地域再生機構で長年支援をしてきた、石徹白の小水力発電の取り組みが、ドキュメンタリー映画になります。
監督は、「よみがえりのレシピ」の渡辺 智史 (Satoshi Watanabe)監督。
岡山県西粟倉村の井筒 耕平 (Kohei Izutsu)さん、会津電力の佐藤 彌右衛門 (Yauemon Satou)さん、飯館電力、生活クラブエナジーとともに、石徹白の小水力発電も、取り上げていただいています。
石徹白の小水力発電や地域づくり、石徹白の人たちの思いや暮らしを、1年以上にわたり、撮影していただきました。
東日本大震災、そして、福島第一原子力発電所の事故からまもなく6年。一時期は誰もが問題意識を感じたエネルギーのことも、急速に話題にならなくなりつつあるように思います。
そんな中で生まれようとしているドキュメンタリー映画「おだやかな革命」。
全国での自然エネルギーに対する動きを追いながら、『「エネルギー自治」から始まる「幸せな経済」を描きたい』というのが、渡辺監督の思いです。
この大切な映画を完成させ、多くの人に見ていただくための、クラウドファンディングが始まっています。ぜひとも、ご協力をよろしくお願いいたします。
下記のクラウドファンディングのサイトには、ダイジェスト版の動画もあります。ぜひご覧ください!
https://readyfor.jp/projects/odayaka-kakumei
映画「おだやかな革命」Facebookページ
こちらにも「いいね!」をお願いします!
https://www.facebook.com/odayakakakumei/
【プログラム】
・講座や塾生の様子を映像で紹介
・塾長、澁澤寿一が語る「豊森がめざすもの」
・卒塾生数名による豊森体験トークセッション
・第七期募集の概要説明
・質疑応答
開催日時 2017年3月18日(土) 13:10〜17:10
会場 イイノホール&カンファレンスセンター4階
参加費 無料(要事前WEB申込み)
主催 経済産業省資源エネルギー庁
主催者サイト http://greenpower-summit.jp/
→こんな方におすすめです。
・地域で再エネ事業をはじめたいと思っている方
・再エネや地域活性化について考え、学びたい方
・地域の活性化などグローカルリーダーとして活躍を目指している方
・地域でも再エネ事業化を都会から応援したい方
プログラム
◆だいやまーく第1部 基調講演「グリーンパワーの現在と未来〜エネルギーの地産地消にむけて〜」
高村ゆかり(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
◆だいやまーく第2部 パネルセッション 「再エネビジネスのつくり方1―地域協働型事業の挑戦から」
<パネリスト>
井上保子(宝塚すみれ発電代表取締役/太陽光/兵庫県宝塚市)
野村典博(NPO法人地域再生機構副理事長/小水力/岐阜県郡上市)
井筒耕平(村楽エナジー株式会社代表取締役/バイオマス・熱/岡山県西粟倉村)
<モデレーター>
下村委津子(認定NPO法人 環境市民理事)
◆だいやまーく第3部 「再エネビジネスのつくりかた2―まちエネ大学の4年間の取組から」
【報告】 「再エネビジネスをはじめるには―まちエネ大学を通じて見えてきたもの」
<登壇>
水野雅弘(まちエネ大学事務局/株式会社トゥリー代表取締役)
【ビジネスプラン発表】「地域に根ざした市民発再エネビジネスプランの発表」
<発表者>
平成28年度まちエネ大学講座から4つの再エネ事業リーダー
<コメンテーター>
松本真由美(東京大学教養学部附属教養教育高度化機構環境エネルギー科学特別部門客員准教授/まちエネ大学事業発表会審査員)
小松真実(ミュージックセキュリティーズ株式会社代表取締役)
井上保子(宝塚すみれ発電代表取締役/平成25年度まちエネ大学滋賀スクール卒業生)
<進行>
木村麻紀(まちエネ大学事務局/株式会社トゥリー)
◆だいやまーく日時:2017年3月26日(日) 8:30〜15:30
◆だいやまーく会場:丹生川文化ホール(高山市丹生川町町方1 TEL/0577-78-2468)
◆だいやまーく定員:150名(要申込み)
◆だいやまーくスケジュール
8:00〜 受付・開場
8:30〜8:45 開会式
8:45〜11:35 小水力発電見学会 マイクロバスにて見学
11:35〜12:15 昼食 事務局で用意します。
12:15〜13:40 プレゼン発表
13:40〜14:00 投票
14:00〜14:45 参加高専学生によるパネルデスカッション
14:45〜15:30 表彰式・閉会式 ※(注記)会場までは自家用車もしくは高山駅(高山濃飛バスセンター)より
路線バスでおこしください。
なお、現地での見学会は事務局にて準備するマイクロバスにて移動していただきます。自家用車による見学はできません。
◆だいやまーく参加校
金沢工業高等専門学校
岐阜工業高等専門学校
鈴鹿工業高等専門学校
鳥羽商船高等専門学校
福井工業高等専門学校
豊田工業高等専門学校
富山高等専門学校
高山工業高等学校(オープン参加)
◆だいやまーくアクセス
takayama_map
◆だいやまーく参加申し込み方法 締切:3月3日
氏名、住所、連絡先(TEL,Email)、所属(あれば)を記載の上、下記のいずれかまでFAXまたはEmailでお申し込みください。
申し込み先
1NPO法人地域再生機構 FAX:058-203-0895/Email:2016-p@mph-contest.org
2高山市環境政策推進課(持参も可)TEL:0577-35-3533/FAX:0577-35-3169/Email:kankyouseisaku@city.takayama.lg.jp
有田川町は、ゴミ減量・分別徹底(収集業務のマイナス入札化)や県営のダムの維持用水を利用した町営の水力発電所の建設・運営やその収益を活用した基金により太陽光発電や太陽熱利用の設置補助、環境教育や公共施設への再エネ設備導入などを進めておられます。
これらの取り組みは「第4回環境省グッドライフアワード」実行委員会特別賞」や新エネルギー財団「新エネ大賞」資源エネルギー庁長官賞を受賞されました。
有田川エコフェスタは有田川町地域交流センターALECで開かれ、会場は町長をはじめ80人をこえる参加者で立ち見もでるなど大盛況でした。
講演では、地域再生機構が関わらせていただいたいる郡上市石徹白の小水力発電事業を事例に、近年の地域づくりの背景、持続可能な地域づくりのヒントとなるお話をさせていただきました。その後、参加者からの質問や意見を基に、和歌山大学の中島先生の進行で、和歌山大学の湯崎先生、有田川町役場の上野山さん、野村でトークセッションが行われました。
トークセッションの内容は、中島先生がFacebookでまとめていただいています。
以下中島敦司Facebookより抜粋
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◆だいやまーく『持続的な成功事例に共通しているポイント』
1)小さな成功体験から未来への期待を構想する
2)先進事例であっても,長い時間が必要だったという事実
イキナリは無い → 地域の事情や時間軸を守ることが支持を得るポイント(お作法)
3)先人達の残してくれた「資産(歴史,産業,組織・・・・生きる力)」を上手に使うことの確からしさ
4)単発のパーツではなく,やりたい仕事を地区内でつなぐこと
5)宣伝(イベント)で成功をつかんでいない,地味で地道な行動と
高いクオリティで成功をつかんでいる(内部,外部)
6)地域のことを良く知っている
7)投資(金,時間)を自分でしている(借金してでも)
8)金は出すが口は出さない長老の存在
◆だいやまーく『持続的な成功事例から学べること』
1)自分達の手で自分達の暮らしをつくる = 自治
→ まちづくりの本質(まちづくりは,昔からやってきているもの
→ 先人達へのリスペクトを忘れるな)
2)自立(独立)から自律(意志定権の掌握)へ
→ そのためには自らが投資(金,時間・・・・)
権利の半分以上を持つこと(株主総会のイメージ)
3)自らの決まりで生きる
4)自分でできることは自分でする(資金集めも勉強も)
5)住民のやりたいことを支援する行政の態度
多くの行政は住民を支援したいと考えているもの
住民は行政が支援しやすい具体的な計画と自らが主体者であることを宣言すること(能動的態度には支援者が現れる)
6)平等ということの持つ意味(全員参加は自律の条件)
→ 利益の分配,リスクも応分
◆だいやまーく『まちづくりの落とし穴』
1)成功事例から学べることは,初期段階では成功事例の中での「態度」と「方針」であり,「手法」に着目するとたいていは
失敗する(石徹白では,たまたま小水力だっただけのこと)
2)にも関わらず,「手法」をネタに持ってくる評論家や大学教授
3)うまい話に聞こえるが,実は,うまい話じゃないことがある(評論家や大学教授の話のほとんどが単なる扇動)
4)何かのための手段としてのカフェ,六次産業,観光,リノベというのは有りだが,目的や目標としてのカフェ,六次産業,観光,リノベで成功した事例は聞かない
(1)石徹白のカフェは視察見学者へのホスピタリティーの結果
(2)石徹白の六次産業化は農産物の廃棄を無くすための必然行為
付加価値とかのスケベ心は消費者に見抜かれる →1回しか買ってもらえない
(3)観光のネタも暮らし(事実)を見せるだけで成立
観光ネタを宣伝しなくても先に高い評価を得ているなら黙っていても客は来る
評論家や機関による評価や認定の効果は持続しない つまり一時的な幻
モニターツアーに「しか」参加しない客を集めても無意味
5)独り占めや妬きもちをやめれば,自分の役割も明確になる
→ 仕事の自発的な創出
6)ロードマップを他人(大学,専門家,評論家,行政)任せに
することの愚かさ
7)イニシャルコストのみならずランニングコストまでを補助金
頼りとしてしまって金切れ目が縁の切れ目
8)投資(金,時間)を自分でしないと意志決定ができない
9)自画自賛の態度(これは多い)
]]>東京大学名誉教授の神野直彦さん、グランドワーク三島の渡辺豊博さん、都市計画家の西郷真理子さん、藤里町社会福祉協議会会長の菊池まゆみさんらとともに、異業種・異分野が連携した地域づくりのあり方について、お話しします。
平野は、石徹白において、小水力発電からその他の分野に広がっている地域づくりの取り組みについてお話しさせていただきます。
番組のウェブサイトはこちらから。
なお、石徹白地区の小水力発電の取組は、NHK地域づくりアーカイブスでもご覧いただけます。
http://www.nhk.or.jp/chiiki/movie/?das_id=D0015010351_00000
皆様のご参加をお待ちしております。是非奮ってご参加ください。
豊森なりわい塾公開講座 2015 これからの社会のカタチ –何を大切にして生きるのか–
講 師:小田切 徳美 氏 / 塩野 米松 氏
日 時:2015 年4 月5日(日)13:00 から17:00(12:30 開場)
場 所:中部大学名古屋キャンパス 大ホール
入場料:無料 定 員:150名(定員になり次第締め切り)
1 講師紹介
小田切 徳美(おだぎり とくみ)氏
演題:田園回帰 ー新しい地域と社会のカタチー
プロフィール: 1959 年、神奈川県生まれ。明治大学農学部教授。専門は農政学・農村政策論、 地域ガバナンス論。農山村の地域再生にかかわる専門家として活躍。近著に、『農山村は消滅しない』(岩波新書)、『地域再生のフロンティア』(編著、農文協)など
塩野 米松(しおの よねまつ)氏
演題:手業の心、職人という生き方
プロフィール: 1947 年、秋田県角館町生まれ。作家。全国各地を旅して漁師や職人の聞き書きを行い、失われゆく伝統文化・技術の記録に精力的に取り組んでいる。近著に『ふたつの川伝・炭焼き常次郎』(無明舎出版)、『宮大工と歩く奈良の古寺 』(文春新書)など
2 スケジュール
13:00 開演 挨拶
13:10 豊森なりわい塾 概要説明
13:40 小田切 徳美 氏「田園回帰ー新しい地域と社会のカタチー」
14:55 塩野 米松 氏「手業の心、職人という生き方」
15:25 トークセッション これからの社会のカタチ ー 豊森が目指すもの ー
スピーカー:小田切 徳美 氏、塩野 米松 氏、澁澤 寿一(豊森実行委員長)
16:50 閉演 挨拶
郡上市白鳥町石徹白地区の映像。
関連記事
04/22(火) (メ〜テレ[START UP!])
水力発電のため農協を設立岐阜・郡上市白鳥町石徹白で、
小水力地域の柱に 売電収入で農業振興
2014年04月23日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/
農業用水を利用した小水力発電事業に向け、
開かれた。2016年の発電開始を目指し、
石徹白は福井県境に近い山村で同県から1958年に越県合併した
小水力発電も課題克服の取り組みとして2009年にスタート。
農協は、自治会が中心となって、
農協が建設する小水力発電所は地域内の高台を流れる水路を分流さ
県営事業として建設され、