9月5日から行っていた、(仮称)後町ホール建設予定地(長野市大字南長野、旧後町小学校)での県町遺跡の調査が11月9日に終了しました。弥生時代中期後半の住居跡2軒と溝が見つかりました。溝は幅約4.4m、長さ約25m、深さ約1.3mで、断面がV字形をしています。これらの遺構は昨年行った北側の調査区で見つかった住居跡3軒と同じ集落であり、溝は集落の境界をめぐる環濠と考えられます。
ラジコンヘリで空中撮影を行いました。竪穴住
居の南に、大きな溝が東西に走っています。
竪穴住居から出土した土器の図面を描いている様子
出土した土器の図面を描いています。細かく
測って絵を描くので根気がいります。
発掘中の竪穴住居。土器がたくさん出土
竪穴住居の床には弥生時代の壺や甕などの
土器がた くさん残っていました。
弥生時代の土器がつぶれた状態で出土
土器はその場所でつぶれたように出土しました。
弥生時代の大きな溝を横から撮影
大きな溝は断面がV字形をしています。
弥生時代の大きな溝を掘っている様子
大きな溝は深くて傾斜があり、掘るのが大変
でした。作業員の皆さんお疲れ様でした。