に対応するため、緊急対応チームから少なくとも 1 人が学内外で定期的に開催
される「危機管理シミュレーション」に参加し、有事の際にどのように対応すべきか、事前に経験
を積んでおくことも効果的である。
► 本学では、Pp. 34-35 にある参考資料6「全学危機管理シミュレーション(H29.8 開催)実施報
告」に記載されているように、平成 29 年 8 月に本学伊都キャンパスにて全教職員を対象とした全
学危機管理シミュレーションを開催した。万が一の事態が発生した場合の混乱を最小限に抑えるこ
とができるよう、今後も数年に一度、定期的に危機管理シミュレーションを実施する予定にしてい
る。引き続き、多くの教職員の参加を促すことで、広く学内の危機管理意識を醸成することが重要
である。
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参考資料4 「緊急対応チーム(例)〜九大実施の留学プログラム〜
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参考資料5 「緊急対応チーム(例)〜外部団体委託型の留学プログラム〜
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参考資料6 「全学危機管理シミュレーション(H29.8 開催)実施報告
全学危機管理シミュレーション(H29.8 開催)実施報告
本学では、NPO 法人海外留学生安全対策協議会(以下、JCSOS)の協力の下、以下のとおり全学の教職員
を対象に危機管理シミュレーションを実施した。
テーマ: 海外危機管理シミュレーション 〜本学学生や教職員が、海外派遣中に重大事件に
巻き込まれたら、その時、大学はどう動けばよいのか?〜
参加者: 学内外の教職員 約 85 名
想定状況: 「
『アメリカで本学の短期留学プログラムを実施している間に現地で大規模な地震
が発生し、数名の死傷者が出た。
』との報道報告を受けた。」役割分担 実施本部(本部、広報担当班、家族担当班、業務渉外担当班、総務・経理担当班、
現地派遣担当班) (注記)本部長:教育担当理事、副本部長:国際担当副理事
マスコミ役
家族・親族役
JCSOS による講評
【総評】
他大学の例からすると相当の混乱に終始するものと予測していたが、本部長・副本部長を中心に状況把握
と適切な指示・命令がなされ、情報伝達もある程度スムーズに進みながら対策が行われた。全般的には予
想より混乱が少なく推移した。
【組織編成】
(対策班のミッション/各班の人数等)
参加人数は十分であったが、常に同時・複数の対応ができるように準備し、展開によっては特定の対策班
に人員を多くつぎ込める柔軟性も必要である。実際の場合は予定した全員の参加は期待できない。
【情報収集】
(収集先/収集方法等)
今回は、入手した情報が確定情報であったが、実践では情報の真偽確認作業が大きく圧し掛かってくる。
常に正確性を期した裏付け確認方法を共有されたい。
【クライシス・コミュニケーション】
(情報共有方法/伝達スピード/正確性等)
対外的コミュニケーションとして各個人としての頑張りはよく見られたが、組織としての統一性、対応の
レベル、及びで立つ内容の確度や情報の量並びに提供速度等の統一性にもう一工夫を期待したい。
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【意思決定】
(決定プロセス/スピード等)
対策本部内での意思統一についての問題はなく、各班に対する本部の指示事項については、ほぼ的確で迅
速であった。各班においても未知の事柄を除いては、スピードをもって行っていた。なお、本部長・副本
部長が不在の時にも同じレベルの対応が可能かどうか検討されたい。
【外部資源との連携】
(対官公庁/旅行会社/保険会社等)
今回の訓練では、時間の都合上、実際の訓練はできなかったが、外務省法人保護課との連携は迅速な報告
の継続が重要。次回は官公庁との連携を想定して実施されると効果的であろう。
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ステップ6
(帰国後の取り組み)
このステップの目的:
► 留学プログラムが終了し帰国した学生から、危機管理の観点から、留学(派遣)先機関や周辺地域に関
する情報を収集する。
このステップを行う理由:
► 留学(派遣)先機関や周辺地域に関する危機管理に係る学生目線からの情報を収集し、必要に応じて検
証・対応するため。
具体的な取り組み:
1) 危機管理にかかる情報提供(報告)を学生から求める。
► 報告書などの様式への記入を求める際には、その提出期限を適切に設定する。
► 留学プログラム担当者間で提供された情報の内容を確認し、危機管理の観点から留学中の状況を検
証する。
► 参考間までに、九州大学交換留学プログラマムでは、ステップ2「関連情報提供」で言及した「九
州大学交換留学プログラム・留学事後報告書」(添付資料3)の提出をもって、この取り組みとして
いる。
2) 留学プログラム参加学生から直接聞き取りを行う。
► 報告内容を確認・検証した後、必要に応じて、参加学生に現地の状況や経験等のリアリング等を行
い、さらに詳細な情報を収集する。
3) 必要に応じてステップ7「関係者間情報共有」に繋げ活用する。
留学後学生報告
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► 1)及び 2)の結果を踏まえ、必要に応じてステップ7において関係者間で共有し、適切な対処・
対応をすることを検討する。
Page 38 of 39
ステップ7
(帰国後の取り組み)
このステップの目的:
► 学生から提出された報告書やヒアリングから得た情報を、必要に応じて派遣先(学生の留学先)期間を
含めて、学内外の関係者・関連団体間で共有する。
このステップを行う理由:
► 学内外の関係者・関連団体が継続的に連携しながら、危機管理の観点から派遣先及びその周辺環境をよ
り安全な留学先となるよう協力し合うため。
► ステップ1「サイトチェック」に還元し、同地・同機関における次回の留学プログラム実施に向けた改
善策当を講じるための情報源にするため。
具体的な取り組み:
1) 学内外の留学プログラム関係教職員の間で必要と考えられる学生の留学報告内容を共有
する。
► ステップ6「留学後学生報告」で学生から収集した留学報告を本学内の関係教職員で検証し、危機
管理の観点から当該留学プログラムの総括を行う。
► 同一の派遣(留学)先機関で、本学内の複数の部局による複数の留学プログラムが実施されている
ケースもある。そのような場合は、必要に応じて、他の留学プログラムの関係教職員とも情報共有
を行う。
► 派遣(留学)先機関とも共有し、改善を求める必要がある事項については、派遣(留学)先機関に
も状況を確認・相談・交渉をする。
► 本ステップで講じた対策をステップ1「サイトチェック」にフィードバックし、次回の留学プログ
ラム実施に向けた改善策を講じる。重大な問題点等があった場合は、当該留学プログラムの中止や
関係者間情報共有
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実施機関の変更等も検討する。
2) 他大学機関との情報共有
► 国内における各種会議(例:全国◯◯学部長会議 等)において、学内外の状況を共有し、共通する
課題がある場合は、情報共有の手段や範囲に配慮しつつ、総合に情報を交換しながら、協働的に対
策を学び合う。
「九大セブンステップス 〜学生の海外渡航に係る全学的危機管理体制整備のガイドライン〜」
、以上。
添付資料1 プレゼンテーション資料:「セブン・ステップス」~危機管理体制モデル学生派遣に係る
危機管理 の取り組みの事例~
添付資料2 学生派遣先サイトチェック・フォーム
九州大学 学生派遣
留学(派遣)先機関・周辺環境
サイトチェック・フォーム
Initial Site Check Form
海外の機関と新たな留学プログラム等を企画・実施するにあたり、留学(派遣)先機関の危機管理体制を適切に
評価するため、以下の項目について記載してください。
For Prospective Partner Institution’s Measures and Environmental Conditions Pertaining to
Health, Safety & Wellbeing of Kyushu University Students sent to the institution
評価日:
Date of Assessment:
年 月 日
(mm/dd/yyyy)
協定等の種類:
Level of Partnership:
☐ 学生交流協定/覚書(大学間) University-wide Agreement/MOU
☐ 学生交流協定/覚書(部局間) Faculty-specific Agreement/MOU
☐ 研究室レベルでの合意/ Laboratory-specific Agreement/MOU
☐ その他(具体的に: )
Others (Please specify: )
プログラム参加対象者:
Participating
Students:
☐ 学部生
Undergraduate Students
☐ 大学院生(学府生)
Graduate Students
評価者:
Assessed by:
所属:
Faculty:
職名:
Title
氏名:
Name:TEL:e-mail:
I.留学(派遣)先機関の概要 Institutional Profile
名称: (和文名)
Name of Institution: (英文名)
住所(国、地域を含む):Address including
Country/Area:
設立年:
Year of Establishment:
機関種別:
Institutional Category:
☐ 4 年制大学 University
☐ 2 年制大学 2-year-College
☐ 研究機関 Research Institute
☐ 企業 Business Corporation
☐ その他 (具体的に: )
Others (Please specify: )
 以下、留学(派遣)先機関が大学の場合のみ記入してください。
 Please fill in the following items if the institution to which Kyushu students
are sent is a university.
学生数:
Total Enrollment:
学部生 Undergraduate Students 名
大学院生 Graduate Students 名
合計 Total 名
留学生数:
International
Enrollment:
学部生 Undergraduate Students 名
大学院生 Graduate Students 名
合計 Total 名
教員数:
Number of Faculty
Members:
正規教員 Full-time 名
非正規教員 Part-time 名
合計 Total 名
教育言語:
Language of
Instruction:
通常の授業 Regular Programs
今回実施するプログラム
This program-specific
II.キャンパスの環境 On-Campus Resources
(注記)学生の留学(派遣)先機関が海外の大学以外の場合、以下の項目については、回答可能なもの
のみ記入してください。
* In case the institution to which Kyushu students are sent is not a university,
please scan the following questions and answer to them if possible/applicable.
II-1.留学(派遣)先機関の担当オフィス Office in charge
プログラム期間中、留学(派遣)する本学学生の「生活・健康・安全・修学」等をサポートす
るオフィスがキャンパス内にあるか。
Does this institution have an on-campus office or unit in charge of generally
overseeing the health, safety and wellbeing of Kyushu students sent to the
institution?
☐ あるYes→ 担当オフィス名:
Name of
Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ ないNo→ 当機関が、本学学生に係る「生活・健康・安全・修学等」をどのようにサ
ポートする予定か、可能な限り記載してください。
Please provide any information, if available, pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of the on-campus
office described above.
II-2.緊急連絡先 Emergency Contact
プログラム期間中、本学の学生が「生活・健康・安全・修学」で緊急事態に陥った際、緊急連
絡先(ホットライン)があるか。
Is this institution readily prepared for emergency response (e.g., a hot-line
service) pertaining to health, safety and/or wellbeing of Kyushu students sent
to the institution?
☐ あるYes→ 担当部署名:
Name of Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ ないNo→ 本学の学生に緊急事態が発生した際、当機関からどのような支援を受ける
ことができるか、可能な限り記載してください。
Please provide any information, if available, pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of the emergency
contact described above.
II-3.キャンパス内の防犯体制 Campus Safety
24 時間体制でキャンパスの防犯にあたる警察又は警備員がキャンパス内に配置されている
か。
Does this this institution have on-campus police and/or safety guards who are
in serve for 24 hours a day?
☐ いるYes→ 担当部署名:
Name of Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ いないNo→ 当機関が、キャンパス内の防犯のためにどのような取組みを行っている
か、可能な限り記載してください(人的側面から)。Please provide any information available pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of on-campus
police or safety guards described above.
II-4.キャンパス内の防犯設備 Crime Prevention Measures
キャンパス内に防犯設備(Emergency Phone 等)が整備されているか。
Does this institution have equipment or devices installed on campus for use by
all members of the campus community to promote safety and prevent crime
(e.g., emergency pole light, direct phone line to the campus police) ?
☐ いるYes→ 整備されている設備を記載してください。
Please list equipment and/or devices installed for the
purposes described above.
☐ いないNo→ 当機関が、キャンパス内の防犯のためにどのような取組みを行っている
か、可能な限り記載してください(設備的側面から)。Please provide any information available pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of equipment
and/or devices such as those described above.
II-5.キャンパスクリニック等のメディカル施設 Medical/Healthcare Facilities
キャンパス内にキャンパスクリニック等のメディカル施設が整備されているか。
Does this institution have an on-campus medical/healthcare facility or
infirmary and/or general healthcare services that are readily accessible to
Kyushu students sent to the institution?
☐ いるYes→ 担当部署名:
Name of Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ いないNo→ キャンパスクリニック等に替わるサポートが当機関で受けられるか、可能
な限り記載してください。
Please provide any information available pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of an on-campus
medical/healthcare facility as described above.
II-6.修学相談・心のケア Counseling & Advising Service
キャンパス内で、本学学生の修学相談や心のケア等の対応を行うことができるか。
Does this institution offer student counseling and/or advising services – to
address, psychological and academic challenges – that are readily accessible to
Kyushu students sent to the institution?
☐ できるYes→ 担当部署名:
Name of Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ できないNo→ 修学相談や心のケア等に関して、当機関でどのようなサポートが受けられ
るか、可能な限り記載してください。
Please provide any information available pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of counseling
and/or advising services as described above.
II-7.学生向けオリエンテーション General Orientation & Guidance
本学学生に対し、
「生活・健康・安全・修学」に関するオリエンテーションが実施されるか。
Does this institution offer orientation sessions specifically for the purpose of
providing guidance to promote or protect the health, safety and wellbeing of
Kyushu Students sent to the institution?
☐ されるYes→ 担当部署名:
Name of Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ されないNo→ オリエンテーションに替わるサポートが当機関で受けられるか、可能な限
り記載してください。
Please provide any information available pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of
orientation/guidance sessions as described above.
II-8.学生組織 Student Organizations
本学学生が留学(派遣)先機関で現地の学生と交流できる学生組織(クラブ、サークル等)が
あるか。
Does this institution have any student organizations, clubs, and/or
associations that are suitable for socialization and networking opportunities for
Kyushu students sent to the institution?
☐ あるYes→ どのような学生組織があるか、また、どのようにコンタクトを取るべきか
記載してください。
Please provide names of the student organizations, and the
way to contact them.
☐ ないNo→ 学生組織に替わる取組み(現地の学生との交流活動)が当機関にあるか、
可能な限り記載してください。
Please provide any information, if available, pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of student
organizations described above.
III.宿泊施設と通学 Accommodation & Commute
III-1.宿泊施設 Accommodation
本学学生が滞在する宿泊施設に、学生をケア(健康、安全等)するスタッフが配置されている
か。
Does this institution have residential assistants who are in charge of
overseeing the health, safety and wellbeing of Kyushu students who will be
staying at the accommodation?
☐ いるYes→ 担当オフィス名:
Name of
Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ いないNo→ 当機関が、本学学生をどのようにサポートする予定か、可能な限り記載し
てください。
Please provide any information, if available, pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to or may substitute for the roles of residential
assistants as described above.
III-2.通学時の安全性 Commuter Safety
本学学生の通学エリア・通学路の安全性が確認されているか。
Does this institution recognize the level of safety of commuter areas and/or
commuter routes for Kyushu students sent to the institution?
☐ いるYes→ 担当部署名:
Name of Office:
住所:
Address:TEL:E-mail:
☐ いないNo→ 当機関が本学学生に係る通学時の安全性をどのように確保するのか、可能
な限り記載してください。
Please provide any information, if available, pertaining to this
institution’s efforts, measures, and/or practices that are
relevant to commuter safety as described above.
IV.留学(派遣)先機関の周辺環境 Off-Campus Resources
IV-1.日本国大使館/領事館 Japanese Embassy & Consulate
留学(派遣)先機関の最寄りの日本国大使館/領事館の情報を記載してください。
Please provide information of the Japanese Embassy/Consulate nearest to the
institution to which Kyushu students are sent.
名称:
Name:
住所:
Address:TEL:
E-mail:
IV-2.医療機関 Medical/Healthcare Facilities
留学(派遣)先機関の最寄りの医療機関の情報を記載してください。
Please provide information of medical/healthcare facilities nearest to the
institution to which Kyushu students are sent.
名称:
Name:
住所:
Address:TEL:E-mail:
名称:
Name:
住所:
Address:TEL:E-mail:
名称:
Name:
住所:
Address:TEL:E-mail:
V.留学(派遣)先機関における諸問題発生の事例
Experience of Maintaining Health, Safety & Wellbeing
留学(派遣)先機関が外国人学生を受け入れるにあたり、過去 5 年間で直面した外国人学生の
生活・健康・安全・学習に関する問題があったか。どういう問題だったか。
Over the past five years, what are some common challenges that this
institution has experienced on a regular basis in supporting the health, safety
and/or wellbeing of international students?
上記の問題をどのように対外的に公表したか。
(または公表しようとしたか。)How has this institution addressed, or attempted to address, these
challenges?
総合評価 Overall Assessment
留学(派遣)先機関の危機管理体制に関する総合評価。
新たな留学プログラムを開始しても良いか。/協定等を更新しても良いか。
Overall, how should this institution be assessed for starting or renewing a
partnership from the perspective of supporting health, safety and/or wellbeing
of Kyushu students sent to the institution?
☐ 適当
Approved
☐ 更なる情報が必要
Need further information
☐ 不適当
Not approved
☐ その他(具体的に: )
Others (Please specify: )
◯上記評価の理由 Please explain the assessment outcome indicated above
添付資料3 九州大学交換留学プログラム・留学事後報告書
九州大学交換留学プログラム 留学事後報告書
はじめに読んでください:
(注記) 九州大学は学生の皆さんの留学経験に関する情報をできるだけ多く集め、今後の留学支援そして広く国際教育交流教
育の強化のために役立てるよう努めています。あなたがこれから記入するこの報告書は本学にとってとても貴重な情
報となります。この報告書にはたくさんの記入項目がありますが、あなたの今回の留学経験に該当する項目を頑張っ
て全て記入して下さい。
(注記) この報告書によって提出された情報は、他の学生の皆さんの参考情報として九州大学の HP に掲載しますが、あなた
の個人情報保護のため 項目 1.から 8.までの情報は掲載しません 。
(注記) 交換留学期間終了後 15 日以内 に該当する全項目を記入の上、国際部留学課国際学生交流係まで E-mail
(intlrkoryu@jimu.kyushu-u.ac.jp)で提出してください。印刷した報告書を上記係の窓口まで提出されても結
構です。
I. 最初に、あなた自身について記入してください。
1. 氏名:
2. 学籍番号:
3. 所属学部/学府:4.E-mail アドレス:
(帰国後にも使用できるもの)
5. 帰国後の住所:
6. 携帯電話番号:
7. 帰省先住所:
8. 帰省先電話番号:
II. 次に、あなたの留学に関する基本情報を記入してください。
9. 留学先大学名:
10. 留学先所在国:11.留学先学部名:
(またはプログラム等の名称)
12. 留学期間: 年 月 〜 年 月
13. 留学期間中の年次: 年次 〜 年次
III. 以下、今回の留学に向けて行ったビザ申請の手続きについて報告してください。
14. 取得したビザの種類:(例:F-1 ビザ)
15. ビザの申請先:(例:在福岡米国領事館)
16. ビザ申請に要された提出書類:
17. ビザ申請手続きの方法と流れ:(例:オンライン申請、面接予約、〇〇領事館で面接、ビザ郵送)
18. ビザ申請から取得までに要した期間:(例:約 2 か月、3 週間)
19. その他、留学先国への入国に当たって必要だった手続きがあったら報告してください:
IV. 以下、今回の留学にあたり、申請・受給した奨学金等について報告してください。
20. 奨学金制度等への申請:
☐ 申請した。
☐ 申請しなかった。21.項目 20.(上記)への回答が「申請した。」の場合、その申請した奨学金制度名を全て記入:
(例:第7期トビタテ留学 JAPAN 世界トップクラス大学コース)
22. 奨学金等の取得:
☐ 取得した。
☐ 取得しなかった。23.項目 22.(上記)への回答が「した。」の場合、その取得した奨学金名を全て記入:
(例:日本学生支援機構海外留学支援制度(協定派遣)):
24. 今回、申請および取得した奨学金制度をどのように知ったか報告してください:25.今回の奨学金制度等への申請にあたり、周囲から受けたサポートなどがあれば報告してください:
(例:経験者の先輩や友人からアドバイスを受けた、担当の先生や留学関連の事務室に行って相談した、など。)
V. 以下、留学先大学での授業経験や学習サポートついて報告してください。
26. 履修した科目を教えて下さい:(単位の取得に関わらず、全て列挙。)
27. 授業経験の総合的な感想として、以下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても勉強になった。
☐ 勉強になった。
☐ どちらかというと勉強になった。
☐ どちらとも言えない。
☐ どちらかというと勉強にならなかった。
☐ 勉強にならなかった。
☐ 全く勉強にならなかった。
28. 項目 27.(上記)への回答の理由:
29. 履修した授業の中で最も勉強になったと思う科目:(一つだけ記載してください。)
30. 項目 29.(上記)への回答の理由:31.履修した授業の中で最も勉強にならなかった(もしくは最も困難だった)と思う科目:(一つだけ記載して下さ
い。)
32. 項目 31.(上記)への回答の理由:33.留学先大学で語学補講などの語学面での支援やサポートを受けましたか?以下の選択肢から最も相応しいものを
一つだけ選んで下さい:
☐ 受けた。
☐ あったが特に受けなかった。
☐ そのような支援体制やサポートがあったか否かわからない。
☐ そのような支援体制やサポートはなかった。
34. 項目 33.(上記)への回答が「受けた。」の場合、その支援またはサポートの名称を全て記入して下さい:35.項目 33.への回答が「受けた。」の場合、その支援やサポート全体に対する感想として、以下の選択肢から最も
相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても役に立った。
☐ 役に立った。
☐ どちらかというと役に立った。
☐ どちらとも言えない。
☐ どちらかというと役に立たたなかった。
☐ ほとんど役に立たなかった。
☐ 全く役に立たなかった。
36. 項目 35.(上記)への回答の理由: 37.留学先大学で、語学面以外の学習支援を受けましたか?(例:大学院生や上級生によるチューター・プログラムな
ど) 以下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ 受けた。
☐ あったが特に受けなかった。
☐ そのような支援体制やサポートがあったか否かわからない。
☐ そのような支援体制やサポートはなかった。
38. 項目 37.(上記)への回答が「受けた。」の場合、その支援またはサポートの名称を全て記入して下さい:39.項目 38.への回答が「受けた。」の場合、その支援やサポート全体に対する感想として、以下の選択肢から最も
相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても役に立った。
☐ 役に立った。
☐ どちらかというと役に立った。
☐ どちらとも言えない。
☐ どちらかというと役に立たたなかった。
☐ ほとんど役に立たなかった。
☐ 全く役に立たなかった。
40. 項目 39.(上記)への回答の理由:41.上記の他、留学先大学が提供してくれた学習支援・環境等について、報告したいことがあれば記入してくださ
い。
42. あなたが留学先大学に特に提供して欲しかった学習支援などがあれば、記入してください。 43.交換留学先として、あなたが今回学んだ大学に対してどのような感想を持っていますか?以下の選択肢から最も
相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても良い大学だと思う。
☐ 良い大学だと思う。
☐ どちらかと言うと良い大学だと思う。
☐ どちらとも言えない。
☐ どちらかというと良い大学とは思わない。
☐ 良い大学ではないと思う。
☐ 絶対に良い大学ではない。
VI. 以下、留学先でのあなたの健康と安全・防犯に係る経験について報告してください。44.留学先大学で新入留学生向けのオリエンテーションに参加しましたか?以下の選択肢から最も相応しいものを一
つだけ選んで下さい:
☐ 参加した。
☐ あったか否かわからないが、参加しなかった。
☐ なかった。45.項目 44.(上記)への回答が「ある。」の場合、そのオリエンテーションで、学内・学外での学生生活における健
康や安全・防犯に関するアドバイスや資料などが提供されましたか?以下の選択肢から最も相応しいものを一つ
だけ選んで下さい:
☐ しっかりされていた。
☐ ある程度されていた。
☐ どちらとも言えない・覚えていない。
☐ あまりされていなかった。
☐ 全くされていなかった。
46. 留学先で、学内・学外に関わらず病気や怪我をした経験がありますか:
☐ ある。
☐ ない。
47. 項目 46.(上記)への回答が「ある。」の場合、差し支えなければその経験を報告してください:48.項目 46.への回答が「ある。」の場合、それに対処するために留学先大学が提供する支援を活用しましたか?以
下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ 支援があったので活用した。
☐ 支援はあったが特に活用しなかった。
☐ 支援があったか否かわからないが活用しなかった。
☐ 支援がなかった。 49.項目 48.(上記)への回答が「支援があったので活用した。」の場合、その支援を説明してください:
(例:キャンパス内ヘルス・センターに行った、大学の留学生課が近くの病院・クリニックを紹介してくれた、な
ど)。50.項目 48.への回答が「支援があったので活用した。」以外の場合、それにどの様に対処したか、差し支えなけれ
ば報告してください:51.留学先で、心の病もしくはそれに近い状態と思われるような経験をしたことがありますか?
(例:ホームシック、不眠症、過度の緊張やストレス、塞ぎ込み、など)
☐ ある。
☐ ない。
52. 項目 51.(上記)への回答が「ある。」の場合、差し支えなければその経験を報告してください:53.項目 51.への回答が「ある。」の場合、それに対処するために留学先大学が提供する支援を活用しましたか?以
下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ 支援があったので活用した。
☐ 支援はあったが特に活用しなかった。
☐ 支援があったか否かわからないが活用しなかった。
☐ 支援がなかった。54.項目 53.(上記)への回答が「支援があったので活用した。」の場合、その支援を説明してください:
(例:キャンパス・カウンセリングを受けた、大学の留学生課などが良い相談先を紹介してくれた、授業担当の先
生などが相談に乗ってくれた、など)。55.項目 53.への回答が「支援があったので活用した。」以外の場合、それにどの様に対処したか、差し支えなけれ
ば支障がない範囲で報告してください:
56. 留学先で身の危険に晒された・危険を感じた経験がありますか:(人為的なものや自然災害を含む)
☐ ある。
☐ ない。57.項目 56.(上記)への回答が「ある。」の場合、差し支えなければその経験を支障がない範囲で報告してください:58.
項目 56.への回答が「ある。」の場合、それに対処するために留学先大学が提供する支援を活用しましたか?以
下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ 支援があったので活用した。
☐ 支援はあったが特に活用しなかった。
☐ 支援があったか否かわからないが活用しなかった。
☐ 支援がなかったので活用しなかった。59.項目 58.(上記)への回答が「支援があったので活用した。」の場合、その支援を説明してください:
(例:キャンパスの守衛などに助けを求めた、大学の留学生課もしくは授業担当の先生などに助けを求めた、など)60.
項目 58.への回答が「支援があったので活用した。」以外の場合、差し支えなければそれにどの様に対処したか
報告してください:61.上記の他、留学先(学内・外)での健康や安全・防犯に関する経験や、それらに対する留学先大学の取り組みや学
生支援に関して、報告できることがあれば記入してください。
VII. 以下、留学でのあなたの日常生活や生活環境ついて報告してください。
62. 留学先での住居の種類は何でしたか?以下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ 大学の寮(ドミトリー)
☐ 民間のアパート
☐ 民間の借家
☐ ホーム・ステイ
☐ その他(記入してください: )
63. 留学先での住居の住所と電話番号:
64. 月々の住居費・家賃:(日本円換算で)円65. 住居をどの様に見つけたか、報告してください。66.留学中のあなたの住居は、これから留学する九大生にお勧めできますか?以下の選択肢から最も相応しいものを
一つだけ選んで下さい:
☐ 強く勧める。
☐ 勧める。
☐ どちらとも言えない。
☐ あまり勧めない。
☐ 全く勧めない。
67. 項目 66.(上記)への回答の理由:
68. 留学先でのあなたの月々の生活費はおよそいくらでしたか?(日本円換算)円69. 留学先でのあなたの月々の生活費の内訳を報告してください:(日本円換算)
住居費(家賃): 円
光熱水費: 円
通学費: 円
食費: 円
社交費: 円
電話代: 円
インターネット代: 円
書籍代: 円
その他: 円70.項目 69.(上記)への回答と学費・寮費以外に大学へ納入した費用等があれば、その名目と金額を報告してくだ
さい:
費用名目: 円
費用計: 円71.日常生活に当たり、日本から持参して良かったと思うもの、持参するべきだったと思うものがあれば報告してく
ださい:
(例:PC や変圧器など)72.お金の管理や受け取りについて、あなたの留学先で最も適切だと思う方法を教えてください:
(例:現地での銀行口座開設や海外送金、または日本からクレジットカード持参など)73.住居を含めて、留学先でのあなたの日常生活の包括的な感想を教えてください。以下の選択肢から最も相応しい
ものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても良かった。
☐ 総じて良かった。
☐ どちらとも言えない。
☐ あまり良くなかった。
☐ 全く良くなかった。
74. 項目 73.(上記)への回答の理由を記入してください。75.今後、今回あなたが日常生活を送った場所やその周辺に居住する九大生に向けて、健康や安全・防犯の面も含め
た日常生活を送る上でのアドバイスや、周辺地域に関して伝えたい情報などがあれば記入してください。
VIII. 以下、今回の留学と卒業や就職の見通しとの関連について報告してください。
76. 留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無:
☐ 見込み有り。
☐ 見込み無し。
☐ 分からない。
77. 項目 76.(上記)への回答が「見込み有り。」の場合、その遅れる期間:(例:一学期、一年、など)
78. 項目 76.への回答が「見込み有り。」の場合、その遅れる理由:
☐ 4 年次に留学したため。
☐ 単位が不足するため。
☐ その他。(理由を記入: )
79. 卒業を遅らせないために行った配慮や工夫があれば報告してください:
80. 進路の予定を教えてください:
☐ 就職: ( 年 月 から)
☐ 大学院進学:( 大学 学府 研究科)
☐ その他: (明記して下さい: )81.項目 80.(上記)の回答が「就職」の場合、就職活動予定時期を教えてください:(内定している場合は就職活動
を行った時期)82.項目 80.の回答が「就職」の場合、予定している就職活動方法を教えてください:(内定している場合は実際に
行った方法) 83.項目 80.の回答が「就職」であり就職先が内定している場合、差し支えなければ就職先の名称を教えてください:(統計資料として交換留学の広報に活用させていただきます。個人を特定・推定できる形での公表はしません。)84.あなたにとって、就職や大学院進学など進路の検討・決定に今回の留学経験がどの程度影響しましたか?以下の
選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても影響した。
☐ ある程度影響した。
☐ どちらとも言えない。
☐ あまり影響しなかった。
☐ 全く影響しなかった。
85. 項目 84.(上記)の回答の理由を記入して下さい:86.就職活動中または就職が内定している場合、今回の留学経験がどの程度就職に役立っている・役立ったと思いま
すか?以下の選択肢から最も相応しいものを一つだけ選んで下さい:
☐ とても役立っている・役立った。
☐ ある程役立っている・役立った。
☐ どちらとも言えない。
☐ あまり役立っていない・役立たなかった。
☐ 全く役立っていない・役立たなかった。
87. 項目 86.(上記)の回答の理由を記入して下さい:88.今回の、あなたの留学経験と進路(就職や大学院進学など)の関係について、他の学生に伝えたいメッセージなど
があれば記入して下さい。
IX. 最後に、今回の留学経験の全体的な振り返りを報告してください。89.今回の留学経験全体を振り返り、どの程度留学して良かったと思いますか?以下の選択肢から最も相応しいもの
を一つだけ選んで下さい:
☐ 留学して本当に良かった。
☐ どちらかと言うと留学して良かった。
☐ どちらとも言えない。
☐ あまり留学して良かったと思わない。
☐ 全く留学して良かったと思わない。
90. 項目 89.(上記)への回答の理由を記入して下さい:91.項目 89.の回答に関わらず、今回のあなたの留学経験を(更に)有意義なものにするために、あなた自身がしてお
くべきがったと思うことがあれば記入して下さい。92.項目 89.の回答に関わらず、今回のあなたの留学経験を(更に)有意義なものにするために、九州大学にして欲し
かったと思う取り組みや支援があれば記入して下さい。93.今後、今回のあなたの留学先と同じ大学や地域への留学を希望する九大生たちに向けて、メッセージやアドバイ
スがあれば記入して下さい:94.今後、留学先大学や地域に関わらず、海外留学を希望する九大生たちに向けて、メッセージやアドバイスがあれ
ば記入して下さい:95.留学準備中・留学中・留学後に役に立つ・役に立ったと思うウェブサイト等があれば、そのサイト名と URL を、
簡潔な理由を添えて記入して下さい:
96. その他、今回の留学経験全体を振り返り、報告したい感想や情報があれば記入して下さい。
九州大学交換留学プログラム留学事後報告書の記入事項は以上です。大変お疲れ様でした。

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