学芸員のちょこっと一言 ながの文化財ブログ

大室古墳館は冬期休館を終了し、4月1日(火)より通常開館します。

古墳館周辺(エントランスゾーン)は、平成25年度の工事で古墳の保存修理や園路等の環境整備が終わり、安心してゆっくりと古墳の見学ができるようになりました。

歴史学習の場・憩いの場として、皆様のご利用を心よりお待ちしています。

[画像:大室古墳群風景] [画像:241号墳]

新たに整備された241号墳周辺

合掌形石室が復元された241号墳



大室古墳群の最新情報、大室古墳群・古墳館のご利用方法については文化財課ホームページをご覧ください。


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東日本大震災の復興支援職員として東北に派遣されていた長野市埋蔵文化財センターの専門職員1名が、今月から長野市に帰任しました。

文化庁からの要請により、昨年12月1日から今年の2月28日までの3ヶ月間、岩手県釜石市に派遣されたもので、釜石市教育委員会の職員として復興事業に伴う埋蔵文化財発掘調査に従事しました。

[画像:平成26年2月27日釜石市]

さんかく現在の釜石市のようす

担当した遺跡は、片岸貝塚遺跡という縄文時代の集落遺跡でした。釜石市では初となる20m以上の大型住居(ロングハウス)をはじめとして、フラスコ型土坑や配石遺構などが見つかっています。また、カマドが設置された平安時代の竪穴住居や中近世の掘立柱建物跡など、さまざまな遺構が発見されました。土器や石器も多量に出土しています。

[画像:片岸貝塚の発掘調査]

さんかく片岸貝塚の発掘調査

この遺跡は、事情によりなかなか調査に着手できなかったことや、凍てつく海風や日中も解けない凍土など、発掘調査の実施にはさまざまな苦難が立ちはだかったのですが、岩手県教育委員会の文化財専門員、岩手県立博物館の学芸員、民間調査組織の職員、釜石市の調査担当者、そして長野市からの派遣職員が一つのチームとなって取り組み、大きな成果をあげることができました。

[画像:片岸貝塚の縄文ロングハウス]

さんかくロングハウスを前にする片岸貝塚の調査チーム

岩手県沿岸部における復興事業は、これから本格的に始まろうとしているところです。それに伴う発掘調査も来年度がピークとなるでしょう。1日でも早く復興事業が終了し、釜石市の皆さんが笑顔になれるよう、遠く長野市からも応援していきたいと思います。

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2013年度に長野市埋蔵文化財センターが実施しました、市内の12遺跡の発掘調査成果について、出土品や写真をまじえてご紹介します。

イベントスケジュール 次の日程で市内を巡回します。
1 古牧公民館 3月4日(火)〜3月13日(木)
2 篠ノ井公民館 3月18日(火)〜3月27日(木)
3 松代公民館 4月1日(火)〜4月10日(木)
4 市役所市民ロビー 4月22日(火)〜5月8日(木)
(第一庁舎2階)
(注記) 土曜・日曜・祝日は休館

ご紹介する遺跡
・栗田城跡(中世)
・平林東沖遺跡(古墳時代〜平安時代)
・南宮遺跡(平安時代〜中世)
・松原遺跡(弥生時代)
・塩崎遺跡群(弥生時代〜平安時代)
・御所遺跡(古墳時代〜中世)
・善光寺門前町跡(中世〜近世)
・元善町遺跡(奈良・平安時代〜近世)
・徳間本堂原遺跡(弥生時代〜古墳時代)
・浅川扇状地遺跡群(平安時代)
・三輪遺跡(古墳時代〜平安時代)
・押鐘遺跡(平安時代)

リーフレットのダウンロードはこちらから

入場料 無料

お問い合わせ
長野市埋蔵文化財センター TEL 026-284-0004

[画像:栗田城跡出土小銅仏]

栗田城跡から出土した小銅仏

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当館に御寄贈いただいた雛人形を中心に展示します。
現在に残った人形や飾りが、いつ、だれに贈られて現在に至ったのかをみることで、
物の背景にあるストーリーを紹介したいと思います。

期間 平成26年3月1日(土)〜5月11日(日)
(注記)4月7日(月)〜11日(金)の間は、展示
替えのため見学できません。


会場
博物館特別展示室


入館料 常設展示室と共通

[画像:節供人形]

お問い合わせは 長野市立博物館(TEL 026‐284-9011)まで
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