家が古くなったのに、なぜ税金が下がらないの・・・?
Q7 家が古くなったのに、なぜ税金が下がらないの・・・?
私は28年前に家を建てました。相当古くなったのに、なぜ税金が下がらないのですか。
A7
固定資産税・都市計画税の税額の算出の基礎となる家屋の評価は、国の定める基準に基づき、3年に一度、評価替えを行います。
この評価替えでは、建築物価水準の変動により改正された新しい評価基準によって評価し、経過年数に応じた損耗を考慮して減価を行います。
これによれば、建築後からの評価基準の上昇が、家が古くなることによる減価を上回った場合は、新しい評価額は上昇することとなり、逆に下回った場合は、新しい評価額は減価することとなります。
ただし、年の経過とともに傷んでいく家屋について、税負担を増すことは、納税者の理解を得にくいことから、税制度上、前年度の評価額を上回った場合は、前年度の評価額に据え置くこととされています。
あなたの家の場合、28年前の建築時からの評価基準の上昇が、建築後 28年経過したことに対する減価を上回っているため、評価額が下がらず、税金も下がらないのです。
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