2015年1月20日火曜日
ご報告 「放射線への理解を深める地域モデル事業」について
末続区がこれまでボランティア団体等の協力を得て実施してきた放射線測定事業が、2015年1月から、いわき市からの末続区への委託事業として拡充され、新たにスタートすることになりました。事業の主体は、末続区となります。福島のエートスは、これまで同様、ボランティアとして末続区のお手伝いを致します。
この事業採択にあたっては、区長をはじめとする末続区の皆さまの多くの努力がありました。
心からお祝い申し上げるとともに、より中身のある事業とするため、これまで同様、惜しみない協力を致したいと思っております。
主な事業内容は、
これまでは、外部被ばく測定と内部被ばく測定が主な事業でしたが、今回から定期的な食品測定と地区だよりの発行が追加されました。
食品測定は、これまで予約の上、久之浜支所まで測定に出かけなければなりませんでしたが、これからは末続集会所で、2月~3月は隔週(2/19のみ木曜日)、4月以降は毎週火曜日に、予約なしで測定できるようになります。(※ただし、検出下限値はおおむね20Bq/kg。)
地区だよりについては、3ヶ月に一度の発行予定で、地区内に配布するだけでなく、避難されている世帯にも郵送配布することができます。
各種説明会については、これまで通り、アドバイザーとして、福島県立医科大学の宮崎真先生、京都女子大学の水野義之先生にご協力をお願いします。
1. 定期的な食品測定と相談受付(原則火曜日 9~15時)
2月3日(火)、2月19日(木)、3月3日(火)、3月17日(火)
4月からは毎週火曜日
2. 外部被ばく測定と結果説明会
2015年2月から1年間
千代田テクノル社製 D-shuttle 100台を希望者に配布します。(先着順)
希望者の方は、お早めに区長にご連絡ください。
2ヶ月に一度程度、結果説明会を行います。
3. 内部被ばく測定と結果説明会
年に2回。
実施日時については、おって回覧板等で告知いたします。
4. 地区だよりの発行
地区の放射線状況だけでなく、末続の暮らしの様子がみえる情報誌にしたいと思っています。
作成の際には、地区の皆さんのご協力もどうぞよろしくお願いいたします。
地区の皆さまには回覧板で配布、避難先のご希望世帯にも郵送いたしますので、ご住所を区長までお知らせ下さい。
追記(2015年3月11日)
3/2 テレビユー福島「スイッチ!」で、末続地区の相談員事業の取り組みが紹介されました。
取材に当たられたテレビユー福島大森真さん (@yard_1957)に許可をいただいて、動画をYouTube上に掲載しました。
この事業採択にあたっては、区長をはじめとする末続区の皆さまの多くの努力がありました。
心からお祝い申し上げるとともに、より中身のある事業とするため、これまで同様、惜しみない協力を致したいと思っております。
主な事業内容は、
- 定期的な食品測定と相談受付
- 外部被ばく測定と結果説明会
- 内部被ばく測定と結果説明会
- 地区だよりの発行
これまでは、外部被ばく測定と内部被ばく測定が主な事業でしたが、今回から定期的な食品測定と地区だよりの発行が追加されました。
食品測定は、これまで予約の上、久之浜支所まで測定に出かけなければなりませんでしたが、これからは末続集会所で、2月~3月は隔週(2/19のみ木曜日)、4月以降は毎週火曜日に、予約なしで測定できるようになります。(※ただし、検出下限値はおおむね20Bq/kg。)
地区だよりについては、3ヶ月に一度の発行予定で、地区内に配布するだけでなく、避難されている世帯にも郵送配布することができます。
各種説明会については、これまで通り、アドバイザーとして、福島県立医科大学の宮崎真先生、京都女子大学の水野義之先生にご協力をお願いします。
1. 定期的な食品測定と相談受付(原則火曜日 9~15時)
2月3日(火)、2月19日(木)、3月3日(火)、3月17日(火)
4月からは毎週火曜日
- 検体500mlをご持参下さい。
- フードプロセッサーを用意しますので、切り刻んでくる必要はありません。
- 測定時間目安は2~30分です。
- 測定日には、食品測定以外の全般的な相談受付も行います。ご遠慮なくおいでください。
2. 外部被ばく測定と結果説明会
2015年2月から1年間
千代田テクノル社製 D-shuttle 100台を希望者に配布します。(先着順)
希望者の方は、お早めに区長にご連絡ください。
2ヶ月に一度程度、結果説明会を行います。
3. 内部被ばく測定と結果説明会
年に2回。
実施日時については、おって回覧板等で告知いたします。
4. 地区だよりの発行
地区の放射線状況だけでなく、末続の暮らしの様子がみえる情報誌にしたいと思っています。
作成の際には、地区の皆さんのご協力もどうぞよろしくお願いいたします。
地区の皆さまには回覧板で配布、避難先のご希望世帯にも郵送いたしますので、ご住所を区長までお知らせ下さい。
追記(2015年3月11日)
3/2 テレビユー福島「スイッチ!」で、末続地区の相談員事業の取り組みが紹介されました。
取材に当たられたテレビユー福島大森真さん (@yard_1957)に許可をいただいて、動画をYouTube上に掲載しました。
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TUF 「震災から4年」(1)~不安解消へ”放射線支援相談員”の役割~(7分23秒)
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2014年12月27日土曜日
2014年9月 ノルウェー視察の動画2/Norway visit, Sep 2014 No.2
引き続き、2014年9月7日~12日のノルウェー視察の動画を掲載いたします。佐藤吉宗さん @yoshisatose (撮影・編集)に心から感謝します。
We post some videos of the Norway visit, Sep 2014. We are thankful to Mr.Yoshihiro Sato, filming and editing these videos.
(2014年)9月のノルウェー農業視察/Norway visit for agriculture, September その1 その2
動画/videos
トナカイ Reindeer short 羊 Sheep
2014年09月08日 ノルウェー放射線防護庁のレクチャー
2012年 ノルウェー視察の動画/Norway visit, 2012 その1 その2
We post some videos of the Norway visit, Sep 2014. We are thankful to Mr.Yoshihiro Sato, filming and editing these videos.
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2014年09月08日 トナカイ農家 ネイラ・ヨマさんのお宅訪問(38分20秒)
[フレーム]
2014年09月09日 食品監督庁(食品安全庁) スタインシャー地方事務所(27分11秒) [フレーム]
2014年09月09日 レヴァンゲルの羊農家 モッテンさんの牧場にて羊の生体測定(22分23秒) [フレーム]
参考資料/reference materials
佐藤吉宗さんのブログ/Mr.Sato's blog(2014年)9月のノルウェー農業視察/Norway visit for agriculture, September その1 その2
動画/videos
トナカイ Reindeer short 羊 Sheep
2014年09月08日 ノルウェー放射線防護庁のレクチャー
2012年 ノルウェー視察の動画/Norway visit, 2012 その1 その2
2014年12月2日火曜日
2014年11月6日木曜日
2014年9月 ノルウェー視察の動画/Norway visit, Sep 2014
2014年9月7日~12日 ノルウェー放射線防護庁(NRPA)の招きにより、福島から5名がノルウェー視察に行ってまいりました。
Five inhabitants of Fukushima visited Norway in 7 - 12 September 2014, at the invitation of Norwegian Radiation Protection Authority (NRPA).
その際の動画を掲載いたします(YouTube)。佐藤吉宗さん @yoshisatose (撮影・編集)に心から感謝します。
Here we post some videos of the visit. We are thankful to Mr.Yoshihiro Sato, filming and editing these videos.
また、今回の視察を企画、お招きくださいましたノルウェー放射線防護庁および ノルウェー政府には、心から感謝申し上げます。
We are sincerely grateful to NRPA and Norwegian Government, cordially planning this visit and inviting us.
(2014年)9月のノルウェー農業視察/Norway visit for agriculture, September その1 その2
動画/videos トナカイ Reindeer short 羊 Sheep
2012年 ノルウェー視察の動画/Norway visit, 2012 その1 その2
Five inhabitants of Fukushima visited Norway in 7 - 12 September 2014, at the invitation of Norwegian Radiation Protection Authority (NRPA).
その際の動画を掲載いたします(YouTube)。佐藤吉宗さん @yoshisatose (撮影・編集)に心から感謝します。
Here we post some videos of the visit. We are thankful to Mr.Yoshihiro Sato, filming and editing these videos.
また、今回の視察を企画、お招きくださいましたノルウェー放射線防護庁および ノルウェー政府には、心から感謝申し上げます。
We are sincerely grateful to NRPA and Norwegian Government, cordially planning this visit and inviting us.
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2014年09月08日 ノルウェー放射線防護庁のレクチャー(35分15秒)
[フレーム]
参考資料/reference materials
佐藤吉宗さんのブログ/Mr.Sato's blog(2014年)9月のノルウェー農業視察/Norway visit for agriculture, September その1 その2
動画/videos トナカイ Reindeer short 羊 Sheep
2012年 ノルウェー視察の動画/Norway visit, 2012 その1 その2
2014年9月28日日曜日
2014年09月04日 末続仮置き場見学会 with ジャック・ロシャールさん ご報告
9月4日、ロシャールさんの来訪に合わせて、末続地区内にあるいわき市北部衛生センター内、仮置き場の再度の見学を行いました。
現在、北部衛生センター内には、南部清掃センターで発生した飛灰が、一時保管されており、搬入前から区長を中心に地域の方が、仮置き場の空間線量を測定 しています。
今回は、保管状況がどうなっているのか、線量計の貸出も受けて、ロシャールさんもご一緒に、地区の希望者の方と確認してきました。
飛灰は、フレコンバッグに入れられ、さらにその上に、紫外線防止のカバーが掛けられた状況で、一段ずつ棚に載せられていました。
一袋ずつ、発生した日付が記載されています。
実際に保管状況を確認すると同時に、線量計でフレコンバッグのすぐ側で測ってみて、また、さらに少し離れた場所でも測ってみて、距離が離れると放射線量はぐっと下がることなどを確認しました。
定期的に測定された置き場内の空間線量は、いわき市とも共有され、専門家による解析を受けた上で、説明とともに先日の回覧で回されました。
仮置き場見学が終わった後は、集会所でロシャールさんとお話しをしました。
ロシャールさんからは、また末続に来られて、顔なじみとなった皆さんとお会いできて嬉しい、との挨拶がありました。
その後は、順々に近況報告や疑問・質問コーナーです。
区長からは、D-shuttleによる外部被ばく測定が行われていることや、仮置き場に一時保管されている飛灰による影響があるかどうかをきちんと確認するためにも、自分たち自身できちんと測ることは必要だと思う、という話がありました。
この集まりの中で、これまで自分で測定を続けてきたお母さんから、若い人たちにもこういう集まりに来てもらうよう、自分たちも声をかけたりできることをしたい、という声が出たことが、一番の収穫だったと思います。
今も、地区内に若い人はほとんど戻ってきておらず、地域に残られている方の一番の関心事はそのことです。
戻る、戻らないは、それぞれの判断だし、どうしろ、というつもりもないけれど、ただ、こういう集まりがあることを知って欲しい、という声の向こう側には、おそらく、震災の後3年以上をかけて自分たちが知ってきたこと、体験してきたこと、わかってきたことを、若い世代の人たちとも共有したい、共有して欲しいという思いがあるのだと感じました。
若い人たちと状況を共有するために、自発的に、自分もなにかしたい、と仰ってくださる方が出てきたことは、本当に嬉しいことでした。
一挙に解決策があるわけではないですが、その場にいた方たちが、自分たちの言葉に自信を持って話されるようになっていることは、とても明るいことと感じられました。
ロシャールさんとの再開を約束して、集まりは和気藹々と終わりました。
現在、北部衛生センター内には、南部清掃センターで発生した飛灰が、一時保管されており、搬入前から区長を中心に地域の方が、仮置き場の空間線量を測定 しています。
今回は、保管状況がどうなっているのか、線量計の貸出も受けて、ロシャールさんもご一緒に、地区の希望者の方と確認してきました。
飛灰は、フレコンバッグに入れられ、さらにその上に、紫外線防止のカバーが掛けられた状況で、一段ずつ棚に載せられていました。
一袋ずつ、発生した日付が記載されています。
実際に保管状況を確認すると同時に、線量計でフレコンバッグのすぐ側で測ってみて、また、さらに少し離れた場所でも測ってみて、距離が離れると放射線量はぐっと下がることなどを確認しました。
定期的に測定された置き場内の空間線量は、いわき市とも共有され、専門家による解析を受けた上で、説明とともに先日の回覧で回されました。
仮置き場見学が終わった後は、集会所でロシャールさんとお話しをしました。
ロシャールさんからは、また末続に来られて、顔なじみとなった皆さんとお会いできて嬉しい、との挨拶がありました。
その後は、順々に近況報告や疑問・質問コーナーです。
区長からは、D-shuttleによる外部被ばく測定が行われていることや、仮置き場に一時保管されている飛灰による影響があるかどうかをきちんと確認するためにも、自分たち自身できちんと測ることは必要だと思う、という話がありました。
この集まりの中で、これまで自分で測定を続けてきたお母さんから、若い人たちにもこういう集まりに来てもらうよう、自分たちも声をかけたりできることをしたい、という声が出たことが、一番の収穫だったと思います。
今も、地区内に若い人はほとんど戻ってきておらず、地域に残られている方の一番の関心事はそのことです。
戻る、戻らないは、それぞれの判断だし、どうしろ、というつもりもないけれど、ただ、こういう集まりがあることを知って欲しい、という声の向こう側には、おそらく、震災の後3年以上をかけて自分たちが知ってきたこと、体験してきたこと、わかってきたことを、若い世代の人たちとも共有したい、共有して欲しいという思いがあるのだと感じました。
若い人たちと状況を共有するために、自発的に、自分もなにかしたい、と仰ってくださる方が出てきたことは、本当に嬉しいことでした。
一挙に解決策があるわけではないですが、その場にいた方たちが、自分たちの言葉に自信を持って話されるようになっていることは、とても明るいことと感じられました。
ロシャールさんとの再開を約束して、集まりは和気藹々と終わりました。
今回の事業費
宿泊費
12,600円
飲み物代
1,994円
――――――――――――
合計
14,594円
2014年9月23日火曜日
2014年08月23日 いわき市末続地区 WBC、外部被ばく測定説明会 ご報告
8月23日(土) 末続集会所にて、3回目のWBC測定結果説明会と、D-shuttleの測定による外部被ばく結果説明会が、午前と午後にわけて行われました。
今回も、データ解析と説明は、福島県立医科大学の宮崎真先生がしてくださいました。
WBC測定は、去年から数えて3回目になります。
5月に行われた仮置き場見学会のあとのお話し会の時に、今年も山菜を食べた後の結果を知るために測りたい、という地区の方からご要望をいただき、7月11日(金)12(土)の2日間かけて、ひらた中央病院で実施しました。
参加者は39名、移動のためのミニバスを区長が手配、運転していきました。
測定の回数を重ねるごとに、検診になれた方も増え、遠足さながらの雰囲気のようでした。
みなで検査に行くという機会を通して、放射能のことを含めて、顔を見ながら話す時間が取れるということにも、大きな意味があるように感じています。
測定結果は、全員がNDでしたが、測定の時に今年の山菜の摂取について実施したアンケートの結果では、今シーズンは、山菜を食べたと言われる方が半数以上を占め、震災前と同じかそれ以上の量の山菜を食べたという回答も複数ありました。
説明会の際に出る質問も、自分たちの食生活とWBC測定について、的を絞ったものが多くなりました。それでも、体内に入った放射能は蓄積するのか、という問いは今回も出ました。
体内に入ったとしても、セシウムは、摂取を続けない限りは、必ず排出されることが、宮崎先生から説明されました。
同じ質問は何度も出るのですが、その度に、粘り強く何度も答えて下さっている宮崎先生には、感謝です。
こうした地味で、地道な部分が、地域での信頼を得るには、とても重要なのだと、私は思っています。
そのおかげで、自分たちで測って確認して、食べる、ということが、一部の方の中にはしっかりと根付きつつあることを、今回も強く感じました。
また、今回の集まりでは、地域の方の中から、最終的にはWBCで確認できるにしても、だいたいのところでいいので、もっと近場で食品を測定できるようにしたい、という要望がでました。
細かい数値の高低や正確さばかりを追求してかえって数値に振り回されるのではなく、自分たちの食生活を自分たちで把握するために、だいたいのところでいいので知りたい、という声が、地区の複数の方から自発的に出た、ということは、私にとっては、非常に印象的なできごとであると感じられました。
せっかくいただいたご要望なので、実現できるための段取りを、現在、地区の方と相談しながら進めています。
午後からの外部被ばく測定結果説明会も、4月から数えて、3回目になります。
まずは、全体説明として、末続地区の測定結果の概要が説明されました。
末続地区内では、これまでの測定値に基づく年間推定追加被ばくが年間1ミリシーベルトを超える人は、現在のところ、ひとりもいません。
また、外部被ばくも内部被ばくと同じで、細かな上下ではなく、全体の積算値で考えることが大切、ということなどが説明されました。
その後、結果は、個人ごとのグラフで返されました。
外部被ばくは、個人のライフスタイルによって差が出るため、その後は個人ごとの説明になります。
グラフを見ながら、気になる部分がある人や、もっと知りたい人に対して、個別の解説をしていきます。
その場で原因がわからないときは、後日、空間線量の測定などを行うことなどもします。
グラフと、自分の行動記録を照合し、空間線量としては高めの場所に行ったときに実際に滞在したときの測定値はどれくらい変わるのか、という確認に利用される方も複数いらっしゃいました。
ご自宅周りの線量を不安に感じられている方も、行動記録とグラフの動きを重ね合わせることで、もやもやとした不安が整理されるような印象があります。
末続地区内では、畑仕事などでずっと屋外にいらっしゃる方でも、現状は推定追加被ばくで1ミリシーベルトを超えないという結果が出ていることもありますが、地区の全体像がこうして示されるということにより、かかっていた靄が少しずつ晴れていっているのではないか、と感じています。
集まった人数は、8~9名と少なかったのですが、皆さんの表情がとても明るいものであったことが印象的です。
今回も、データ解析と説明は、福島県立医科大学の宮崎真先生がしてくださいました。
WBC測定は、去年から数えて3回目になります。
5月に行われた仮置き場見学会のあとのお話し会の時に、今年も山菜を食べた後の結果を知るために測りたい、という地区の方からご要望をいただき、7月11日(金)12(土)の2日間かけて、ひらた中央病院で実施しました。
参加者は39名、移動のためのミニバスを区長が手配、運転していきました。
測定の回数を重ねるごとに、検診になれた方も増え、遠足さながらの雰囲気のようでした。
みなで検査に行くという機会を通して、放射能のことを含めて、顔を見ながら話す時間が取れるということにも、大きな意味があるように感じています。
測定結果は、全員がNDでしたが、測定の時に今年の山菜の摂取について実施したアンケートの結果では、今シーズンは、山菜を食べたと言われる方が半数以上を占め、震災前と同じかそれ以上の量の山菜を食べたという回答も複数ありました。
説明会の際に出る質問も、自分たちの食生活とWBC測定について、的を絞ったものが多くなりました。それでも、体内に入った放射能は蓄積するのか、という問いは今回も出ました。
体内に入ったとしても、セシウムは、摂取を続けない限りは、必ず排出されることが、宮崎先生から説明されました。
同じ質問は何度も出るのですが、その度に、粘り強く何度も答えて下さっている宮崎先生には、感謝です。
こうした地味で、地道な部分が、地域での信頼を得るには、とても重要なのだと、私は思っています。
そのおかげで、自分たちで測って確認して、食べる、ということが、一部の方の中にはしっかりと根付きつつあることを、今回も強く感じました。
また、今回の集まりでは、地域の方の中から、最終的にはWBCで確認できるにしても、だいたいのところでいいので、もっと近場で食品を測定できるようにしたい、という要望がでました。
細かい数値の高低や正確さばかりを追求してかえって数値に振り回されるのではなく、自分たちの食生活を自分たちで把握するために、だいたいのところでいいので知りたい、という声が、地区の複数の方から自発的に出た、ということは、私にとっては、非常に印象的なできごとであると感じられました。
せっかくいただいたご要望なので、実現できるための段取りを、現在、地区の方と相談しながら進めています。
午後からの外部被ばく測定結果説明会も、4月から数えて、3回目になります。
まずは、全体説明として、末続地区の測定結果の概要が説明されました。
末続地区内では、これまでの測定値に基づく年間推定追加被ばくが年間1ミリシーベルトを超える人は、現在のところ、ひとりもいません。
また、外部被ばくも内部被ばくと同じで、細かな上下ではなく、全体の積算値で考えることが大切、ということなどが説明されました。
その後、結果は、個人ごとのグラフで返されました。
外部被ばくは、個人のライフスタイルによって差が出るため、その後は個人ごとの説明になります。
グラフを見ながら、気になる部分がある人や、もっと知りたい人に対して、個別の解説をしていきます。
その場で原因がわからないときは、後日、空間線量の測定などを行うことなどもします。
グラフと、自分の行動記録を照合し、空間線量としては高めの場所に行ったときに実際に滞在したときの測定値はどれくらい変わるのか、という確認に利用される方も複数いらっしゃいました。
ご自宅周りの線量を不安に感じられている方も、行動記録とグラフの動きを重ね合わせることで、もやもやとした不安が整理されるような印象があります。
末続地区内では、畑仕事などでずっと屋外にいらっしゃる方でも、現状は推定追加被ばくで1ミリシーベルトを超えないという結果が出ていることもありますが、地区の全体像がこうして示されるということにより、かかっていた靄が少しずつ晴れていっているのではないか、と感じています。
集まった人数は、8~9名と少なかったのですが、皆さんの表情がとても明るいものであったことが印象的です。
今回の収支報告
交通費 10,000円2014年8月24日日曜日
ご寄付ありがとうございます。(2013年4月-2014年3月)
気づけば4回目の秋がすぐそこまで来ています。今年の夏はなんとも変な天気が続きました。
先日こちらで、「エートス郡山」の活動休止のご報告をさせていただきました。
元々掲げていた「できることを できる範囲で」という私たちの取り組みの中で
それぞれが日常を暮らす中で、この活動が必要ないと考えられるようになったことは、本当に喜ばしいことです。
皆様方のご寄付を使わせていただき、郡山での活動が行われ、そして終えていくこと。
それも一つの「成果」なのだと思っております。
福島のエートスは、引き続きいわきを中心に活動を継続しています。
「継続しています」といいつつ、実際には自分たちが表立って(主導的に)何かの活動をしているというよりも、そこで暮らしていらっしゃる人、または戻ろうかどうしようかと考えている人たちの取り組みのお手伝いと縁の下の力持ちのような役割を果たしているという具合です。
今後も「できることを できる範囲で」のスタンスで、様々な取り組みを続けていこうと考えています。
さて、なかなかご寄付についてのご報告ができず心苦しく思っておりましたが、今年の3月末までに多くの皆さんからご寄付を賜りました。
2013年4月1日より2014年3月31日までに
のべ36組の個人または団体の皆様方より合計657,400円のご寄付をいただきました。
寄付をしてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
おかげさまで当面の経費についてはほぼ心配のない状況となっております。
これまでの皆様のお気持ちに心より感謝いたします。
今後とも変わらず見守って頂けますと幸いです。
(収支のご報告は、今後も適時にこのサイトにてさせて頂く予定です。)
以下は、ご寄付くださった皆さん(個人・団体)のご芳名です。
*お名前と金額は、法人・団体の方を除き、匿名やイニシャル等、ご本人様のご希望にそった掲載をさせて頂いております。
先日こちらで、「エートス郡山」の活動休止のご報告をさせていただきました。
元々掲げていた「できることを できる範囲で」という私たちの取り組みの中で
それぞれが日常を暮らす中で、この活動が必要ないと考えられるようになったことは、本当に喜ばしいことです。
皆様方のご寄付を使わせていただき、郡山での活動が行われ、そして終えていくこと。
それも一つの「成果」なのだと思っております。
福島のエートスは、引き続きいわきを中心に活動を継続しています。
「継続しています」といいつつ、実際には自分たちが表立って(主導的に)何かの活動をしているというよりも、そこで暮らしていらっしゃる人、または戻ろうかどうしようかと考えている人たちの取り組みのお手伝いと縁の下の力持ちのような役割を果たしているという具合です。
今後も「できることを できる範囲で」のスタンスで、様々な取り組みを続けていこうと考えています。
さて、なかなかご寄付についてのご報告ができず心苦しく思っておりましたが、今年の3月末までに多くの皆さんからご寄付を賜りました。
2013年4月1日より2014年3月31日までに
のべ36組の個人または団体の皆様方より合計657,400円のご寄付をいただきました。
寄付をしてくださった皆さん、本当にありがとうございます。
おかげさまで当面の経費についてはほぼ心配のない状況となっております。
これまでの皆様のお気持ちに心より感謝いたします。
今後とも変わらず見守って頂けますと幸いです。
(収支のご報告は、今後も適時にこのサイトにてさせて頂く予定です。)
以下は、ご寄付くださった皆さん(個人・団体)のご芳名です。
*お名前と金額は、法人・団体の方を除き、匿名やイニシャル等、ご本人様のご希望にそった掲載をさせて頂いております。
ご寄付頂いた方々
2013年04月01日-2014年03月31日
東京都R.H様 5,000円
東京都M.O様 非公表
兵庫県友重様 5,000円
神奈川県A.B様 非公表
福島県川畑様 5,000円
千葉県株式会社タックス・エンタープライズ様 10000円
東京都横内様 30,000円
富山県H.H様 10,000円
神奈川県資生堂リサーチセンター 新領域研究開発センター未来椿プロジェクト様 10400円
鳥取県Y.Y様 10,000円
茨城県Y.Y様 10,000円
東京都K.K様 30,000円
神奈川県H.K様 10,000円
兵庫県K.M様 非公表
東京都木原様 3,000円
東京都H.H様 10,000円
北海道 匿名希望様 3,000円
新潟県竹下様 非公表
群馬県Y.I様 非公表
埼玉県M.K様 非公表
東京都M.T様 10,000円
愛知県T.Y様 30,000円
神奈川県A.B様 非公表
東京都A.K様 5,000円
静岡県川本様 5,000円
東京都Y.K様 30,000円
神奈川県資生堂リサーチセンター 新領域研究開発センター未来椿プロジェクト様 1,000円
神奈川県A.B様 非公表
神奈川県M.K様 20,000円
神奈川県H.K様 10,000円
北海道 匿名希望様 3,000円
滋賀県西田様 10,000円
静岡県川本様 5,000円
兵庫県K.M様 10,000円
神奈川県A.B様 非公表
東京都A.K様 5,000円
◆お寄せ頂いたメッセージの一部
私事ですが、2012年にお会いした後、何度か福島県内で片付け等の活動に参加するようになりました。
「ここは見捨てられてっから」「放射能の米なんて誰も買わねえ」
「ここは見捨てられてっから」「放射能の米なんて誰も買わねえ」
そう目の前で言われた時、私はとっさに何も言えませんでした。
でも私も今度は、「私たちは買います」とちゃんと言おうと思います。
でも私も今度は、「私たちは買います」とちゃんと言おうと思います。
活動の実態を知って。この寄付金を食品測定器の購入に使ってほしいと思った。
山形県の日本海側出身で福島、特に浜通りのことは何も知らずにいましたが、
TV越しながら初めていわきの海や里山を見て、本当によいところなんだと思ったことがきっかけです。
TV越しながら初めていわきの海や里山を見て、本当によいところなんだと思ったことがきっかけです。
継続しております。生活のことですので、長い活動になるかと思います。
わたしもその心構えで支援の気持ちを持ち続けたいと思っております。
みなさま、どうぞお疲れの出ませんよう、お体に気を付けてくださいね!
前回の寄付から間があいてしまいましたが、これからも継続して応援させていただきたいと思っております。
いつもツイッターで見ています。
エートスさんの活動に勇気づけられて元気が出ます。
活動の報告もいただきましてありがとうございました。
拝見させていただきました。暑くなりますので皆様お大事にお過ごしください。
エートスさんの活動に勇気づけられて元気が出ます。
活動の報告もいただきましてありがとうございました。
拝見させていただきました。暑くなりますので皆様お大事にお過ごしください。
前回寄付した時からこれまでの活動報告などをHPで拝見し、
改めて活動の趣旨に賛同し、また、貴重な成果を得られていると感じた。
微力ながら支援したいと思った。
改めて活動の趣旨に賛同し、また、貴重な成果を得られていると感じた。
微力ながら支援したいと思った。
少しばかりですが寄付させていただきました。
海外視察や活動報告の動画などを拝見し勉強させて頂いています。
難しい問題に対し、市民の手で活動を立ち上げ運営する中で色々とご苦労もあるだろうと思いますが、
貴重な成果を得られていると感じました。微力ながら応援いたします。
海外視察や活動報告の動画などを拝見し勉強させて頂いています。
難しい問題に対し、市民の手で活動を立ち上げ運営する中で色々とご苦労もあるだろうと思いますが、
貴重な成果を得られていると感じました。微力ながら応援いたします。
何のお手伝いも出来ていないので、自己満足の為です。
あじさいが咲く頃にまた寄付させていただこうと思っていました。
食品計測器の導入で、より実践的な取り組みが進んでいくと良いですね (⌒-⌒)
以前のように家庭菜園や山菜獲りを心から楽しめる日が、一日も早く戻って来ますように。
活動の主旨に賛同し、微力ながらお役に立てればと。
いつからかどなた経由だったかもう忘れてしまったのですが...
ツイッターで皆さんがつぶやかれる内容をずっとリストに入れて読んでいまして。
とても勉強させていただいています。そのささやかなお礼です。応援しています。
ツイッターで皆さんがつぶやかれる内容をずっとリストに入れて読んでいまして。
とても勉強させていただいています。そのささやかなお礼です。応援しています。
息の長い活動が必要になるかと思いますが、少しでも協力できれば幸いです。
ささやかながら応援しております。
ささやかながら応援しております。
暑いですが、みなさまどうぞお体を大切になさってください。
今年も福島の桃を食べに行きます。
今年も福島の桃を食べに行きます。
ツイッターで、ご活動の内容を拝見し、微力ながらご支援差し上げたいと思いま
した。些少ですがご活動のお役に立てたら幸いです。
今年は大きな台風が多くて、震災被災地での新たな被害もあり、心配しております。
また台風が迫ってきていますが、くれぐれもお気をつけてください。
また台風が迫ってきていますが、くれぐれもお気をつけてください。
私も出来る範囲で支援を続けていきます。
遠方から応援してます(^_^)/
これからも継続して支援できればと思っています。
いつも領収書と一緒にメッセージやお写真をお送り頂きありがとうございます。
お手間をおかけしているのでは…と思いつつも楽しみにしてしまっている自分がおります。
皆さまのますますのご活躍をお祈り申し上げます。
皆さまのますますのご活躍をお祈り申し上げます。
この活動がいつまで必要とされるのだろう、と思いますけれど、
少なくとも今しばらくは必要とも思いますので、
どうぞ皆様御身体に気を付けつつ続けられますように。
少なくとも今しばらくは必要とも思いますので、
どうぞ皆様御身体に気を付けつつ続けられますように。
間があいてしまいましたが、継続です。
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