社団法人 電子情報技術産業協会では、サーバ事業委員会において、サーバ・ワークステーションの市場動向に関する実態を把握するため、その出荷状況を調査して半期単位で出荷実績を公表してきたが、平成17年度からは四半期単位に公表することとした。
平成17年度第1四半期(4月〜6月)のわが国におけるサーバ・ワークステーションの出荷実績は以下のとおりとなった。
オープンサーバ(UNIXサーバおよびIAサーバ)は、企業業績の改善による投資回復、事業拡大・収益向上に直結する新規システム導入等の好転要因もあり、オープンサーバ合計で台数では前年同期比114%と大幅な伸長となったが、投資効果の厳しい選択と売価変動の継続もあり、金額では前年同期比97%とほぼ前年並みの需要にとどまった。
メインフレームコンピュータは、大型クラスの案件が減少したことが全体の台数・金額の減少につながったが、一時的な案件により需要の増減が大きく変動するので、半年単位あるいは年間単位の長い期間での需要変動を見ていく必要がある。