古松園では、かねてから園生に生き物の温もりに触れる機会をもってもらうことで、豊かな人間性を回復してもらいたいと、セラピードッグの飼育を検討していました。
そうした中で、幸せの架け橋in岡山が主催する譲渡会に参加し、そこでケンタと出会いました。団体の代表の方も、当園の事業に対して深く興味を示してくださり、ようやく、理解ある団体と繋がることができ、譲渡に関する打ち合わせができる運びとなりました。
正式譲渡までには、犬自身が環境に慣れることができるかのテストがあり、令和元年8月2日から16日までの2週間をトライアル期間として、当園で生活してもらいました。
photo初日の夕方から、仕事から帰った多くの園生が笑顔で撫でたり、散歩に連れて行ったりして、園内の雰囲気はこれまでよりも明るくなりました。
ケンタ自身もトライアル期間中に情緒を乱したり、激しく吠えたりすることもなく、落ち着いた生活を継続し、16日の午前に、晴れて当園の住所で岡山市への登録が叶いました。
幸せの架け橋in岡山の代表、担当者、ドッグトレーナーの皆様の協力を賜り、ケンタの譲渡が実現できました。ケンタは、今日も園生達に生き物の温もりを与え、当園の処遇に大いに貢献してくれています。