家庭の備えと地域の助け合いで火災を防ぎましょう
火災は一度発生すると瞬く間に広がり、尊い命や財産を奪います。その被害は、一軒の家にとどまらず、地域全体に及ぶ可能性があります。ご家庭でできる火災予防策と併せて、地域で協力して被害を減らすためのポイントをご紹介します。
家庭でできる火災予防のポイント
あなたの命と財産を守るため、日頃から以下の点に注意し、火災を未然に防ぎましょう。
台所まわりの火の管理
- 調理中は火元を離れない。離れる際は必ず火を消しましょう。
- コンロの周囲に燃えやすいものを置かない。
- 換気扇の油汚れはこまめに清掃しましょう。
電気火災の防止
- たこ足配線は避け、コードの損傷に注意しましょう。
- コンセントは定期的に清掃し、ほこりを溜めない。
- 古い電化製品は点検・交換を検討しましょう。
暖房器具の点検と安全使用
- ストーブの周囲に燃えやすいものを置かない。
- 給油は火を消し、冷めてから行う。
- 就寝時や外出時は必ずスイッチを切りましょう。
住宅用火災警報器の設置と点検
- 義務付けられた場所に必ず設置し、定期的に作動確認を行いましょう。
- 設置から10年を目安に本体の交換を検討しましょう。
ベランダ・家周りの整理整頓
- ベランダに段ボールや新聞紙など、燃えやすいものを放置しない。
- 自宅の周りの枯れ草やごみは定期的に清掃しましょう。
たばこの不始末に注意
- たばこは必ず灰皿で消し、完全に火が消えていることを確認しましょう。
- 寝たばこは絶対にやめましょう。
放火されない環境づくり
- 家の周囲に燃えやすいものを置かず、見通しを良くしましょう。
【家庭でできる火災予防のポイント】消すぞう君のイラスト
地域での助け合い・共助で被害を小さく
火災は一軒の家だけでなく、地域全体に影響を及ぼします。ご近所同士の協力が、被害を最小限に抑える鍵となります。
地域で協力してほしいこと
- 異変を感じたらすぐ119番通報
- 焦げ臭い、煙が見えるなど、気づいたら迷わず消防に連絡しましょう。
- お年寄りなどへの声かけ・見守り
- いざという時の避難を助け合いましょう。
- 防災訓練への参加
- 地域の訓練に積極的に参加し、いざという時に備えましょう。
火災は「自分の家だけの問題」ではありません
- 自宅の火災が隣家へ、隣家の火災が自宅へ延焼する可能性があります。
- 大規模な火災は、地域全体の避難につながることもあります。
- 「自分の家と地域の安全」を守る意識が大切です。
【地域での助け合い・共助で被害を小さく】消すぞう君のイラスト「地域ぐるみで訓練しよう」
乾燥時・強風時の火災に特に注意
乾燥時や強風時は火災が早く燃え広がり、「飛び火」によって遠くまで延焼する危険性が高まります。特に空気が乾燥し、風が強い日は厳重な警戒が必要です。
乾燥時・強風時に特に注意してほしい行動
- 屋外での火気使用(たき火・バーベキュー・花火など)を控える。
- ベランダや庭の可燃物(段ボール、布類など)を撤去または固定する。
- 雨戸やシャッターを閉め、飛び火の侵入を防ぐ。
- 火災発生時は、風下側の住民ほど早めの自主避難を心がける。
- セルフスタンドでガソリンを給油する場合は静電気除去シートに触れる。
【強風時の火災に特に注意】消すぞう君と山のイラスト
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