[フレーム]

田辺市議会議員 かよの「いっぽ、にほ」

kayomaeda.exblog.jp
ブログトップ

平和外交のパワー

こんにちは。田辺市議会議員の前田かよです。

今日は、平和についてのお話です。

先の衆院選以降、差別と排外主義が声高に言われ、スパイ防止法など戦前回帰の危険な動きがとても心配ですね。

最近では、自衛隊がアメリカと大規模な軍事演習を行い、その一環で白浜空港でもタッチアンドゴーの訓練が行われました。
また高市首相が台湾有事を念頭に「存立危機自体」と発言したことや、非核三原則の見直しなど周辺国を刺激し経済問題にまで波及しています。

そんな中「平和外交のパワー」と題した集いを党地区委員会の主催でされました。
講師の田川実氏は、国際情勢と外交分野の専門家です。会場からは色んな質問や疑問が出され、都度事例を交えながら分かりやすく説かれました。

今年、志位議長が日中議員連盟の一員として中国に渡り、「日中両国関係の前向きの打開のために」、98年に「日中共同宣言」で「互いが脅威とならない」と交わしたことを活かして「東アジア平和提言」を直接伝えたことや、ASEANが地域の問題を年間100ほどの会議で対話を重ね、紛争にさせない平和構築していることなどをお話しいただきました。

戦争は外交の失敗と言われています。
攻められたらどうするんだ、という漠然とした不安もあるでしょう。、でも武力をちらつかせる勇ましさばかりでは、それこそ危機を招いてしまいます。
平和を守るために何が必要なのかご一緒に考えていければいいですね。


# by maekayoblog | 2025年11月24日 08:57 | つどい | Comments(0)

チョイソコいずみ、和泉市で視察

こんにちは、田辺市議会議員の前田かよです。

議員団で和泉市の公共交通を視察してきました。

路線バスの撤退にともない、今年4月からコミュニティバス「めぐーる」と乗り合いタクシー「チョイそこ」が新たに編成されていました。


乗り合いタクシーは、事前登録すれば、乗車30分前までのWeb予約で一回300円で利用できるシステムでした。市内3つのエリアで90近い停留所が設けられ、住民以外にも観光やビジネスでの利用もできるようになっていました。


路線バスの撤退からわずか半年で新たな公共交通網を作っていたのには驚きでした。

相当なご苦労があったと察しますが、利用者からは喜ばれているとのこと。

田辺でも、路線バスがない地域での区域運行なら乗り合いタクシーを走らせることができるはずです。移動がもっとしやすくなれば、ひともまちも元気になるように思います。


# by maekayoblog | 2025年11月03日 07:00 | 視察・学び | Comments(0)

どう思いますか?公立大学設立構想2〜学生確保の勝算はあるのか?〜

こんにちは。田辺市議会議員の前田かよです。

今日は、公立大学設立構想についての一般質問報告第2弾です。

この問題について一番心配されることの一つが、「少子化の時代に運営が成り立つのか」ということでしょう。
国の機関調査によれば、18歳人口や進学者数は2050年にかけて半減すると推定されています。


さんかく国立社会保障・人口問題研究所の調査書より筆者が作成

構想中の大学入学者数は定員144人のうち、市が設定したエリア内(電車通学が可能な有田〜串本の14市町)から10人に1人が入学すると見込んでいますが、下の図のように2050年には47人にまで激減することが予測されています。


さんかく「田辺市高等教育機関設置等調査」をもとに筆者が作成

エリア外からの入学で最も可能性が高いのが関西圏にになりますが、この地域には大学など高等教育機関が200以上あり、定員割れによる統廃合が相次いでいます。
「安定的な運営が可能か?」
という問いに対し、市は
「定員を満たしていれば開学3年で黒字になる」
と正面から答えませんでした。また
「実際に生徒確保ができるか、検証は不可欠である。」
との認識を示し、学生の確保に勝算があるとは言えない状況であることが明らかになりました。

大学の運営収支が赤字になれば、市税で補助することもありえますが、このリスクを承知で市民は大学設立を望んでいるでしょうか。
行政の一番の使命は住民福祉の向上です。



# by maekayoblog | 2025年11月02日 07:00 | 議会 | Comments(0)

どう思いますか?公立大学設立構想1〜財源の勝算はあるのか?〜

こんにちは。田辺市議会議員の前田かよです。

田辺市に突如浮上した公立大学構想について、今定例会で9月16日に一般質問を行いました。

田辺に大学があったらいいな、という漠然とした夢は一定数あるかと思います。
私立大ならともかく公立大学となると、当然市民から預かった税金を使うことになるので考えることはいろいろありますね。

くろまる場所はどこに?
くろまる生徒は集まるの?
くろまる安定的な運営ができるの?
くろまるどんな研究するの?

これらが住民の方々から伺っている疑問点です。
今回はこれらに基づいて、以下の2点に絞って市の考えを質しました。

1初期費用の財源は見込めるのか?
2少子化における安定的な運営が見込めるのか?

1の初期費用について市は約50億円の投資を考えています。
その内訳は
旧庁舎の改修...34億円
別館の改修...... 5億5000万円
設備費用......... 4億円

これは開設前年までの費用で、開設後数年は校具や図書の設備投資が必要なので、設備費用トータルは6億〜8億が見込まれます。
このことと建築資材などの物価高騰を考慮すると、質実ともに開学するには初期費用は最低60億円は必要になるのではないかと思います。

↑「田辺市高等教育機関(大学)設置可能性調査検証結果報告書」より抜粋
https://www.city.tanabe.lg.jp/kikaku/files/houkokusho.pdf

この財源は、国からの助成金が20億円、市債18億円、寄付金10億円、市の一般財源が2億円としています。
このうち4割を占める助成金(大学・高等教育強化支援事業助成)は、理・工・農学の分野でデジタルサイエンスや情報科学を用いる学部学科の開設を支援するものです。予算の7割がすでに執行済みで、昨年8月には大学の約3割が選定済みか申請を検討している、という非常に競争率の高い助成金です。
採択されている学部学科はいずれも、デジタルサイエンスや情報科学を医療・建築・農業などで活用すると、研究内容が具体的に示されているのが特徴です。
それに対し、熊野立初大学の分離融合型情報科学はどんな研究をするのかが明確でありません。
そのことが悪いと言っているのではなくて、頼りにしている助成金の支援内容とは合致しないのではないか、ということです。
「この競争率の激しい助成金に採択される見込みがあるのか?」という問いに
実際、市の答弁は「もし開設するとなったら全力で取り組む」とだけで、自信をもって見込めるとは応えられませんでした。
財源の4割を占める部分で十分な見込みがある、と言えない状況で、あとは寄付金頼み、ということです。
寄付金が十分でなかったら市の一般財源を投入額を増やすしかないということです。

さて、市民の皆さんは、こういう税金の使われ方にいかが思われるでしょうか?

続きは
2少子化における安定的な運営が見込めるのか?
について報告する予定です。




# by maekayoblog | 2025年09月21日 15:11 | 議会 | Comments(0)

第25回福祉フォーラム「こいのぼりの会」

第25回福祉フォーラム「こいのぼりの会」は、たくさんのこいのぼりが泳ぐ青空の下、たくさんの人でにぎわいました。
かれこれ8年くらい何らかしらのお手伝いさせて頂いて、ここ数年は司会進行と演奏をさせて頂いています。
司会には特にマニュアルも原稿もないので、出演団体ごとの転換のお手伝いをしつつ、間がが空くときは出演者の他に出店者さんの紹介をしたり、合間にステージ裏で控えている出演団体と軽く打ち合わせしたり...じっとすることのない司会者でした。田高のSeekerの生徒さんのアシストにもずいぶん助けて頂きました。生徒さんも臨機応変にアドリブ交えてアナウンスされ、流石色んなボランティア活動をされているだけあって、力を発揮されていました。

演奏では、エレクトーンの森松慶子さんとご一緒させて頂きました。数年ぶりに「アンパンマンのマーチ」を、「リメンバー」は手話付きで演奏しました。あすなろ合唱団さんにもご参加いただいて、最後は「花は咲く」を会場の皆さんと歌いました。「リメンバー」を聴いて「感動。一緒に歌いたいなぁ。」と嬉しいご感想も頂きました。

選挙でずいぶん喉を酷使したので、休ませるためにも声を出しての練習はほとんどしないまま、イメージだけ作って臨んだ演奏でしたが、青空のもと気持ちよく歌わせて頂きました。

YouTubeで録画公開していますので、ご覧頂ければ嬉しいです。
私の好きなお父さん

# by maekayoblog | 2025年05月07日 03:27 | 音楽 | Comments(0)
12 3 4 5 次へ > >>

ファン申請

(注記) メッセージを入力してください

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /