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講座の概要
漁師になりたい方に、さまざまな漁法を紹介します。この回でお届けするのは定置網です。定置網は三重県の漁師が行っている漁のひとつです。
漁期中、魚の通り道に支柱や碇などで網を固定し、網の奥へと魚群を誘導して魚を漁る漁法です。
アジやブリ、サバなどを対象とし、水深27mより深い海に設置される大型定置網を「大敷網」、27mより浅い海に設置される小型定置網を「壷網」ともいいます。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
早川紳さん
出身地は大阪で、都会に住んでいました。
人混みや人付き合いが苦手な面がありました。
あまり人のいない船の上ならどんな感じかと思い、漁師が気になりました。
一度目は須磨でノリ養殖をさせてもらい、気が楽に働けるなということが分かりました。
その後、こちらの大藪に体験という形で最初3日間来させてもらいました。
次に、電話をして入らせてもらいました。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
魚労長 中井恭佑さん
簡単に言うと、「待ち」の漁業と呼ばれています。
釣りのような追いかけて魚を獲るのではなく、全長300m程の大きな仕掛け(網)を海に設置してそこに入ってくる魚を待って、入ったタイミングで船をあげて魚を漁獲する「待ち」の漁業です。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
魚労長 中井恭佑さん
定置網漁業は「待ち」の漁業なので、毎日どんな魚が(網に)乗ってくるのかわからない。
今日はこれ取れたけれど、明日は違うものが乗ってくるとか。
毎日変わってくるので、それが楽しいところの一つだと思います。
ほかの漁のことはわかりませんが、定置網漁業は比較的拘束時間の短い漁となっています。
昼ぐらいには作業が終わるので、それ以降は自分の好きな時間の使い方ができるというのも大きな魅力だと思います。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
魚労長 早川紳さん
美味しい最中が食べられる。本当に都会では味わえない、取り立てを食べられる。
そこは本当に美味しいなあと思います。
毎日、何が釣れるか、何が入っているのかわからない。
毎日同じ仕事がない。
マンネリとかが全然ないし、毎日が楽しい。おもしろい。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
吉田元治さん
年間を通して、いろいろな魚と触れ合える。食べられる。
そういうところに魅力を感じます。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
魚労長 中井恭佑さん
まず、新人漁師は氷出しやロープの片付けなど、基本的な作業を覚えます。
その後、先輩漁師のやっている姿を見ながら覚えて。
見ていると、先輩漁師もいろいろ教えてくれるので覚えていきながら、約1漁期、1年間の作業を務めれば早い人で一人前になっていくのではないでしょうか。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
魚労長 中井恭佑さん
まずは踏み出す一歩が大切だなと思います。
体験漁業などをやっているところに連絡をして、まず体験してみる。
その町の風紀や会社の空気をしっかり体験して、自分に合った場所を探すことが大切かなと思います。
一つのところだけではなく、いろいろな会社を体験して、
自分に合ったところを探してください。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
早川紳さん
最初入る時は、ちょっとどうかなと思ったりすると思うのですが、
僕的には来て最高だったなと思います。
ここ以外にないぞ、みたいな感じなので。
そういうのに出会えるかもしれないので、気になる人はドシドシ進んでください。
●くろまる尾鷲市早田町 株式会社早田大藪
吉田元治さん
やる気がある人は来てもらったら良いし、
ちょっとでも気になるというならば、
体験で雰囲気だけでも味わいに来てもっらたら良いかなと思います。