10月21日(日曜日)、毎年恒例の「大室古墳群まつり」が地元の皆さんの主催により開催されました。昨年は台風の接近と重なり残念ながら中止となりましたが、今年は絶好の天気に恵まれて大勢の方にご参加いただきました。
例年おこなっている古墳見学会や火起こし体験のほか、今年はたわら編みやもみすり、輪投げやシャボン玉などたくさんのイベントが催され、会場は大いににぎわいました。特に盛り上がりをみせたのはおなじみの古墳カレー!お昼時にはテントの前に長蛇の列ができ、笑顔でカレーをほおばる姿があちこちで見られました。また、まつりの運営には松代中学校の生徒の皆さんも加わり、カレーの振る舞いや科学部の発表で大活躍してくれました。
ご来場いただいた皆さんありがとうございました!そして、実行委員会をはじめとする関係者の皆様、本当にお疲れさまでした!
▼大釜火入れ式のようす。小学生がリレーして運んだ火が見事に薪に着火しました!
カレーを煮込む大釜のまわりに、古代衣装を着た子供がたくさんいます。大釜に火が入り、みんなで万歳をしています。
▼古墳見学会のようす。石でつくられた珍しい古墳を前に皆さんの興味は尽きません。古墳のまわりで説明を受ける6名の見学者を撮影した写真
▼お昼はお待ちかねの古墳カレー!青空の下で食べるカレーの味は格別です。
手前にはカレーを食べるたくさんの人がいます。その後ろにはカレーを待つ長蛇の列ができています。
▼今年も火起こしは大人気!
ござの上に座って5名の子供が火起こしをしています。紐の回転力で木の棒をこすり、摩擦熱で火を起こしています。
▼松代中学校科学部によるペットボトルロケット発射実演のようす。子供たちも大喜びです。
ゆるやかな坂の上にある古墳から、下の芝生に向かってロケットが飛んでいます。ロケットからは燃料の水が吹き出しています。
▼たわら編みのようす。
指導を受けながら子供がたわら編みをしているようす。角棒を四角く組み合わせた枠を使い、木の棒を赤い糸で編み込んでいます。
10月19日(金)から10月26日(金)まで、長野市立湯谷小学校で、同小学校近隣にある湯谷古墳群、地附山古墳群、浅川端遺跡の発掘調査の様子や出土遺物を展示しています。
湯谷小学校の児童の皆さんは、展示準備中から興味津々!
出土した馬具や刀、土器を見て「これは刀?」「本物ですか?」など、いろいろな質問が飛び交いました。この展示を通して、身近なところにある遺跡に親しんでいただければ嬉しいです。
▼展示の様子
パーテーションに貼られた発掘調査の写真と展示ケースに入った鉄製品や土器などの遺物
廊下に設置した展示品とそれを見る児童
10月19日(金)に、かがやきひろば湯福で「考古学からみた長野の歴史」第7回講座を行いました。今回のテーマは、「古墳づくりのムラと人々の暮らし」です。
長野市の遺跡を中心に、古墳時代の遺構や遺物からわかる当時の人々の暮らしぶりをご紹介しました。また、長野市の本村東沖遺跡から出土した土器をご紹介し、古墳時代に実際に使われていた土器に触れていただきました。
お集まりくださった皆さま、ありがとうございました!
▼講座の様子
スライドを使って説明する職員とそれを聞く受講生