洪水による災害の発生を防止するため、改良工事を実施します。
千代川の河川整備の基本となる計画として、100年に1回の確率で発生する洪水による災害の発生を防止すること目標としています。また当面の具体的な整備内容については、平成19年に策定された千代川水系河川整備計画において戦後最大洪水を安全に流せる様に、緊急性の高い箇所から順次河道整備を行ってきました。
現在、同計画の整備進捗として、美成地区において大渕堰の改修と併せ河道掘削を実施しており、同地区の整備が完了すると、概ね同計画の整備メニューが完了することとなります。
しかし、近年気候変動の影響による洪水被害が全国的に発生しており、千代川においても気候変動による降雨量の増加を考慮した治水計画の見直しが必要となったことから、令和4年12月に河川整備計画の変更を行い、前目標である戦後最大洪水の降雨が気候変動の影響で増えた場合でも安全に洪水が流せることを目標にして新たに整備メニューを設定し、河川改修を鋭意推進してまいります。
鳥取市用瀬町美成箇所の河道について、戦後最大洪水を流す為に必要な河道断面が不足しています。
また、同箇所における大渕堰による河積阻害についても解消する必要があり、早急に堰の改修と河道掘削を実施して河道断面を確保、洪水の氾濫防止に努めます。
また、樹木伐採については、公募により市民の方の協力を得ながら事業推進とコスト縮減を図ります。