Linux Tips

シングルユーザーモードで起動するには

北浦訓行
2003年9月4日

HDDを増設して特定のディレクトリやファイルを移動させたり、削除したファイルの復活を試みるなど、ほかのユーザーによるファイルの書き込みを禁止したいときは、Linuxをシングルユーザーモードで起動する方がよい。

LILOでは、「boot:」というプロンプトが表示されたら、「linux single」と入力して[Enter]キーを押せばいい。

boot: linux single

ただし、Vine Linuxの場合、最初にグラフィカルな画面が表示されるので、[Ctrl]+[X]キーを押して、テキストモードに変更してから入力する必要がある。

Vine Linux 2.6r1のLILO

GRUBでは、最初の画面が表示されたところで[E]キーを押す。複数のOSが登録されている場合は、起動したいOSを選択してから[E]キーを押す。

選択したOSの起動コマンドが表示されるので、「kernel〜」の行を選択して、再び[E]キーを押す。

OSの起動コマンド画面。「kernel〜」の行を選択して[E]キーを押す

起動コマンドの編集画面になるので、コマンドの末尾に「 single」(先頭にスペースを入れる)と入力して[Enter]キーを押す。

起動コマンドの編集画面。末尾に「 single」と入力して[Enter]キーを押す

すると、先ほどの起動コマンド画面に戻る。「kernel〜」の行末に「 single」が追加されていることを確認したら[b]キーを押す。これで、シングルユーザーモードによる起動が始まる。




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