企画集会 T02 -- 3月18日 17:30-19:30 B会場
生態系は複雑なネットワークで構成されており、このネットワークの破綻は生態系構造に変化をもたらす。その変化は時に人間社会にも影響を及ぼすことから、生態系ネットワークに配慮した人間活動を営む必要があり、適切な配慮が持続可能な社会づくりを促進させる。本集会では生命に必須な水を湛える水域と関連させて、生態系ネットワークと関係するさまざまな視点からの研究事例を紹介し、各視点からみた生態系ネットワークを維持する仕組みを取りまとめて整理する。新しいアイディアを生態学に取り込む試みとして、講演者には生態学を専門としない研究者も含まれている。総合討論では生態系ネットワークの再生に向けて、視点の異なる研究分野間の協力による問題解決の可能性や、これから取り組むべき研究課題について議論する。
コメンテーター:河口洋一(徳島大)
ファシリテーター:田代優秋(徳島大)
[T02-1] 水路・河川のネットワークと生物間相互作用
[T02-2] 森-川-海の生態系ネットワーク 〜遡河性魚類による栄養循環〜
[T02-3] 池沼の生態系ネットワーク 〜水・物質循環の視点から〜
[T02-4] 希少種のハビタット、湧水湿地のネットワークを地域資源としてとらえる
[T02-5] 生態系ネットワーク保全のための社会経済条件