広島県と共同で構築し、今年4月から共同運用を開始した「総合防災情報システム」について、鳥取県、広島県、日本アイ・ビー・エム株式会社の三者で「2025年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
受賞名 2025年度グッドデザイン賞
受賞者 鳥取県、広島県、日本アイ・ビー・エム株式会社
受賞対象 広島県・鳥取県共同運用型防災情報システム
受賞理由(評価コメント)
複数県が共同で運用できる防災情報システムを構築し、災害支援における自治体間の協力と連携を円滑にした点が評価された。
日本は自然災害が多発する国であり、防災対策は喫緊の課題だが、各県のシステムは県を跨いだ共有が難しいという課題があった。
本取組は日本初の共同運用型システムであり、防災DXの新たな形として今後の標準となる可能性を秘めている。
防災情報に最適化したデザインと柔軟なパーソナライズにより、誰でも使いやすく、住民の避難行動を促すようデザインされている。
その他
※(注記)同賞を鳥取県として受賞することは今回が初めてとなります。
※(注記)表彰式の開催はありませんが、全受賞作品が展示されるグッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION2025」が11月1日から5日まで東京都で開催されます。
グッドデザイン賞紹介ページ(外部リンク)
https://www.g-mark.org/gallery/winners/33277
・「グッドデザイン賞」は、1957年に旧通商産業省によって設立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)を継承する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。
・応募対象は、あらゆる「もの」「こと」のデザインで有形無形を問いません。単にものの美しさを競うのではなく、産業の発展とくらしの質を高めるデザインを広く伝えることを目的としています。
・審査の視点としては次の4点になります。
「人間的視点」...使いやすさやデザイン性などユーザーに対する配慮が行われているかなど
「産業的視点」...創意工夫により課題解決や新産業創出に貢献できているかなど
「社会的視点」...新たな手法や概念など社会に対して新たな価値を提案しているかなど
「時間的視点」...持続可能性など中・長期的な観点から提案が行われているかなど
災害時の各種情報を集約し、県、市町村、関係機関で共有するシステム。GIS(電子地図)機能を有し、画面内の地図上に情報を表示できる。令和6年4月19日に締結した協定に基づき、広島県と共同で構築したもの。本年4月から運用開始した。
※(注記)都道府県間での防災情報システムの共同構築・運用は全国初の取組。