・ダム地点において、流入量が 100m3/sに達した時から洪水調節を開始し、流入量が計画洪水量の 460m3/sに達した時に 310m3/sを貯水池に貯め、 150m3/sを放流して洪水調節を図る。ダムの諸元は、堤高72.0m、堤頂長 322.0m、堤体積33.1万m3、総貯水容量1730万m3、型式は重力式コンクリートダムである。また布目ダムには珍しく、わきダムが直結されているが、その諸元は堤高18.4m、堤頂長 128.0m、堤体積27.1万m3、型式はロックフィルダムである。起業者は水資源開発公団、施工者は、大成建設(株)、(株)森本組共同企業体、事業費 601.5億円である。なお、補償関係は、水没家屋48戸、水没面積 160haとなっている。
・流水の正常な機能の維持を図る。
・水道用水として、奈良市へ最大1.08m3/s、都祁村へ最大0.0463m3/s、山添村へ最大0.0097m3/sの計 1.136m3/sの取水を可能にする。