TUFS クォーター制、はじまります
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2015年03月13日 公開
4月からTUFSクォーター制が始まります。その特徴は、新たに設けられる夏学期と冬学期にあります。これまで夏休みだった期間も、計画的、そして、アクティブに、学びの期間として活用できます。さあ、今年の夏を、あなたはどんな夏にしますか?
今回のTUFS Today では、新たにはじまる今年の夏学期の「学び」のラインナップをご紹介します。
TUFSクォーター制とは
TUFSクォーター制は、1年を4つの学期にわけ、これまでの教育システムを踏襲する春学期、秋学期に加え、新たなアクティブな学びの選択肢を提供する夏学期、冬学期を設置するものです。2015年度の日程は次の通りです。
- 春学期:4月1日〜7月11日
- 夏学期:7月12日〜9月30日
- 秋学期:10月1日〜1月23日
- 冬学期:1月24日〜3月31日
春学期・秋学期は、通常の授業期間に2回のアクティブラーニングを加えて実施されます。2回のアクティブラーニングの課題や内容は、シラバスに明記されます。
一方、夏学期・冬学期は、学生1人1人の選択により、設計していく学期です。この時期には必修の授業が置かれることはありません。留学する、英語や新しい言語に挑戦する、インターンシップやボテンティア活動に取り組むなど、いろいろな「挑戦」にあてることになります。2015年度夏には、現時点では、以下のラインナップが予定されています。今後も変更や追加がありますので、学生の皆さんは、学務システムで提供される情報に注意してください。
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2015年、夏に何を学ぶ?
TUFS_Quarter_logo04 1. 留学しよう
東京外大は、世界各地の108の大学と学生交流協定を結んでいます。「短期海外留学制度」を利用すれば、それらの大学が夏に提供するさまざまなプログラムに参加することができます。もちろん単位も認定可能。行先は、世界中に広がっています。
(1) 各国言語コース
サンクトぺテルブルク大学 ロシア語コース
(2) 英語を学ぶコース
ビジネス英語など)
(グローバルビジネス,国際関係学など)
(3) 主題を学ぶ総合コース(使用言語は英語)
and Old Continentin a New Millennium”
(ドイツ語・英語)
→ TUFS短期海外留学の詳細は、こちらのページで確認ください。
TUFS_Quarter_logo04 2. 海外の協定校などとの連携によるJoint Education Program
東京外大は、海外の協定校とのJoint Education Program を進めています。その一環として、この夏、協定校の教授陣が本学の教壇にたちます。海外への留学前に、一足先に、本学で留学体験!
▲さんかく台湾師範大学とのJoint Education Program
チェン・ハオラン先生による、「Introduction to Language Pedagogy as Science」(使用言語英語)
▲さんかくリール第三大学とのJoint Education Program
リチャード・デイヴィス先生による、「Britain and Europe Since 1945: A History of a Troubled Relationship」(使用言語英語)
ベルランゲ河野紀子先生「日仏間における知の双方向性と受容過程」(使用言語日本語)
▲さんかくダイナミックアジア―アジアの今を考える集中講義(使用言語英語)
▲さんかくヤンゴン大学とのJoint Education Program
Aung Myint Oo先生による「ビルマ語」(ビルマ語専攻学生対象。使用言語ビルマ語)
また、この夏、「コンフリクト耐性育成プロジェクト」により、以下のスタディツアーも実施されます。
▲さんかくムンバイ大学と協働実施する、スタディツアー
「ムンバイ・ソーシャルワーク研修」
▲さんかく韓信大学校(韓国)、聖公会大学校(韓国)、寧波大学(中国)とのJoint Education Programによる、スタディーツア―
「中露国境・中国吉林省研修」
▲さんかくピースボート地球大学への参加
TUFS_Quarter_logo043. サマープログラムに参加の留学生とともに学ぼう
この夏、本学で開催される「TUFS Summer Program」には、世界中から大勢の短期留学生が日本語や日本ビジネスを学びにやってきます。次の授業は、そうした留学生をサポートしつつ、彼らとともに日本や日本文化を体験する授業です。留学生に日本を紹介するプログラムを一緒に作っていきましょう。
▲さんかく世界教養科目(地球社会と共生1A) 「多文化交流実践」 (担当教員:宮城徹)―7月実施。
TUFS_Quarter_logo044. 教養・専門科目をじっくり学ぼう
国際社会で活躍するために必要な教養や、専門への概論科目などの一部は夏学期に開講されます。言語は英語や、日本語。英語で行われる授業は、英語力を高める上でも有用です。
—–英語による講義—————————-
▲さんかく世界教養科目「国際社会をひもとくA」 Introduction to International Relations (担当教員:東野篤子)
▲さんかく言語文化学部・導入科目「グローバルコミュニケーション入門B」Introduction to Interpreting Theory and Practice(担当教員:田村智子)
▲さんかく言語文化学部・専門科目「ヨーロッパ文化研究A」From Opera to Musicals: Middlebrow Culture in Britain and the USA(担当教員:新井 潤美)
▲さんかく国際社会学部・導入科目「国際関係論」International Organizations(担当教員:東史彦)
▲さんかく国際社会学部・概論科目「国際協力論」 International Cooperation and International Law (担当教員:小阪真也)
▲さんかく国際社会学部・概論科目「地域社会研究概論」 European Studies (担当教員:篠原琢他リレー)
▲さんかく国際社会学部・専門科目「社会学A」 Gender and Globalisation (担当教員:青山 薫)
—–日本語による開講—————————-
▲さんかく世界教養科目「くらしと健康A」教養としての医学(東京医科歯科大学の教員によるリレー講義)
▲さんかく言語文化学部・専門科目「言語学A」形態統語と意味の言語類型論入門(担当教員:河内一博)
▲さんかく国際社会学部・専門科目「東南アジア地域研究A」 東南アジアにおける民主化と体制変動:タイの事例を中心として(担当教員:玉田 芳史)
▲さんかく国際社会学部・専門科目「経済学A」 開発計画論(理論と実践)(担当教員:泉 泰雄)
▲さんかく国際社会学部・専門科目「社会学A」 国際移民論 (担当教員:徳永理彩)
TUFS_Quarter_logo045. 就職に役立つ勉強をしよう(キャリアデザイン)
卒業後の自分を思い描いてみると・・。どんな仕事につきたいのか、先輩の話から学ぶことは多いことでしょう。公務員試験の勉強をスタートさせるのも一つの選択肢です。
—–公務員を考えている人へ—————————-
▲さんかく世界教養科目「憲法を読み解く」 憲法 実践篇(担当教員:斎藤 一久)
▲さんかく国際社会学部・専門科目「経済学A」 経済理論 実践編(担当教員:蒲生慶一)
—–企業をめざす人へ—————————-
▲さんかく世界教養科目「キャリアデザイン論1A」 現代日本の企業経営を学ぶ(担当教員:工藤悟志)
▲さんかく国際社会学部・専門科目「法学」 ビジネス法(担当教員:顧 丹丹)
—–インターンシップへ—————————-
▲さんかく2014年度には、「グローバルビジネス講義」に関連し、国外・国外の多くの会社にインターンシップを派遣しました。2015年度も、同様のチャンスが用意されています。詳しくはグローバルキャリアセンターのホームページを参照ください。
→ グローバルキャリアセンター
TUFS_Quarter_logo04 6. 英語を磨こう
グローバル人材育成言語教育プログラム(GLIP)は、グローバル化が進む国際社会で活躍するのに不可欠な英語力を身につけるための授業群です。夏学期に開催されるのは、英語で、英語を学ぶ集中コース。英語力アップにとりくみましょう。クラス分けは、TOEIC点数により行われます。
TUFS_Quarter_logo04 7. 新たな言語を学ぼう
新しい言葉を学ぶチャンスが多いのは、東京外大の魅力のひとつ。この夏、新しい言葉にチャレンジしてはいかがでしょう。いずれも、世界教養科目として開講されます。
▲さんかくオランダ語 (担当教員:河崎 靖)
▲さんかくサンスクリット語入門 (担当教員:水野善文)
▲さんかくグルジア語 (担当教員:児島康宏)
▲さんかく手話学研究 (担当教員:原・加藤)
▲さんかくハウサ語初級(担当教員:塩田勝彦)―地域言語C「アフリカ諸語」として開講されます
また、本学アジアアフリカ言語文化研究所の言語研修として、東京会場では次の2つの言語に挑戦することができます。
▲さんかくアラビア語パレスチナ方言 (担当教員:依田純和) 8月6日〜9月11日
▲さんかく古ジャワ語 (担当教員:青山亨ほか) 8月17日〜9月4日―この授業は英語で行われます
TUFS_Quarter_logo04 8. 大学院生から外国語を学ぼう
東京外大の名物のひとつは、大学院生が夏に開講する外国語のサマースクールです。毎年、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語などが開講されます。初級文法だけではなく、e-mailの書き方や映画を見ながらフランス語を勉強するコースもあります。詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。
→ 東京外国語大学 大学院生によるサマースクール
TUFS_Quarter_logo04 9. ボランティアに取り組もう
もちろん、夏学期には、それぞれが計画した活動、たとえばボランティア活動に打ち込むことも可能です。本学では、ボンティア活動スペースVOLASを中心に、ボランティア活動への支援を行っています。社会へ、世界へ、一歩を踏み出してみましょう。
→ ボンティア活動スペースVOLAS