函館の街にひっそりと佇む古い西洋風アパート翡翠館。オーナーの荻原時子は、翡翠館を仕事場兼住居スペースとして貸し出し、若い才能を後押ししている。装飾ガラスの職人を目指す堀池一子、テディベアアーティストの相澤幸太郎、ピンホールカメラ専門の写真家藤村佐和。 それぞれが自分の居場所を探し求めながら、明日への不安の中で生きていた。夏のある日、入居予定だった家具職人籔下の代わりに桧山英二が突然やってくる。古本屋を始めると言いながら彼には隠していることがあった。それは若き日に自身が描いた小説「不完全な月」以降、思うような作品が書けず苦悩する小説家としての姿だった。 我が子と二度と会えない一子、故郷を遠く離れた相澤、対人恐怖症の佐和、心に小さな棘が刺さったままの住人たち。桧山は、住人たちとのふれあいの中で徐々に自分を見失っていく。何も生み出さない自分への怒りと焦り。桧山は止まったままの時間を動かすように、蔵の中に眠っていたオートバイの修理をはじめる。
函館珈琲 参考価格:DVD参考価格 / 4,180円(税込)
発売・販売元:マクザム
(C)HAKODATEproject2016
住人達の様々な人生が描かれた「翡翠館」としてセットが作られた。
●くろまる所在地:函館市大町8−26
●くろまるアクセス:JR函館駅から車で6分
●くろまる確認窓口:はこだてフィルムコミッション 0138-21-3326
※(注記)現在公開されていません
新島橋は「緑の島」と市街地を結ぶ唯一の橋梁。
この周辺で自転車に乗っているシーンや桧山が苦悩しているシーンなどが撮影された。
●くろまる所在地:函館市大町12−4
●くろまるアクセス:JR函館駅から車で7分
●くろまる確認窓口:はこだてフィルムコミッション 0138-21-3326
自転車に乗った桧山と相澤は函館を一望できる場所にたどり着く。
●くろまる所在地:函館市船見町7付近
●くろまるアクセス:JR函館駅から車で8分
●くろまる確認窓口:はこだてフィルムコミッション 0138-21-3326
時子と一子が並んで寿司を食べるシーンが撮影された。
●くろまる所在地:函館市宝来町22−13
●くろまるアクセス:JR函館駅から車で7分
●くろまる確認窓口:祐鮨 0138-22-1522
佐和行きつけのラーメン屋として撮影された。
佐和と桧山はここで偶然出会い,心を通わせるきっかけとなった。
●くろまる所在地:函館市若松町7−3
●くろまるアクセス:JR函館駅から徒歩3分
※(注記)閉店しました。
桧山,一子,相澤が夜中にビールを飲みながら走り回るシーンが撮影された。
●くろまる所在地 函館市若松町12−19
●くろまるアクセス JR函館駅から徒歩5分
●くろまる確認窓口:はこだてフィルムコミッション 0138-21-3326