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再生可能エネルギーが社会を変える

市民が起こしたドイツのエネルギー革命

再生可能エネルギーが社会を変える

エネルギー政策をめぐる電力会社、政府、そして市民のダイナミックな動きを追い、なぜエネルギー革命が実現できたかを明らかにする

著者 千葉 恒久
ジャンル エネルギー・環境
出版年月日 2013年02月25日
ISBN 9784877985363
判型・ページ数 A5・256ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり

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ドイツの「再生可能エネルギー」は、わずかの間に原子力や石炭を凌駕するほどまでになった。それは、市民の力なくして実現しなかった。本書は、エネルギー政策をめぐる電力会社、政府、そして市民のダイナミックな動きを追い、なぜエネルギー革命が実現できたかを明らかにする
はじめに
第1部 再生可能エネルギーが社会を変える
第1章 再生可能エネルギー法はどう活用されているのか
1 初めてのバイオエネルギー村─ユーンデ村
2 地元に密着した独自のエネルギー政策を追求する小都市─シュヴェービッシュ・ハル市
3 徹底した低炭素化をめざす百万人都市─ミュンヘン市
4 再生可能エネルギーの活用が進む理由
第2章 再生可能エネルギー法はなぜ生まれたのか
1 予定された失敗
2 「原発に代わるエネルギー源」
3 小さな法律が大きな扉を開けた
4 摘まれかけた芽
5 市民のアイデアが太陽光発電を救った
6 「再生可能エネルギーと省エネルギーが優先する」
第3章 再生可能エネルギー法はどんな法律か
1 買取価格のルール
2 再生可能エネルギー優先の原則
3 再生可能エネルギーを拡大していくための工夫
第4章 再生可能エネルギー法のいま
1 進む再生可能エネルギー/進まない再生可能エネルギー
2 止まらない太陽光発電の伸び
3 再生可能エネルギー法付加金という問題
4 再生可能エネルギーは高いのか
5 再生可能エネルギーが電力市場を変えていく
6 送配電網をどう拡充して行くか
7 針路をめぐる争い

第2部 市民と自治体が変えて行くエネルギー政策
第5章 原発を拒否したドイツ社会
1 国策として始まった原子力開発
2 チェルノブイリ原発事故
3 自らの手で実現した脱原発─シェーナウ町民の「反乱」
4 脱原発合意の成立
5 稼働延長政策
6 不動の脱原発合意へ
第6章 脱石炭のための闘い
1 行き詰まった石炭保護政策
2 石炭火力発電所の計画ラッシュ
3 一致団結した反石炭運動
4 進む石炭離れ
第7章 エネルギー供給事業の奪還を目指す自治体
1 自由化がもたらした独占
2 カルテル庁の孤独な闘い
3 自由化政策の強化
4 エネルギー供給事業を取り戻す自治体
5 地方が政策の主導権を握り始めた
第8章 市民が決めるエネルギー転換への道─ハンブルグ市
1 浮上した石炭火力発電所の建設計画
2 市の気候保護政策との矛盾
3 止められない建設計画
4 転換した市のエネルギー政策
5 「私たちのハンブルグ・私たちのネット」
6 市長が提示したエネルギー転換策
第9章 エネルギー自治をめざす首都の市民─ベルリン市
1 暴かれた密約
2 水からエネルギーへ
3 ベルリンの再生可能エネルギー化は可能か
4 エネルギー転換/民主化/自由化

終 章 エネルギー転換とは
1 エネルギー供給の質を問われる時代
2 市民が先導する転換のプロセス

あとがき

にじゅうまるコラム
くろまるようやく本格化した連邦政府のコージェネ発電推進策
くろまる大手エネルギー企業9社が連名で掲載した新聞広告
くろまる送電網の拡充のための新制度
くろまる石炭と褐炭
くろまるハンブルグエネルギーのマニフェスト
くろまる「ベルリンにおける民主的、環境的、社会的なエネルギー供給のための法律」案(抄訳)

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