千代川は、天神川・日野川と並ぶ鳥取県の三大河川の一つで、その源を鳥取県八頭郡智頭町の沖ノ山(1,319m)に発し、途中、佐治川・八東川・砂見川・袋川・野坂川等の支川を合せながら、北流、鳥取平野の中央を貫流して、鳥取市浜坂より日本海に注いでいます。
因幡一国数郡の谷の流れがみなこの川に集まり、大河となることから、古くは「千谷川」と書かれていたのを「せんだい」というようになり、これに「千代」のあて字をされたとされます。また、一説には弘法大師が千体の仏像を流したので、「千体川」と呼ぶようになり、ここから「千代川」となったとも言われています。
流域面積は1,190k?uで、鳥取県の総面積のおよそ3分の1を占めています。しかし、中国地方を山陽側と山陰側に分ける脊梁山脈が北寄りに走っているため、流路は延長52kmと短く、急勾配の河川であり、その地域は放射状を呈しています。
千代川の流域は、鳥取市、八頭郡の1市3町に広がり、流域人口は約20万人に及び、鳥取県東部地域における社会・経済・文化の基盤をなしています。
空から探検しよう
千代川は大正以降大きな洪水がたびたび発生しています。氾濫区域内への人口・資産の集中、流域の開発による出水状況の変化、生活様式の変化などにより、災害の発生状況も変化、多様化しています。
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