垂直統合事業
グローバルアドバンストメタルは、エレクトロニクス、航空宇宙、自動車、化学製造およびその他の産業向けに高性能タンタル冶金および粉末製品を先導的な垂直統合型でコンフリクトフリーを実現しています。
当社は複数の国に拠点を置き事業展開しています。
- アメリカ:冶金製品とコンデンサ用粉末
- アメリカ:積層造形用粉末
- 日本:コンデンサ用粉末
- アメリカ & 日本:研究開発(R&D)
日本 会津工場
会津工場は、東京の北に位置し、40年以上にわたり、世界最高水準の品質と静電容量を誇るコンデンサ用粉末を生産しています。この工場では、「次世代」のコンデンサ用タンタル粉末の量産を行い、常に業界をリードしてきました。
会津チームは、先進的なタンタル材料の研究開発に注力し、業界をリードする製品改良を続けています。
会津工場は、日本化学キューエイ株式会社(JCQA)により、ISO 9001およびISO 14001の認証を取得しています。1994年に日本で最初にISO 9001を取得した施設の1つです。
2010年、ボイヤータウン工場と会津工場は、金属加工工場として初めて、EICC/GeSI主催の認証プログラムによって監査され、「コンフリクトフリー」と宣言されました。
アメリカ ボイヤータウン工場
ペンシルベニア州にあるボイヤータウン工場は、アメリカで唯一、タンタルとニオブの垂直統合型生産を行っている工場です。121ヘクタール(300エーカー)の敷地を持つこの精錬工場は、70年以上にわたり操業を続けています。
ここには世界クラスの電子ビーム溶解炉(EB炉)があり、大口径の最高純度を持つインゴットを生産し、最高レベルの化学的、冶金的、および機械的な一貫性を備えた製品がどこでも入手できるようにしています。
GAMの安全衛生と環境保護への熱意が認められ、ボイヤータウン工場は、米国労働省の労働安全衛生庁(OSHA)により、権威ある自主的保護プログラム(Voluntary Protection Programs )(VPP)の最高レベルである「スター」に認定されました。
研究開発(R&D)
当社による業界最高の 300,000CV/g粉末などの製品開発により、顧客企業は高静電容量と大幅な小型化を実現したコンデンサを生産できるようになりました。
現在の生産技術では、約250,000CV/gのレベルにおいて、物理的かつ経済的な壁があります。そのため、当社の研究開発チームは、この壁を乗り越えて「超高」CV粉末の生産を可能にする、技術的ブレークスルーの実現に注力しています。
研究開発プログラムのもう一つの重要課題は、静電容量の全範囲にわたりタンタル粉末の電圧能力を向上させることです。これらのプログラムは、当社の特許技術である高電圧「フレーク」粉末(業界唯一)だけでなく、「電子ビーム溶解粉砕品(Ground Electron-Beam)」や「ナトリウム還元品(Sodium-Reduced)」などの従来からある粉末タイプにも適用されています。
GAMの超高CVコンデンサグレードのタンタル粉末開発は、腕時計やイヤーデバイスのようなウェアラブルな小型デバイスに使用され、また一方で、高電圧コンデンサグレードのタンタル粉末は、自動車部品には必要不可欠なエアバッグやその他のセンサーのように長期信頼性が重要視される高電圧用途に使用されています。
当社の研究開発は、顧客と緊密に連携し、顧客の進化する要件とエレクトロニクス産業のエンドユーザーの要件を深く理解して初めて実現されます。