土木学会論文集
Online ISSN : 2436-6021
特集号(水工学)論文
瀬戸内海における湾灘別L-Q式の提案
鹿島 千尋, 中谷 祐介, 東 博紀, 秋山 千亜紀
著者情報
  • 鹿島 千尋

    大阪大学 大学院工学研究科

  • 中谷 祐介

    大阪大学 大学院工学研究科

  • 東 博紀

    国立研究開発法人国立環境研究所

  • 秋山 千亜紀

    麗澤大学 全学

責任著者(Corresponding author)

ORCID
ジャーナル 認証あり

2025 年 81 巻 16 号 論文ID: 24-16119

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  • 発行日: 2025 年 受付日: 2024年05月31日 J-STAGE公開日: 2025年02月22日 受理日: 2024年09月15日 早期公開日: - 改訂日: -
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抄録

本研究では分布型流出モデルを構築し,各湾灘の汚濁負荷特性を解析した.また,各湾灘に流入する負荷量を簡便に算定するための手法として,モデルの計算結果から湾灘ごとのL-Q式を提案した.構築したモデルは一級河川の流量Qと負荷量Lを良好に再現した.各湾灘に流入する負荷量を算定した結果,平水時に比べて出水時負荷が卓越していた.また,年度ごとのばらつきが大きく,面源負荷算定の重要性が示唆された.湾灘別L-Q式(L=aQb,aおよびb:係数)を作成した結果,平水時は希釈効果が大きく表れ,b<1となった.出水時のbは,懸濁態成分が多いCOD・TPでは平均で1.43,1.35と大きく1を上回った.L-Q式に一級河川の観測流量から求めた比流量を代入したところ,湾灘に流入する負荷量を良好な精度で推定可能であった.

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