県政一般・報道提供資料
令和7年度野生動物のすみかコンクールの入賞者決定と県内巡回展示のお知らせ
2025年10月20日提供 資料提供
提供機関
提供課等:生活環境部自然共生社会局自然共生課
担当/係名:自然環境保全担当
電話番号:0857-26-7978
FAX番号:0857-26-7561
内容
野生動物の巣箱作製を通じて、県内の小・中学校の児童・生徒の生物多様性に対する理解と関心を深めていくことを目的として実施した、令和7年度野生動物のすみかコンクールについては、審査会の結果、鳥取県知事賞入賞者を下記のとおり決定しました。 なお、入賞作品については、県内4か所で巡回展示します。詳細は下記ホームページを御参照ください。
記
金賞受賞者
(1)鳥類部門
川崎 あおは(かわさき あおは) 米子市立住吉小学校3年(ブッポウソウ用)
(講評)絶滅危惧種のブッポウソウ用の巣箱です。厚板や木ねじの使用など、耐久性が見込める堅実な作りが評価できる作品です。また、清掃用のふた(前板)の建付けが良く、丁寧に作られているという印象です。また、そのふたの固定方法も、金具などを用いず、両側を針金で固定する方法が採用されており、実用性が高いと言えます。すぐにでもブッポウソウの生息地に設置したい作品でした。
(2)野生動物部門
吉岡 花音(よしおか かのん)米子市立福米中学校2年(ヤマネ用)
(講評)ヤマネは生息数が少なく、鳥取県のレッドデータブックでは絶滅危惧II類に指定されています。ヤマネが休息や繁殖するための樹洞などが少なくなっていると考えられ、巣箱の提供は重要な意味があります。今回は野生動物部門の巣箱の出品がこの作品しかなかったため、審査はどの賞にふさわしいかという点に絞られました。この作品は丁寧に作られており。耐久性も期待できる仕上げでした。特に工夫されているのは、角材に直角な進入路を設けた構造で、これによりヤマガラやシジュウカラなど、鳥類に使われないようにする効果が見込めます。事前の入念なリサーチの様子も評価できるものでした。
鳥取県知事賞入賞者数
金賞
銀賞
銅賞
佳作
1
2
3
3
1
-
-
-
応募点数
114点(鳥類部門113点、野生動物部門1点)
※(注記)前年度 87点(鳥類部門82点、野生動物部門5点)
入賞作品の巡回展示について
【中部地区】10月17日(金)9時から10月26日(日)17時まで
倉吉博物館(倉吉市仲ノ町 )
※(注記)開館時間:9時から17時 休館日:月曜日
【東部地区】11月2日(日)正午から11月10日(月)正午から16時まで
とっとり生物多様性推進センター設立5周年記念フォーラムにて展示
会場:公立鳥取環境大学(鳥取市若葉台)
【東部地区】11月6日(木)正午から11月16日(日)17時まで
氷ノ山自然ふれあい館響の森 エントランスホール(若桜町つく米)
※(注記)開館時間:9時から17時 休館日:月曜日、火曜日
【西部地区】11月20日(木)9時から11月30日(日)17時まで
鳥取県立大山自然歴史館 2階交流スペース(大山町大山)
※(注記)開館時間:9時から17時 休館日なし
令和7年度野生動物のすみかコンクール審査会の概要
(1)日時
令和7年10月9日(木)午後1時30分から午後3時まで
(2)会場
西部総合事務所 講堂
(3)審査員(鳥取県自然環境保全コンクール審査会委員)
NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部会員 吉田 亮(よしだ あきら)
鳥取県傷病鳥獣保護協力員 番原 昌子(ばんばら まさこ)
教育委員会事務局小中学校課指導主事 山本 裕(やまもと ゆう)
鳥取県公式サイト/令和7年度野生動物のすみかコンクールの審査結果
https://www.pref.tottori.lg.jp/289782.htm
参考資料
入賞作品一覧