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2023年12月27日

地方出版社の将来性 その2

前回の「その1」では、PCの普及で著者じしんが冊子程度の小型版を出版、販売するケースが多くなったと記した。

それなりの本、A5判型で200ぺいじ程度の本を制作するのはそれなりに手間もおカネもかかり、やはり、元手をとらねばとなり、個人出版社であれ、株式会社であれ、地方出版社の体裁をとることとなる。

では、その地方出版社はというと、世代交代となり、30歳、40歳前後の方があちこちでスタートしていると言えるが、ブームのような動きではなく、各人がマイペースで操業しているようである。

さて、地方出版社の利点その1は地域の新聞、マスコミが地方出版社の記事を掲載してくれることと記したが、その2は比較的に自費出版を受けやすいし、著者と出版社が負担を分け合う共同出版がやりやすいということである。

東京では出版社が雨後のタケノコのようにあり、どこへ頼めば良いかとなる。しかし、地方出版社は県内に数店であるから、お客を得やすいし、著者とじっくり編集、体裁、その他どうしたら売れるようにするかなどなどをじっくりと両者で検討できる。そのため、著者には喜ばれるし、出版社としては自費出版でもそれなりに売れれば助かる。その分お安くしているのであるから、ありがたいということとなる。著者は自費出版でも本心は多くの人に読んでもらいたいのであるから、本屋で読者に買ってもらえることはうれしいといえる。

小生は現実的には50万人程度の人口で1社のなりあいが可能とみている。これより、少ない人口で出版社の数があるのは、長野県、沖縄県である。これは観光客の多さ、地元本への関心が高いからと言われている。今後、埼玉県でも地方出版社が増えることを期待しており、将来的には埼玉県出版協会を設立できればと考えている。

ma2221 at 15:08|この記事のURLComments(0)

地方出版社の将来性 その1

地方出版社の強みは、その地域の新聞やマスコミに紹介してもらえると言う点である。

記事や取材は、広告より影響力が大きい。であるから、新聞社やラジオ局に嫌われない程度でPRをしている。

ではあるが、地方出版社が増えているとは、感じられない。しかし、現在、PCのおかげで、容易に編集作業はでき、版下までできあがるのであるから、ページ数が少ない小型版・ごく少部数の出版はあちこちで見かける。この小型版の出版は、ほとんどが著者であり、その著者が元はとれなくとも、発売し、世に問いたいというか、一般の反応を知りたいというようである。

であるから、出版で生きている小社にお送りしていただくケースも多いし、時にはいつもお世話になっている書店で購入するケースも多い。

お送りしていただく方は、プロからの反応をしりたいというケースが多いようである。著者兼出版社であるから、売れるのか、どう思われるのか、突き詰めていけば、そこが知りたいである。

著者の廻りの友人関係は、それほど辛口の反応は言えないであろう。

地方出版社から、SNSなど新たな媒体で動くようになってきたのかも知れない。

ma2221 at 07:45|この記事のURLComments(0)

2023年12月25日

島崎藤村と柳田国男

何時、いかなる時でも時代を真にみつめており、冷徹なる判断をしている人はいるのであろう。

明治後半に自然主義文学が全盛となった以降、次から次へと流派が発生した。大正期に入ると、武者小路実篤、有島武郎、志賀直哉などの白樺派、続いて大正時代中期に芥川龍之介、菊池寛などの東大系の新思潮派、そして、大正末期に横光利一、川端康成などの新感覚派、そしてプロレタリア文学が台頭するのである。主だった動きだけで、こんなに動いている。

ずらずら、日本の近代文学史を日本文学史の教科書を参考に書いているのは、どう考えてもその流行の盛りと沈滞が激しすぎるし、早すぎるのである。

それを客観的に見ると、日本の文学が幼かったという一言に尽きるであろう。外国からの新しい文学の動きを取り入れて、消化していけば、新しい流れに乗れるというものである。

しかし、その流行は、4〜5年でうつろうというのは異常と言えば異常である。文学の本質とはどこかずれていると言える。

昭和初期のほんのいっときであるが、プロレタリア文学にあらずんば文学にあらずと言われた時期があった。しかし、その動きは満州事変であったというまに尻すぼりになり、左翼運動の弾圧になっていくのである。

この時代の文学を冷徹に見ていた人は、自然主義文学の大物、島崎藤村であり、さらに島崎藤村、国木田独歩、田山花袋などとともに結集していた柳田国男であったろうか。





ma2221 at 17:29|この記事のURLComments(0)

朝早く起きる悲しき習性と箭弓神社へのお参り

小生、40歳頃から少々太り、動きがにぶくなってきたので、長男が友だちから犬をいただいたのを機に朝5時に起きて散歩を行うようになった。その犬、コロはコロッと死んでしまったが、次に来てくれたベンとは15年間お付き合いし、良い友情関係を築いた。

であるから、35年以上、朝の散歩を行っている。コースは適度に変わっているものの、東松山の駅から歩いて5分の広大な境内を有する箭弓神社に参拝して帰るというコースはずっと続いている。

箭弓神社拝殿ではしっかりお辞儀をし、しっかり手を合わせ、5分間以上お祈りをする方が2日に1回ほど見えられる。その際には遠慮して奥社に行き、お賽銭を入れて帰る。

箭弓神社本社に行く前に,、歌舞伎の第7代市川団十郎が寄進した団十郎稲荷社をお参りしている。団十郎稲荷社は、祈願したおかげで興行が大入り満員となったことの御礼として、江戸時代中期の文政年間に寄進されたことに由来するので、商売や事業に御利益があるということから、小生も毎日お参りしているわけである。おかげさまで、10年持てば奇蹟と言われる出版業界で40年以上続けておられたのであるから、団十郎稲荷社の御利益はありがたいものである。

さて、東松山地域では、12月になると日の出は7時頃となる。ようやく東の空がほんの少し明るくなってくるのは6時15分前後である。この動きは1月末まで続く。

であるから、5時半頃起きて散歩に出発し、少々の朝焼けを見える頃帰ってくれば良いのに、本日も5時に出発してしまった。この朝の早起きは、小学6年から始めた新聞配達による。朝2時半には起きて、チラシを新聞に入れて、雨の日も、雪の日も新聞配達をしていた。現在では小学生、中学生の労働は違法である。

その後、朝早く起きるのは高校時代の勉強でも続いていた。

日の出の時間に合わせて起きれば良いし、そのように5時半に出かけたこともあるのであるが、悲しいかな5時に目が覚めることが多いのである。まあ、歩けるうちが花と思って歩いている。

ma2221 at 07:04|この記事のURLComments(0)

2023年12月24日

遠くに去ったクリスマス・イブ

クリスマス・イブをそれなりに大事というか、それなりに心に留めて動いていたのはいつ頃までだったろうかとマジに思う。

40歳前後の子どもがまだ小学生か、その頃であったろうか。自営業者の常として、貧乏生活であったが、幸いにして、親と同居していたので、まあ実は生活ができず、親と同居せざるを得なかったのであるが。

まあ、人生には良くある話である。そこで親と同居していたので、クリスマスケーキ程度は購入でき、それなりに親子6名でクリスマス・イブを楽しんでいたのである。

クリスマス・イブは人生に感謝する日なのであろう。ささやかでも感謝できるのは、幸せというべきである。

クリスマス・イブを大切に思わなくなってから、かなりの月日が経過している。ふと、そんなクリスマス・イブを楽しんだ親はどんな気持ちであったろうかと考える。

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秩父国造(くにのみやっこ)と武蔵国造

古来、武蔵の国(埼玉県、東京都、神奈川県の東京湾に面している地域)は、初めに秩父国造が認証され、続いて二種の武蔵国造が認証された。二種の武蔵国造に関してはいろいろな説があるので、参照されたい。

一つの説では、行田市にあるさきたま古墳群を建立した権力者が武蔵国造であるとしている。この説では、同時代にさきたま古墳群に対抗するに足る強大な古墳群はないのであるから、説得性がある。

ではその前の秩父国造はどこにいたのかとなると、依然「謎」なのである。

この国造は茨城県などでは、郡にあたる大きさで設立されているため、秩父国造は、現在の秩父地域(秩父市、小鹿野町、皆野町、長瀞町、横瀬町)に当たる程度の地域であろうが、ではどこにいたのとなると、それらしい遺跡はみつからないのである。

しかし、まったくないわけではない。皆野町に国神という地名がある。そこには国神塚古墳があり、伝承では、初代の知々夫彦命の墳墓とされている。しかし、それなりの遺物が出ているわけではない。

どこかで、決めていかねば、依然として謎のままでは、実際に史書に記されているのであるから、不遇すぎると言えよう




ma2221 at 10:18|この記事のURLComments(0)

2023年12月23日

加藤陽子著『それでも日本人は「戦争」を選んだ』に思う

標題の本を3/4程度読んだ。大変面白い本であり、大変刺激的な本である。

ともすれば、日本の動きのみを追っていく視点になりがちであるが、関係各国からみてどうなのかという見方をきわめて資料を集め、述べている点が素晴らしかった。

2回3回と読んでも面白いし、むしろそう読まないとこの本のホントの魅力が分からないのかも知れない。

この著とは関係ないか、または関連しているかも知れないが、大正期・昭和初期に迫り来る欧米との戦争に憂えていた人は何人くらいいたのであろうかと言うことが気になってしょうがないのである。

いや歴史書をみればいくらでも抵抗の動きがあった。しかし、それは学界、労農関係、左翼運動者などであり、財界・経済界などの動きはどうであったかであり、官僚などはどうであったかである。埼玉の郷土の英雄である渋沢栄一は確かに憂えていた。また、小泉信三、吉田茂などの動きもあったが、民主戦線的な動きはなかったと言えよう。

渋沢栄一は晩年まで欧米との協調を訴え、行動を行っていた。そして、多くの経済界がその動きに協力していた。その動きは、しかし、より広がらず、しぼんでいってしまったのである。

とは言え、大正デモクラシー、昭和初期の無産運動は力が小さかったとは言いたくない。

加藤陽子さんの他の著書も開いてみたい。

ma2221 at 17:25|この記事のURLComments(0)

万葉集を制作した国柄

万葉集という本、なぜ、天皇(大王)から、皇族、貴族、さらに、ほとんど下級官僚というか庶民といって良いほどの幅の広さを巻き込んで、こんな国策事業として、歌集を編纂したのかを考えると、日本人が楽しくなってくる。

特に、東国の東歌、防人歌を見ていくと、そう思う。

さらに、帯をとくとか、何とか、セクシーな歌も、この歌集にたくさん、掲載されているのであるから、この日本って何なのと思うのは小生だけではないだろう。

この万葉集の文学的分析は、あまたの分析があるが、当時の思想的思考として考えれば、新制日本というか、律令体制となった日本をことほぐ動きと言える。しかし、そこに庶民までも入れる発想はなぜかである。

この張本人は大伴家持であろうが、額田王、柿本人麻呂、大伴旅人、山上億良、山部赤人、高市黒人、高橋虫麻呂らの著名歌人に交えて、なぜ庶民の歌を入れたのか。

しかし、歌とはなんぞやと考えると、庶民の歌を入れた方が面白いよともなる。歌とは心の実相であり、そこに貴族も庶民も違いはないと考えた大伴家持のエラサを思うのである。



ma2221 at 12:42|この記事のURLComments(0)

2023年12月22日

戦闘機F-35Bの「いずも」級搭載で国民の理解を

2024年度に、短距離発進、垂直着陸のF-35B戦闘機が軽空母「いずも」「かが」に搭載されると言う。

この戦闘機のパイロットは航空自衛隊のパイロットであるというが、それで良いのであろうかという点と、この「いずも」「かが」がヘリ空母から戦闘機搭載の軽空母に移行することに関し、国会などで議論されているのかと言うことと、テレビや新聞などのマスコミでも討議されていないことが気になってしょうがない。

中国軍の日本、台湾、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インドに対する、かなり挑発的な動きをみても、さらに中国海軍空母「遼寧」、「山東」の動きをみても、「いずも」「かが」の軽空母化はやむを得ない動きであろうが、中国との外交交渉が進展しない点では、軽空母化を進めれば良いと言うだけではないとも言える。

なぜ、日本は原子力潜水艦、空母などの侵略的とも言える武器をもたなかったかというと、その主軸は国民世論が、そう考えたということに尽きるであろう。しかし、3機のヘリが搭載できる広いヘリポートを後部に配置した「ひえい」「はるな」、さらに発展型の「しらね」「くらま」をヘリ搭載型駆逐艦(DDH)と呼称するのは適切であるとしても、全通型ヘリポートを有する「ひゅうが」「いせ」の就役に際し、未だヘリ搭載型駆逐艦と呼称していたのは、戦前の満州事変を起こした日本の軍部を想起するのは小生だけではあるまい。

小生は2009年の民主党政権時にも、民主党には防衛通、軍事通、外交通がいないのを心配していた。その心配はみごとに立証されてしまい、惨めな敗北へとつながってしまった。

F-35B戦闘機の軽空母搭載に関し、大いなる論義がなされることを望む。






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黒沢正則さんが令和5年度群馬県文学賞を受賞

小社の著者黒沢正則さんが、その著書『広域蜂起 秩父事件−群馬人が秩父を動かした・世界遺産「高山社」』で標題の群馬県文学賞を受賞しました。

評論部門であり、その受賞理由は、「広く資料を漁り、時間をかけて裏をとる丁寧な仕事からもテーマに対する作者の熱意が伝わり、論証に説得力がある作品である」となっている。

明治17年11月に発生した秩父事件は、秩父地域からはもちろん、信州からも幹部として参加していた。しかし、群馬県からも多くの方が参加し、その中には事件の中枢人物もいたと著者は探っていく。詳細はその著書をごらんください。

さらに富岡製紙所とともに、世界遺産に認定された高山社関係にも多くの秩父事件関係者がいるとする。

明治10年代の自由民権運動は、新しい資本主義の夜明け運動でもあるので、その自由民権運動に多くの先駆的人物が関与し、希望を抱いていたであろうことは容易に想像できる。であるから、時代の先を目指す高山社関係者が、この秩父事件に大いなる希望や夢を抱いていたであろう。

もちろん、その証拠や資料は、その後、日本は国権化が進み、自由、民主度が減少していくのであるから、つまり、自由民権運動は当時からすると「悪」となっていくので、その文書や資料は抹殺されていったのであろう。

秩父事件は、日本人の民主度を考えるだけでなく、日本人の底の精神をとらえる事件である。本格的研究はこれからである。

なお、本書は昨年(2022)暮れの出版であるが、昨年は八木静子著『伝蔵−小説秩父事件』も発刊し、好評発売中であるので、ぜひご購読ください。

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海軍ブログ、ロシア海軍巡洋艦「モスクワ」の撃沈

ロシア海軍巡洋艦「モスクワ」の2022年4月の撃沈は、小生にとって衝撃的であったと言える。

撃沈の原因は、ウクライナの対艦ミサイルによるとされている。しかし、対艦ミサイル使用の元祖国であるロシアが対艦ミサイルにやられようとは、艦船ファンの小生にとっては、いやそんなこともあるのですねとなる。

2014年には太平洋方面にも来ており、その勇姿は、遠路はるばる、ご苦労様であり、その動きは日本語ブログ高町紫亜さんが提供する「ロシア海軍情報供給部」(当時のブログ名は異なっていたが)により、毎日その動きが楽しみであり、ワクワクしていたのを覚えている。また、シリア支援の、2013年の地中海常設艦隊旗艦時、その後の動きにおいても、そのレーダー網の充実ぶりが必要とされてきたのであるから、まさかである。

「モスクワ」は1982年就役であるから、そのレーダーは旧時代と言われれば、それはそれなりに合っていようが、確か、「モスクワ」は、長期の整備を行ったばかりではなかったろうか。イージス装備ではないとは言え、その巨大なレーダーは何であったのかである。




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人生の転機、40代〜50代前半

男性は40代〜50歳前半で人生の転機を迎えると、76歳の小生は思う。

この転機にどう対処するか、または聞いてみたい、教えてもらいたい人がいるかは、人生の分け目であるから、その後の人生で大いに道が異なってくるであろう。

その男性の父親がご健在であれば、聞いてみたいということはあろうが、そうでは無い場合が多いと思われる。

いや、男性だけではなく、女性も同じよとい女性もいよう。ここは男女、違いはなく、語ってみよう。

人生の転機とは、どう生きるかに尽きよう。20代、30代では仕事を覚えるが肝腎であったろう。だが、より広い視点が必要となってくるのが、40代、50代前半である。これまでの越し方とことなる見方、生き方を考え、次の仕事、肩書きを生きるのが40代、50代前半である。

小生は、50歳前後で、市民活動に注力するようになり、そこで多くの方にお会いし、争論も行ってきたし、教えられてきた。多様な意見、志向にも遭遇し、世の中広いよねと考えるようになってきた。

社会はともすれば、Must、Cannotの社会であるが、それでは肩苦しく、生き方が狭くなる。だから、
May、Canを言うようにしましょうとも提唱してきた。

実効はどうだったかは、たかが知れていようが、自分自身がその提唱で変わったなと思うのである。自分への提言であったのかも知れない。




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2023年12月21日

社長から会長になったぼやき

今年から社長を二男の智紀に交替した。

小生は1980年に33歳で創業し、43年間が経過してしまった。二男は2003年頃から、東洋大学経済学部を中退し、家業を手伝うようになった。中退したのは手伝いが忙しくなったこともあるが、当時は資金繰りが苦しく、授業料を払えない面もあったのである。

しかし、二男が手伝うようになると、相変わらずの貧乏生活ではあるが、仕事が増えてきて、累積の借金も減り、何とか仕事が廻るようになってきたのである。


というわけで、今年から社長業を二男と交替し、小生は会長になったのである。

76歳の後期高齢者であり、医療負担も1割負担となったのであるから、愚痴やぼやきは言いたくないが、なんとなく、これから何をするかが決まらないのである。

小生が代表を務めているNPO法人まちづくり楽会は、東松山市大字野田に3反近くある住宅地、畑、竹林を借りており、その整備に忙しいと言えば、忙しいのであり、この時期、落ち葉が莫大で、145リットルの草入れ袋に何十杯集めてことか。しかし、片付けや竹林の整備は大変と言えば大変ではあるが、心が躍る動きとは違うのである。

「うーん、長期的に大目標が立てられるようなことを企画せなアカンな」と、大阪弁になってしまうのである。竹材を活かすべく、工芸用ウルシを使ってのマイ箸づくり、竹炭づくりなどをやってみたが、「長期的目標」とは言えない。「ヨリ大きなことを考えな」である。

まあ、ホントに幸いして、元気は元気であるので、じっくり見つけていくかと考えている。

なんと言っても、35年間は、超貧乏の時代、ここ数年、やっと、人並みの貧乏時代になれたのであるから。

なお、社長は二男と交替したものの、この「代表のぼやき」は会長の山本正史が担当致しますので、よろしくお願い致します。なお、併せて「まつやま書房」通信も小生が編集致しております。何かでこのまつやま書房のHPに掲載していくつもりです。





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高速道路時代の人々の生き方

まつやま書房がある埼玉県東松山市には、それなりの規模のホテルが3つある。

小生は朝5時頃に散歩に出かける。その途中に3つのホテル近くを散歩することが多い。そして、その3つのホテルの駐車場は見ると、何時も満車か満車に近い状況とあいなっているのである。

散歩を初めて35年以上経過しているが、このホテルのにぎやかさの状況は、気がついたのは、新型コロナウイルスが蔓延してきた頃であった。当初は、東松山周辺は比企丘陵地帯にあり、ゴルフ場が多く、ゴルフ帰りの人たちがプレイのあと、ゴルフ仲間との付き合い、または憩いに宿泊しているのであろうと思っていた。

しかし、車のナンバーをみると、石川、仙台、滋賀、大阪、福岡などと遠方の車が結構多いのである。もちろん、練馬、品川、横浜などの近隣のナンバーもあり、ゴルフ帰りの後のビールを楽しむ人も多いと思われるのであるが。

考えて見れば、石川県から高速道路を使えば、晴れていれば、5時間から6時間で東松山に着いてしまう時代である。小生もNPO法人まちづくり楽会(がっかい)で、毎年1回「大名旅行社」主催と銘打って、1泊2日の貧乏旅行に出ていた。東名ルートで京都・美山、三重・名張、滋賀・朽木を訪問した際、朝5時出発、8時頃には浜松近くのサービスステーションで、朝のラーメンをほおばっていたのである。

東松山のホテルに仕事で来ているのか、遊びで来ているのか、それとも長期のドライブでかは分からないが、高速道路を生活ライフに活用した人々が増えているのだと実感するこの頃である。

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2022年02月26日

ロシア海軍黒海艦隊はズミイヌイ島のウクライナ軍守備隊を攻撃し、その後守備隊は降伏した

2022年2月25日に始まったロシア軍のウクライナ侵攻で、ロシア海軍艦船の動きは報道されていないが、ロシア海軍情報を直に入手している高町紫亜さん主宰のブログ「ロシア海軍情報供給部」は以下のように報じた。

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ロシア海軍黒海艦隊はズミイヌイ島のウクライナ軍守備隊を攻撃し、その後守備隊は降伏した
『タス通信』より
【ズミイヌイ島のウクライナ軍守備隊はロシア軍部隊に降伏した】
モスクワ、2月25日/タス通信

黒海のズミイヌイ島の82名の将兵で構成されるウクライナ軍守備隊は、自発的にロシア連邦軍部隊へ降伏した。
金曜日、ロシア国防省の公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。

「ズミイヌイ島地域では、82名のウクライナ将兵が武器を降ろし、ロシア軍部隊へ降伏しました。
現在、彼らは戦闘行動への参加を拒否する署名を受け入れております。
近い内に、彼らはその家族の元へ戻ります」
コナシェンコフは話した。

彼によると、更にウクライナ軍の第53独立機械化旅団の11名の将兵がニコラエフスク地域で降伏した。
更には、ウクライナ軍第36独立海軍歩兵旅団の部隊の1つがドンバス人民共和国の民兵隊指揮官と接触し、共和国領を出る為に回廊地帯へ入る事を要請した。
兵器を明け渡した後、彼等も家族の元へ戻る事が出来る。
「戦闘行動地域の状況が安定した後、全ての降伏したウクライナ軍人は、家へ帰る事が許されます」
ロシア連邦国防省の公式代理人は強調した。

ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、木曜日午前、ドンバス共和国指導部の要請に応え、特殊軍事作戦の実行を決定したと言った。
ロシアの指導者は、モスクワの計画には、ウクライナ領土の占領は入っていない事を強調した。

ロシア連邦国防省は、ロシア軍はウクライナの都市には打撃を与えておらず、高精度手段により同国の軍事インフラは無力化されたと発表した。
民間人は如何なる危険にも晒されていない事を当局は保証した。
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このロシア連邦国防省広報部発表では全く触れられていませんが、当初、ズミイヌイ島(蛇島)のウクライナ守備隊はロシア軍の降伏勧告を拒否し、ロシア黒海艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と哨戒艦「ワシーリー・ブイコフ」の砲撃を受け、13名のウクライナ将兵が戦死しています。

『The Maritime Executive』より
2022年2月24日午後8時27分配信
【ロシア海軍はスネーク島のウクライナの前哨基地を占領した】

その後、残り82名のウクライナ将兵がロシア軍へ降伏したようです。
(今回のロシア連邦国防省広報部発表だけ見れば、「無血開城」したように思えますが)
関連記事
ロシア海軍黒海艦隊はズミイヌイ島のウクライナ軍守備隊を攻撃し、その後守備隊は降伏した
ロシア海軍黒海艦隊はウクライナへ巡航ミサイル「カリブル」を発射した
ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した
2022年2月19日に実施されるロシア連邦軍戦略抑止戦力演習にはロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊が参加する
ウルップ島近辺のロシア領海へ侵入したアメリカ海軍の原子力潜水艦は3回の警告射撃の後に退去した
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情報概要は以上。


ma2221 at 08:47|この記事のURLComments(0)

2022年02月25日

ウクライナ危機激増に対処し、NATOは1月下旬から地中海で3隻の空母が演習していた!!

[画像:イタリア海軍空母カブール]
















Photo/Businessinsider

Businessinsider2022年2月18日より、またDefenceBrief2022年1月22日より。

アメリカ海軍空母「ハリーS・トルーマン」、フランス海軍空母「シャルル・ドゴール」、イタリア海軍空母「カブール」の3隻の機動艦隊は地中海において、ウクライナをめぐる緊張が高まっているのに対処し、12日間の演習を行った。この演習は1月24日(月)に開始した。

情報概要は以上。写真の空母は、左から「シャルル・ドゴール」、中央が「カブール」、右が「トルーマン」である。中央先頭にはCG56「サン・ジャシント」である。空母「トルーマン」の直衛艦CGである。

12日間の長期演習であり、3隻のNATO空母の参加は、ロシアのウクライナ侵攻は、NATOにとって読み筋であったのであろう。


「トルーマン」機動艦隊にはCG「サン・ジャシント」の他、DDG96「ベインブリッジ」、DDG67「コール」、DDG107「ベインブリッジ」、DDG109「ジェーソン・ダンハム」であり、ノルウエー海軍のイージス艦FFG310「フリチョフ・ナンセン」も参加している。

「シャルル・ドゴール」機動艦隊には、D620「フォルバン」(フォルバン級多目標DDG)、D656「アルザス」(最新駆逐艦「アキテーヌ」級DD)、D651「ノルマンディ」(同)、補給艦「マルネ」およびリュビ級SSN1隻。さらにアメリカ海軍DDG71「ロス」、スペイン海軍のイージス艦F102「ファン・デ・ボルボン」、ギリシア海軍のFF「アドリアス」(F459)、モロッコ海軍のコルベット「イスメイル」(614)も参加する。

上の写真における護衛艦は9隻である。先頭の「サン・ジャシント」の後方の2隻は、フォルバン級とイタリア海軍の多目標DDGアンドレア・ドリア級かカルロ・ベルガミニ級と思われる。












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2022年02月24日

最新のFFM「もがみ」「くまの」は3月に就役する

「もがみ」「くまの」は、オールドタイプの日本海軍ファンにとってはあこがれの艦船名である。2隻とも、日本海軍が条約型時代において、2等級巡洋艦として、15サンチ砲を搭載する艦船として竣工している。その後の動きは説明の必要はあるまい。

海上自衛隊時代になっても、太平洋戦争で活躍した河川名型巡洋艦は発足当初から採用されており、いすず級DEに「もがみ」が竣工(1番艦は昭和36年就役、1番艦「いすず」「もがみ」「きたかみ」「おおい」)しており、さらにちくご級DEとして「くまの」(1番艦は昭和50年就役、「ちくご」「あやせ」「みくま」「とかち」「いわせ」「ちとせ」「によど」「てしお」「よしの」「くまの」「のしろ」)がある。

さらにあぶくま級DEとして、「あぶくま」「じんつう」「おおよど」「せんだい」「ちくま」「とね」の6隻が就役している。1番艦は平成元年就役(1989)。

最新のタイプであるFFMは紆余曲折しながら設計され、今年の3月に「もがみ」「くまの」が就役する。基準排水量3,900トン、満載排水量5,500トン。

主要兵装は、62口径5インチ砲1基、RWS近接機関銃2基、Mk.41VLS対空ミサイル16セル1基(「もがみ」「くまの」は後日装備)、Sea Ram11連装短ミサイル、17式SSM4連装対艦ミサイル2基、324ミリ3連装短魚雷発射管2基、SH-60K哨戒ヘリ1機。

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ロシア海軍の太平洋艦隊、北方艦隊、黒海艦隊は地中海で対潜演習を行った!!

高町紫亜さんが主宰するブログ「ロシア海軍情報供給部」より。2022年2月21日配信。

***********************

『タス通信』より
2022年2月21日11時1分配信
【ロシア艦は地中海で仮想敵潜水艦の捜索へ取り組んだ】
タス通信、2月21日

太平洋艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の戦闘艦支隊は、海上航空隊の対潜航空機Il-38と合同で地中海での外国潜水艦の捜索へ取り組んだ。
ロシア国防省は報道機関へ伝えた。

「海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将指揮下の海軍演習の枠組みで、太平洋艦隊、北方艦隊、黒海艦隊の戦闘艦支隊は、海上航空隊の対潜航空機Il-38と合同で地中海東部の指定海域において、注視の欠如を点検し、外国の潜水艦を捜索する活動へ取り組みました」
軍当局は指摘した。

ロシア国防省が説明したように、演習のこの段階の主な課題は、航空隊と合同での仮想敵潜水艦の捜索、絶え間ない追跡の行動、更には目標の機動に関するデータの組織的な絶え間ない交換、様々な航空攻撃手段の戦闘使用の要素への取り組みに在る。

演習には、ロケット巡洋艦「ワリャーグ」と「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」と「アドミラル・グリゴロヴィチ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」と「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、他の艦が関わる。

地中海でのエフメノフ指揮下の海軍演習は、2月15日から25日まで行なわれる。
それには、15隻以上の戦闘艦艇と支援船、そして更に30機以上の飛行装置が関わる。
演習の枠組みで世界の大洋におけるロシアの国益の保護、そして更に海上および大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗の課題への取り組みが計画されている。
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ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を実施しています。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]
演習参加艦船は、4艦隊の担当海域(バレンツ海、バルト海、黒海、日本海、オホーツク海)だけで合計100隻程度(北方艦隊30隻、太平洋艦隊30隻、黒海艦隊20隻、バルト艦隊20隻)に上り、この他に北東大西洋や地中海へ進出して演習を行なう艦船を入れれば140隻近くになります。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と支援船(救助曳船SB-406と中型海洋給油船「ヴャジマ」)で構成される北方艦隊艦船部隊と、ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」で構成される太平洋艦隊艦船部隊は、2022年2月初頭に地中海へ入りました。

ロシア海軍の地中海東部演習へ参加する為、ロシア航空宇宙軍の戦闘機MiG-31K(極超音速ミサイル「キンジャール」搭載)と超音速爆撃機Tu-22M3(対艦ミサイルKh-22搭載)がシリアのフマイミーン飛行場へ到着しました。

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ロシア海軍情報供給部情報は以上。


ma2221 at 15:57|この記事のURLComments(0)

ウクライナ危機におけるロシア艦船の動き、昨年末から周到に準備されていた!!

USNIニュース2022年2月22日(日本時間2月23日)によると、現在地中海、黒海で3隻のスラヴァ級CGが展開しているとのこと。当然、それに対応し、アメリカ、フランス、イタリアの空母部隊、米欧の艦船も展開しているのであるが。

3隻の巡洋艦は、黒海艦隊旗艦のCG「モスクワ」、太平洋艦隊旗艦のCG「ワリャーグ」、北方艦隊旗艦のCG「マーシャル・ウスチノフ」(2018年現役復帰)である。

さて、ロシアのプーチン大統領は21日、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク2州への出兵を命令した。

では、上述のロシア海軍CGはどんな動きをしていたのかである。

太平洋艦隊の「ワリャーグ」は、2021年12月29日に対馬海峡通過が海上自衛隊により確認されている。同航しているのは、ウダロイ級の大型対潜館「アドミラル・トリブツ」とボリス・チリキン級補給艦「ボリス・ブートマ」である。

また、イギリス海軍発表によると、2022年2月2日、イギリス海軍のFF「ケント」、哨戒艇「マージー」がドーバー海峡を通過するCG「マーシャル・ウスチノフ」、最新のフリゲートであるアドミラル・ゴルシコフ級の「アドミラル・カサトノフ」をShadow(追跡確認)した。

さらにFF「アーガイル」が南アイルランドの海岸沖を航行するステレグシティ級FFG「ソーブラジテルヌイ」、同「ストイキー」を確認した。この動きにはアメリカ海軍のDDG「ルーズベルト」も支援している。

さらにさらに、アメリカ海軍のDDG「ポーター」がDungeness沖を航行しているウダロイ級大型対潜艦「アドミラル・クリコフ」を追跡確認している。

イギリス海軍情報概要は以上。

ma2221 at 15:54|この記事のURLComments(0)

「ロシア海軍の巡洋艦は地中海におけるアメリカ、フランス、イタリアの空母艦隊に対抗する位置に巡航している!!

USNIニュース2022年2月22日(日本時間2月23日)による。

このニュースは海軍作戦司令官マイク・ギルディ大将のステートメントによる。

3隻のロシアのミサイル巡洋艦は、NATOの空母打撃艦隊に対抗すべく、黒海に、さらに地中海に配備されている。アメリカの防衛担当者は、火曜日にUSNIニュースに語った。

月曜日に3隻のスラヴァ級の巡洋艦は、エーゲ海にまたはその周辺で巡行中である。その巡洋艦は、「モスクワ」(艦番号121)は黒海にあり、「マーシャル・ウスチノフ」(055)はイタリアの南方面、「ワリャーグ」(011)はシリアのロシア海軍基地Tartusの近くのシリア海岸沖で巡行中である。

「モスクワ」は黒海艦隊所属であり、一方「マーシャル・ウスチノフ」は北海艦隊から航海してきた、また「ワリャーグ」は太平洋艦隊からである。「ウスチノフ」と「ワリャーグ」は今月上旬に東西から地中海に入った。

3隻の11,500トンのスラヴァ級巡洋艦は、アメリカとNATOの空母を攻撃するSSNが主要装備である。

アメリカ、フランス、イタリアの空母攻撃部隊は既に数週間地中海で作戦している。アメリカ海軍は、「ハリーS・トルーマン」(CVN-75)であり、イタリアはカブール(CVH-550)でF-35Bを搭載している。また、フランス海軍はシャルル・ドゴール(R91)である。

アメリカは12隻のDDGを地中海に配備している。また、4隻のDDGが東地中海に配備されている。つまりDDG75「ドナルド・クック」、DDG57「ミッチャー」、DDG68「サリヴァンス」、DDG66「ゴンザレス」である。

さらにこれらの前線展開部隊のDDGも参加した。DDG71「ロス」、DDG80「ルーズベルト」、DDG78「ポーター」、そして「ハリーS・トルーマン」直衛部隊の艦船である。

USNIニュースの概要は以上である。このUSNIニュースでは、本文では、「ワリャーグ」がイタリア南部沖、「ウスチノフ」がシリア沖に展開とあるが、USNIニュースの現在地地図では「ウスチノフ」がイタリア南部沖、「ワリャーグ」がシリア沖となっているので、そちらを採用している。間違っていたら訂正いたします。




ma2221 at 15:51|この記事のURLComments(0)

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