10月23日(日)、史跡大室古墳群において「大室古墳群まつり」が開催されました。
大室古墳群まつりは、地域の貴重な文化財である大室古墳群により多くの人に親しんでもらおうと地元大室区の実行委員会が主催しており、今年で3回目を迎えました。長野市埋蔵文化財センターでは、古墳見学会や火おこし体験、まが玉つくりなどで運営のお手伝いをしています。当日は肌寒い一日となりましたが、これまででもっとも多い600人以上が来場し、秋の大室古墳群でのひと時を楽しみました。
大室古墳館では「最後の合掌形石室の副葬品」と題し、大室古墳群でもっとも新しい合掌形石室をもつ356号墳と241号墳の出土品を展示しました。また、今年発掘調査を行った176号墳の出土品もあわせて展示しました。
大室古墳館の中で学芸員の展示解説を聞く来場者
展示解説の様子。展示品の特徴を学芸員が詳しく解説しました。
5月2日から13日にかけて、長野市内の小学校6校が大室古墳群へ遠足にやってきました。
特に5月2日は、4月28日から雨天延期された2校の遠足の予備日となっており、4校約300名が集まる大賑わいの一日となりました。
初めて見る石室にみんな興味津々、職員の説明のあとにいざ石室の中へ!
怖くて泣き出す子もいましたが、思ったよりも広い石室内にみんなびっくりした様子でした。
東条小学校6年生、綿内小学校5年生、大豆島小学校3年生、真島小学校3・4年生、松代小学校5年生、芹田小学校4年生のみなさん、また来てくださいね!
▲さんかく東条小学校6年生(5月2日)
▲さんかく綿内小学校5年生(5月2日)
▲さんかく大豆島小学校3年生(5月2日)
▲さんかく真島小学校3・4年生(5月2日)
▲さんかく松代小学校5年生(5月12日)
▲さんかく芹田小学校4年生(5月13日)
10月25日(日)、史跡大室古墳群で「第2回大室古墳群まつり」が開かれました。
昨年に引き続き晴天に恵まれ、たくさんの方が秋の大室古墳群を訪れてくれました。
今年は、古墳群の横にある山城「霞城」の見学や、寺尾小学校に保存されていた古墳群出土資料の公開が行われ、大室古墳群の魅力を再発見することができました。
▲さんかく【オープニングセレモニー】松代木遣り
▲さんかく【オープニングセレモニー】大室太々神楽
▲さんかく【開会式】大釜火入れ式の火起こし
▲さんかく【開会式】寺尾小1年生によるトーチリレー
▲さんかく【古墳見学】ムジナゴーロ周遊路
▲さんかく【古墳見学】エントランスゾーン
▲さんかく霞城見学
▲さんかく【振る舞い】名物古墳カレー、ただ今調理中!
▲さんかく【振る舞い】松代中学生がお手伝い
▲さんかく【振る舞い】青空の下で食べるカレーは最高!
▲さんかく展示品解説
▲さんかく【体験コーナー】火起こし
▲さんかく【体験コーナー】勾玉作り
▲さんかく【交流広場】マジックショー
▲さんかく【交流広場】輪投げ
▲さんかく【交流広場】オカリナ演奏
日本最大の積石塚古墳群であり、国史跡に指定されている長野市松代町の大室古墳群において、今年も実行委員会の皆さん主催による『大室古墳群まつり』が開催されます。
1,500年の時を経て復元・整備が進められている大室古墳群について、学芸員の解説を聞きながら間近でじっくりとご覧いただけます。
また、今年は大室古墳群内につくられた中世の山城「霞城址(かすみじょうし)」の見学会もあり、ガイドの先導によってトレッキングを楽しむことができます。
そのほか、大室古墳館前の広場では、勾玉づくり・火おこしなどの体験コーナーや、限定500食の「古墳カレー」などのおふるまいもあります。
ぜひ、この機会に大室古墳群へお越しください。
大室古墳群244号墳
大室古墳群244号墳(将軍塚)
開催日 平成27年10月25日(日曜日)
プログラム
8:00〜 開場・受付開始(勾玉キット販売)
8:30〜 オープニングセレモニー(松代木遣り、大室太々神楽披露)
9:00〜 開会式
9:15〜 大釜火入れ式(寺尾小学校1年生による点火)
9:30〜 古墳見学会出発式(学芸員の解説付き約90分コース)
交流広場オープン(けん玉、お手玉、紙芝居、シャボン玉など昔の遊びで世代間交流)
11:00〜 見学会終了、体験活動スタート(勾玉づくり、火おこし)
11:20〜 おもてなし(500食限定の古墳カレー)
11:40〜 霞城址見学出発
14:00〜 閉会式
※(注記) 雨天の場合は大室公民館にて規模縮小のうえ行事と古墳カレーの提供を行います。
大室公民館には駐車場はございませんのでご注意ください。
参加費 無料 (勾玉づくりは材料費200円が必要)
主催 大室古墳群まつり実行委員会 後援 長野市、長野市教育委員会
〜 大室古墳群について 〜
長野市松代町大室にある大室古墳群は、古墳時代の5〜8世紀につくられた東日本最大級の古墳群で、積石塚古墳群としては日本最大です。
奇妙山(きみょうさん、標高1099.5メートル)から派生する3つの尾根と2つの谷に約500基もの古墳が密集しています。
「積石塚」や「合掌形石室」といった特徴をもつ古墳が多く存在しており、特に合掌形石室は全国の半数以上が大室古墳群に存在します。
平成9年に一部が国史跡に指定され、長野市教育委員会が史跡整備を進めています。平成26年4月からはエントランスゾーンが本格オープンしました。
※(注記) 大室古墳群についての詳細は長野市ホームページをご覧ください。
大室古墳館は冬期休館を終了し、4月1日(水)より通常開館しました。
皆様のご利用をお待ちしております。
平成27年度の開館日やご利用方法はコチラをご覧ください。
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▲さんかく大室古墳館の梅は今が見頃です。 |
12月18日は全国的に大雪となり、大室古墳群内もまるでスキー場のような一面の銀世界になりました。そんな中、史跡内の梅畑で梅の木の剪定作業を行いました。雪に足を取られながらの作業はとても大変でしたが、予定していた作業はすべて終えることができました。来年も立派な梅が収穫できるといいですね。
| [画像:雪に覆われた古墳] | |
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▲さんかく雪をかきわけて作業場まで向かいました。 |
▲さんかく雪をかぶった古墳はまるで大きなかまくらのようです。 |
| [画像:作業風景] | [画像:剪定された枝] |
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▲さんかく作業風景。剪定した枝を集めて… |
▲さんかく一箇所にまとめました。 |