水環境学会誌
Online ISSN : 1881-3690
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調査論文
霞ヶ浦底泥におけるMicrocystis rDNAの分布と季節変動
長濱 祐美, 中川 圭太, 菅谷 和寿, 冨岡 典子, 相﨑 守弘
著者情報
  • 長濱 祐美

    茨城県霞ケ浦環境科学センター

  • 中川 圭太

    茨城県霞ケ浦環境科学センター

  • 菅谷 和寿

    茨城県霞ケ浦環境科学センター

  • 冨岡 典子

    国立研究開発法人国立環境研究所

  • 相﨑 守弘

    茨城県霞ケ浦環境科学センター

責任著者(Corresponding author)

ORCID
キーワード: Microcystis, 霞ヶ浦, 底泥, 鉛直・平面分布, 水中回帰
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2017 年 40 巻 4 号 p. 183-188

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  • 発行日: 2017 年 受付日: 2016年11月02日 J-STAGE公開日: 2017年07月10日 受理日: 2017年03月06日 早期公開日: - 改訂日: -
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抄録
夏季の霞ヶ浦ではしばしばMicrocystisを主とするアオコが発生しているが, その発生の予測に重要な底泥中での現存量や, 底泥からの回帰時期・量を明らかにした例はない。そこで本研究では, 霞ヶ浦全域におけるMicrocystisの底泥中の分布とその変動を, リアルタイムPCRを用いて明らかにした。その結果, 底泥中のMicrocystis細胞濃度には地点差が見られ, また季節的な変動があることが分かった。さらに, 土浦入の夏季におけるMicrocystis細胞濃度の変動を調査した結果, 6月初旬には底泥から湖水中へ回帰していることが推察された。また, 夏季から秋季にかけては底泥中のMicrocystis細胞濃度のゆるやかな減少が見られ, 霞ヶ浦の底泥表層においてはMicrocystis細胞の分解と流出の影響があると推測された。
引用文献 (12)
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