ここは、インドネシア・ジャワ島バンテン州(スカルノハッタ国際空港がある州)南タンゲラン市の最貧困地域のカランガン区域に
位置しています。
カランガン区域は、
Kp.Kocak, Kp.Keranggansama Kp.Momonggor の3つの村から構成されていて、コチャック村で2010年に学校を
運営する教育法人の設立から活動を始めました。
この地域は、もともとジャングルで畑作業の小作農や物売り・出稼ぎで生計を立てている最貧困地域で、一世帯1日当たり約77円〜
386円の収入で生活している人たち(貧困層)は村人口の約80%(5,040人)、中間層は12%、富裕層は8%です。
そのような地域ですから、公立の小学校や中学校が無く、2009年当時は小学校卒業程度の年齢の女子は結婚し子どもが子どもを産む
ことが多く見受けられました。その様な生活環境は長く続かなく早期に離婚、再婚が繰り返され人口の増大にもつながっています。
義務教育(小学校・中学校)さえ受けていない子ども・大人たちは、良い職業に巡り合うことは不可能に近いです。親の職を手伝うように
小作農や物売りしかできません。
しかし、現在の経済発展が進むインドネシアではジャングルを切り開いて富裕層用の高級住宅地域開発や恩恵を受ける中間層の住宅の開発
が進んでいます。小作農で所得を稼いでいた農民は物売りや物乞いに転じて、二極化が拡大しています。
少しでも貧困の連鎖を「教育」で打ち切ることができないかと、現地で設立した教育法人が公教育である普通教育の「小学校・幼稚園」
を開校しました。(インドネシアでは、宗教省が管轄するマドラサ学校と国家教育省が管轄する学校がある)
2011年に開校し入学した子ども達は、第1期生 2017年6月に卒業しました。
巣立ちは、とても嬉しいことで普通に中学校に入学するだけです。
しかし、この地域は違った。地域の中学校が 無いことです。
行政に掛け合い、中学校建設を願い出るが行政の土地も無ければ資金も無いとのこと。
インドネシアでは、学校区が無いので 地域に学校があるとは限らないのです。 近くの中学校に通わせて下さい。と・・・
近くにある中学校は、歩きで1時間30分以上かかる他・・・・
どこも定員がいっぱいで 新しく 近隣から受け入れることが難しい状態です。
そんな前に進まない状態から、時間だけが経過して行きます。
学校の無い地域に小学校を開設(インドネシアでは小学校の入学に読み書き等の試験があるので幼稚園も併設した)したのだから・・・
もういいじゃない。後は(中学校)行政の 仕事と 考えていたが・・・
小学校に通う子ども達の元気な学びを見ていると・・・・ヒカリ中学校開校しなければ ならないと考えています。
貧困の連鎖を断ち切ることと、学びの継続の為に 働きたいと思います。
皆様できる事、協力して下さい。
もちろん
寄附は大歓迎です。それ以上に一緒に働いてくれる方よろしくお願いします。
この活動のPR, 募金等活動の支援、現地での建設活動・・・
できることあれば、お願い致します。
まだ、あきらめていません。 2022年
〇 小学校の建設 ヒストリー紹介 〇
ここは、ジャングルを切り開いて造成された低・中所得者用の新興住宅地でした。
この写真の奥方向に写っている場所・ジャングルの入口に普通教育の「小学校を創る」ことを計画しました。
〇 グランドデザイン 〇
〇 一期工事 〇
日本に居ると、計画すれば物事がだいたいスムーズに進むのが当たり前。
ましてや住民や行政が望んでいる学校の建設ならなおの事・・・
よーし 創るぞ! と 思いきや 反対勢力が あった。
賛成勢力があれば、反対勢力が少なからずある。 そんな簡単なことは分かっているが・・・
まさか、皆が望んでいる学校においても そう思う人たちがいる。
後になってわかることだが、本当に反対しているわけではない。
多くは、満足に教育を受けていない大人たちの勘違いやお金を求めての行動であることを・・・