苫田ダムについて

苫田ダムについて

苫田ダム地図

国土交通省が管理する多目的ダムです。 平成17年3月、現地予備調査から40年、ダム本体着工から6年の年月を経て完成し、同年4月から運用しています。 ダムの型式は重量式コンクリートダムと呼ばれるもので、洪水調節だけでなく、上水・工業用水・かんがい用水・流水の 正常な機能の維持・発電など水資源の利用においても地域に役立っています。 苫田ダムの貯水池は旧奥津町に建設されたことなどから、公募により「奥津湖」と命名されています。

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重力式コンクリートダム

日本で一番多い形式で、三角形のコンクリートの重力で水を堰き止める支える構造。苫田ダムもこの形式です。

ダムタイプの説明

ダムのお仕事

管理所では、日頃からダムと設備の点検・維持管理を行い、ダムの機能が十分発揮できるよう万全の状態に保っています。

  • ダムの点検

    さまざまな点検

    ダム施設の状態を把握するため、定期的に巡視や計測を実施しています。巡視計画上の点検観点や計測項目ごとの管理基準値に基づき点検・管理を行うとともに、データを蓄積しています。

  • 貯水池の水質調査

    貯水池の水質などの調査

    ダム湖に流れ込んでいる水の水質が悪化すると、下流の広い地域の環境まで影響します。貯水池である奥津湖等の水質を調査し、水の安全性を確認しています。
    (注記)写真はイメージです

  • 奥津湖周辺の巡視

    奥津湖周辺の巡視

    危険個所の把握と修繕を行います。定期的に流木を回収や放流による増水が予想されるときには、警報局からサイレンなどを発してお知らせします。

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デジタルアーカイブ

ダムの情報を動画でご確認いただけます。詳しくは下記ボタンよりご確認ください。

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苫田鞍部ダムのご紹介

苫田鞍部ダムのご紹介

満水時に水が溢れ出るのを防ぐために造った「苫田鞍部ダム」。第2ダムあるいは脇ダムとも呼ばれ、 奥津郷に足を踏み入れるとまず目に入ってきます。樹木や水の色とコントラストをなす真っ白の城壁は 近代技術の粋を結集して造られました。鞍部ダムを越えると、眼下には奥津湖が広がります。

ダムとは

ダムとは

大雨で河川から流れ込む水を一時的に貯め、みなさんの命や財産を水害から守ります。渇水の際には、貯めた水を放流して河川の本来の役割を保ちます。 また、飲み水や生活用水の供給にも役立ちます。ダム湖と周囲の緑が一体となった整備により、豊かな水と自然が調和する快適な空間を提供します。

さまざまなダムの種類

  • アーチ式コンクリートダム

    アーチ式
    コンクリート
    ダム

    主に構造物のアーチ構造によって水圧などの外力に対抗し、貯水機能を担うよう設計されたダムです。 水平断面は円弧や放物線の形状をしています。

  • 重力式コンクリートダム

    重力式
    コンクリート
    ダム

    ダム堤体の自重を利用して水圧などの外力に対抗し、貯水機能を果たすよう設計されたダムです。 一般的に直線型で、横断面は基本的に三角形の形状をしています。

  • フィルダム

    フィルダム

    堤体材料に岩石や砂利、砂、土などを用いたダムです。 タイプとして、ゾーン型フィルダム、均一型フィルダム、表面遮水型フィルダムなどがあります。

  • 中空重力式ダム

    中空重力式ダム

    堤体の中心部が中空になっている重力式コンクリートダムの一種です。

  • バットレスダム

    バットレスダム

    水をせき止める鉄筋コンクリート製の遮水板と、その水圧を支える扶壁(バットレス)から構成されるダムです。

警報施設

大雨による洪水等で、毎秒100m3を越える水を苫田ダムから流す場合には、 河川を利用されている人々にダムの情報を知らせるために、警報設備からの警告や、 警報車によるパトロールが行われます。

警報車は警告しながら河川沿いを回り、河川内に人がいないかを確認します。

警報設備からはサイレンやアナウンスが流れ、河川内の人々に増水に注意するよう警告します。

赤いサイレンからは、約300m先まで音が届きます。

警報設備は苫田ダムから約12km下流の中国自動車道付近までの、18箇所に設置されています。

アナウンスとサイレンの鳴り方

まず「こちらは苫田ダムです。
ダムから間もなく放流を行います。
川の水が急に増え、危険ですので、
川の中にいる人は外へ出てください。」
というアナウンスが流れます。


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(注記)ご使用中の回線速度によっては、
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Q&A

よくある質問を掲載しています

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