■しかく 長崎大水害
昭和57年7月23日、九州地方で豪雨があり、長崎県西彼杵郡長与町では時間雨量187mmという記録的雨量であった。この豪雨は九州全域に大きな災害をもたらしたが、特に長崎市を中心とする地域で大きな被害が生じ、「長崎大水害」と呼ばれる。
長崎市では60分最大雨量127.5mm、日雨量527.0mmを記録、市街中心部を流れる中島川、浦上川、八郎川、さらに西彼杵半島雪浦川沿いの地域では、土石流、崖崩れ、河川の氾濫などにより多数の家屋が倒壊、あるいは浸水した。
この豪雨で、死者・行方不明者299名、被害総額3000億円以上の甚大な被害を被った。
【被災状況】