2005年度
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果について
平成18年9月28日
社団法人 電子情報技術産業協会
ソリューションサービス事業委員会
社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)・ソリューションサービス事業委員会(委員長:伊藤大挙・富士通)は、2000年度よりソリューションサービス事業の啓蒙・普及促進を目指し、ソリューションサービスビジネスの環境の整備、ソリューションサービス品質の向上及び先進的ソリューションモデルの調査等の活動を行っている。
このたび、ソリューションサービス事業委員会では、2002年度、2003年度、2004年度に引き続き、わが国のソフトウェアおよびソリューションサービスの2005年度市場規模調査結果を取りまとめたので公表することとした。
2005年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模
2005年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模は5兆3069億円(前年度比102%)となった。
SI開発(コンサルティング、システムインテグレーション)は、2兆5,663億円(前年度比106%)、ソフトウェア(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)は、6,855億円(前年度比87%)、アウトソーシング、その他サービス(ハード・ソフトメンテナンス、その他)は、2兆551億円(前年度比105%)となった。
SI開発は2002年度以降最高の伸び率となり、ソフトウェアおよびソリューションサービス市場の48.4%を占め増加傾向にある。ソフトウェアは案件小規模化と低価格化等の影響から縮小傾向、アウトソーシング・その他サービスは復調傾向にある。
参考:2005年度のIT全体市場について
2005年度のIT全体の市場規模(ハードウェア、ソフトウェア、SI開発、アウトソーシング等)は7兆9593億円(前年度比101%)となり、ソフトウェア及びソリューションサービスが全体の67%を占め、ハードウェア(メインフレーム、サーバ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ)が33%となっている。
(表1)ITソリューションサービス国内市場統計調査結果
単位:億円
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画像:表1]
(グラフ1)ITソリューションサービス国内市場統計調査結果
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画像:グラフ1]
<補足>
1.調査対象
調査対象はJEITA情報システム部会参画会社、計11社(一部推定値を含む)
セイコーエプソン、沖電気工業、シャープ、東芝、日本IBM、日本電気、日本ユニシス、日立製作所、富士通、松下電器産業、三菱電機
2.調査項目
調査項目はSI開発、ソフトウェア、アウトソーシング及びその他サービスの3分類。
?@ SI開発
コンサルテーションからシステム構築を含むもので、通常、上流工程から下流工程と呼ばれている企画、設計、開発、納入までのSI全体。
?A ソフトウェア
個別プログラムを除く製品としてのプログラム全般、オペレーティングシステム(OS)、ミドルソフトウェア、アプリケーションパッケージ等。
?B アウトソーシングおよびその他サービス
ハードウェア、ソフトウェアの保守サービス、リモート監視、ASP(Application Service Provider)、BPO(Business Process Outsourcing)を含むアウトソーシングサービス等。
参考?@:ハードウェア(サーバ・ワークステーション、パーソナルコンピュータ)出荷実績
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単位:億円
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画像:表2]
※(注記) 平成18年4月27日(広報)我が国におけるパーソナルコンピュータの平成17年度第4四半期出荷実績
※(注記) 平成18年4月16日(広報)わが国におけるサーバ・ワークステーションの平成17年度出荷実績
参考?A:国内IT市場規模
(グラフ2)国内IT市場規模
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画像:グラフ2]
本件に関するお問い合わせは、情報システム部までお願い致します。
©JEITA,2006