医療機関における感染性胃腸炎の集団発生について

提供課等:西部総合事務所西部総合事務所米子保健所 担当/係名:医薬・感染症対策課難病・感染症対策担当
電話番号:0859-31-9317 FAX番号:0859-34-1392

2月16日(金)、日野町内の医療機関から西部総合事務所米子保健所に「多数の在籍者に下痢、嘔吐・嘔気の症状が発生し、有症状者の一部からノロウイルスが検出された。」との報告があった。

施 設 名:日野病院組合 日野病院(日野郡日野町野田332)
代表者名:病院長 孝田 雅彦(こうだ まさひこ)
主な症状:下痢、嘔吐・嘔気 ※(注記)重症者なし
初発日:2月10日(土)

(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者が発生した場合をいう。

※(注記)患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。

(1)施設での二次感染防止対策の徹底の指導
(2)患者及び職員の健康調査の継続

<感染性胃腸炎(5類感染症)>
○しろまる感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
○しろまる原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
○しろまる鳥取県感染症流行情報第6週(2月5日〜2月11日)によると、感染性胃腸炎は、東部と西部で流行、中部で散発している状況です。

<各施設における予防対策>
○しろまる下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。
○しろまる施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。
○しろまる下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。
○しろまる手すり、ドアノブ、汚染衣服等の消毒を行うこと。
○しろまる施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。

※(注記)この資料は、米子市政記者クラブにも提供しています。