災害に備えてインストールすると良さそうなiPhoneアプリ
東北関東大震災を経験して、災害に対する考え方が変わりました。「万が一はある」強く思うようになりました。そして今回、iPhoneに助けられた部分が大きかったので、災害時にあったら便利だと思うアプリをまとめておきます。
<<連絡手段>>
[画像:Evernote 20110322 14:56:21.jpg]「Tango」は3G回線で利用できるビデオチャットアプリです(通話のみも可)。地震直後はiPhoneでの通話/SMSが不可能になったのですが、ネット経由の「Tango」は大丈夫でした。茨城の知人の安否確認にも利用しました。
ネタフルでは3G回線でもビデオチャット可能なiPhoneアプリ「Tango」というレビュー記事を書いています。
(無料)
Tango Video Calls - TangoMe, Inc.
「Twitter」も「Tango」と同様、電話回線が繋がらない中で知り合いの安否確認や交通情報など、情報交換やコミュニケーションに大いに役立ちました。
ネタフルではツイッター公式iPhoneアプリ「Twitter for iPhone」というレビュー記事を書いています。
[画像:Evernote 20110322 15:10:19.jpg]「ナカマップ」は、プッシュ通知が可能なグループチャットのツールです。"シャウト"というプッシュ通知ができるので、地震時に一斉送信で安否の確認ができます。GPS機能をオンにしていれば、居場所の確認も可能です。
iPhoneだけでなく、Android、携帯電話にも対応しているので、家族や友人の間でグループを作成しておくと、緊急時に向けて良いと思います。炊き出しの災害ボランティアの間でも活用しました。
ネタフルではiPhone/Androidでプッシュ通知もできる手軽なグループチャットアプリ「ナカマップ」の使い方[PR]というレビュー記事を書いています。
(無料)
ナカマップ - KAYAC Inc.
追記:「HeyTell」iPhoneをプッシュトークでトランシーバ化するアプリ(iPad/iPod touchとも会話可)もお薦めです。
<<地震情報>>
[画像:_Users_kogure_Library_Application-Support_Evernote_data_101370_content_p1437_bc0c3ad1c306c6d6a71ce9ecb0f5e98d.jpeg]「ゆれくるコール」は、緊急地震速報をプッシュ通知で受けとることができるアプリです。自分のいる場所(予測したい場所)と、通知の震度(震度3以上等)を設定することができます。
たまに誤報になってしまう時もありますが、心の準備ができるのは非常にありがたいです。
(無料)
ゆれくるコール" for iPhone - RC Solution Co.
「地震情報」も、緊急地震速報をプッシュ通知で受けとることができます。ユーザ数急増により有料になったので他の無料のアプリでも良いかもしれませんが、念の為に二つのアプリで地震情報や震度を確認するようにしています。
(115円)
地震情報 - re:plus
<<交通情報>>
[画像:_Users_kogure_Library_Application-Support_Evernote_data_101370_content_p1440_eb15f4ffe6c424f65d9373e7a0b035ff.jpeg]「ツブエキ」は駅名に関連するツイートを表示してくれるアプリです。地震後に電車のダイヤが大幅に乱れるなどした中、駅の情報が分かって便利という声が多かったアプリです。
(震災支援で期間限定無料:通常230円)
ツブエキ - Thumbs Apps
「MapFan」は全国の地図データを本体に持つアプリなので、圏外でも利用可能です。普段は電車やクルマで移動しているようなところからの帰宅支援や、慣れない場所での避難に役立つと思います。
(震災支援で期間限定無料:通常2,300円)
MapFan for iPhone - INCREMENT P CORPORATION
「ご近所ナビ」は近隣のコンビニ、トイレ、パーキング、小児科、病院といった情報を表示してくれるアプリです。慣れない土地で様々な施設を検索したり、近隣のツイートを検索したりすることができます。
(震災支援で期間限定無料:通常230円)
ご近所ナビ - Newton Japan Inc.
<<ツール>>
[画像:_Users_kogure_Library_Application-Support_Evernote_data_101370_content_p1446_8376242038bf299caf7c928f0fdf5438.jpeg]「懐中電灯。」はその名の通り、iPhoneを懐中電灯にするアプリです。背面のフラッシュを点灯することができます。点滅するストロボモード、モールス信号モード、ハザードモードなどがあります。
(無料)
懐中電灯。 - 7th Gear
「i緊急装置」は、指定しておいた場所へ電話をかける、指定した場所へメール送信する、指定したメッセージをツイッターへポストする、といった緊急時に陥った時に使用するアプリです。
(無料)
i緊急装置 - CUBY COM
「radiko.jp」は3G回線でもサイマルラジオ放送を聞くことができるアプリです。災害時に携帯電話の電波が通じれば、ラジオを聞くことが可能になります。
(無料)
radiko.jp - Alfredcore Inc.
<<医療>>
[画像:_Users_kogure_Library_Application-Support_Evernote_data_101370_content_p1452_8cb0f4de59c3546b0cfa5c49141bf5ec.jpeg]「家庭の医学」は言わずもがな「家庭の医学」のiPhoneアプリです。応急処置の方法なども掲載されています。
(震災支援で期間限定無料:通常1,500円)
家庭の医学 - MTI Ltd.
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そこまでは使わないんじゃないか....と、確かに思うアプリもあるのですが「万が一はある」というのを心に刻み、iPhoneにもアプリをインストールしておきたいと思います。
今回の震災で特にiPhoneが便利に思ったのは、ネット経由による通話やテキストメッセージングです。電話回線はあっという間に使えなくなったのに、地震直後でもツイッターは平気で使えていました。
いち早く「Tango」で家族の安否確認ができたのも良かったですし、ツイッター経由で情報が得られたのも心強かったです。
本当は家族・親戚間でもツイッターでフォローしあっておくのがいいのかもしれませんが、それが難しい場合は一つのアカウントを共有するというのでも良いのかもしれません。
なお、我が家の緊急時の連絡は「ナカマップ」でグループを設定しました。携帯電話から参加すると、メールでメッセージが届くようなので、iPhoneを使っていない家族との緊急時の連絡にも良いかもしれません。
以上、誰かの何かの参考になれば幸いです。