(報告)ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)研究会・  北海学園大学開発研究所 共催セミナー

報告「社会起業家と ソーシャルインパクトボンド」



201612111500から、北海学園大学豊平キャンパスにおいて、北海学園大学開発研究所との共催により、一般社団法人DSIA副代表理事でソーシャルビジネスを専門に研究されている服部篤子氏を講師にお迎えし、北海学園大学開発研究所長の樽見弘紀氏、同じく北海学園大学開発研究所特別研究員でSIB研究会座長の田口晃氏、そしてNPO法人NPO推進北海道会議事務局長の佐藤隆氏のお三方を聞き手・パネリストに、参加無料のセミナー「社会起業家と ソーシャルインパクトボンド」を開催しました。当日は研究会メンバー8人、事務局4人のほか、一般の方も参加しました。
一般社団法人DSIA副代表理事・服部篤子氏
服部さんからは、「社会起業家にとってソーシャルインパクトはどのような意義があるか」「インパクト評価は誰のためか?(評価の目的は?)」という2つの論点を整理し、問題を提起していただきました。社会事業における「ソーシャルインパクト」が重視されるようになった経緯から、それを評価する手法としての「インパクトバリューチェーン」、そして多様なセクターのコラボレーションの重要性についてご説明いただきました。
セミナー後半では質疑応答が行われ、社会的インパクト評価についてや、社会的企業の条件について質問が上がり、「社会性、事業性に加えて、社会的イノベーションと呼べるものを起こせるかどうかが、その事業体がソーシャルであるかどうかを測る目安であり、イノベーションは、さまざまなセクターの接する境界線上で起きることが報告されている。それゆえにコラボレーションが注目されている。SIBの組成においても、資金の出し手、事業実施主体、サービスの受け手、地元の協力者など様々なセクターの参加が予想される。財政支出削減だけでなく、社会的イノベーション創出も期待されている」などの意見が出されました。

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投稿者: hatahataken -
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