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海洋観測の現状と展望―地球環境科学への貢献ー
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開催趣旨
地球温暖化を予測し、人間社会や生態系への温暖化の影響を評価する上で、海洋の実態を解明することは非常に重要です。例えば、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価報告書では、大気だけでなく海洋も温暖化していることや二酸化炭素濃度の増加によって海洋が酸性化していることなどが報告されています。また、世界平均気温の停滞現象(ハイエイタス)の原因として、熱が海洋に再分配されている可能性も指摘されており、海洋観測データの重要性が高まっています。
観測船やアルゴフロート(自動的に水深2000mまでの水温・塩分等を測定する機器)を用いた海洋観測は、国際的な連携・協力のもとに進められており、また、観測データのアーカイブ等に関しても、国際的な連携の枠組みが構築されています。
今回のワークショップでは、海洋観測の現状と成果、観測データのアーカイブの状況、観測とモデルの連携の視点も含めて海洋観測の最近の動向と今後の展望をご紹介します。
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日時
平成26年11月20日(木) 13:00〜17:00 (受付開始12:15〜)
場所
千代田放送会館ホール (定員200名)
東京都千代田区紀尾井町1-1 Tel: 03-3238-7401 [ MAP]
主催
地球温暖化観測推進事務局/環境省・気象庁
後援
内閣府、文部科学省、海上保安庁、 (独)海洋研究開発機構、
(独)水産総合研究センター、(独)国立環境研究所地球環境研究センター
参加費
無料
参加申込方法
本ワークショップは終了しました。多数のお申込み、誠にありがとうございました。
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プログラム
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13:00〜13:10
開会挨拶 (気象庁) (司会: 藤谷 徳之助 地球温暖化観測推進事務局)
13:10〜13:50
基調講演
「地球環境科学をささえる海洋観測 ー現状と展望ー」 pdfpdf(4.5MB)
深澤 理郎(海洋研究開発機構)
13:50〜16:30
講演
1.「気象庁の定線観測の半世紀 ー変動のシグナルを求めてー」
宮尾 孝(気象庁)pdfpdf(3.3MB)
2.「海上保安庁における海洋観測業務」
寄高 博行(海上保安庁)pdfpdf(4.6MB)
3.「水産試験研究機関における海洋モニタリング」
清水 学(水産総合研究センター 中央水産研究所) pdfpdf(6.5MB)
---------------(休憩 15:20-15:30)---------------
4.「もうひとつの二酸化炭素問題 ー海洋酸性化ー」
野尻 幸宏(国立環境研究所)pdfpdf(3.5MB)
5.「海洋モデルの現状と展望 ー海洋データの統合的理解のツールとしてー」
羽角 博康(東京大学大気海洋研究所)pdfpdf(2.6MB)
16:30〜17:00
総合討論
「海洋観測における今後の連携 ー観測とモデルの視点からー」
17:00
閉会
※(注記)講演資料(pdf)は、講演者のご承諾をいただいた上で掲載しております。無断転載はご遠慮下さい。
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