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関東地方BBS連盟

関東地方BBS連盟
カンビー=Can be!!
のHPです。

千葉県BBS連盟の伊藤さんから、転送いただきました。

>おはようございます。勤務先の医師が、緊急時にスタッフに向けて送信してくれました。
>多くの方にご活用頂ければとのこと、転送します。伊藤



【緊急時のセルフケアについて】

皆様

地震対応のことで、大変お疲れ様です。

今後も引き続き、緊迫した状況と対応が続くと思います。
このような事態で、援助者自身が被災者でもあり、ショックや麻痺、緊張や様々な防衛反から抜け出ることで、より効果的な援助ができることが言われております。

簡単なセルフケア法(somatic experienceRに基づいたもの)を紹介しますので、必要がありましたら、また身近に必要とされている方がいらっしゃいましたら、ご活用頂ければ幸いです。

1.静かな場所を見つけて座り、身体に気づく。感覚を通じて自分が座っている椅子を感じられるか気づく。足が床についているのを感じ、足と本当に一緒にいることができるか気づく。呼吸に気づき、呼吸を止めていないか気づく。思考に気づき、考えがぐるぐる回っていないか、麻痺した感じがするかどうか気づく。

2.身体のどんな緊張にも気づく。その感覚に注意を向けている間に、次に身体に何が起こるか気づく。数分間これを行うと、緊張が和らぐのを感じるかもしれない。

3.頭がくらくらしたり、麻痺した感じがしないか気づく。これは高いストレス時には正常なことである。麻痺に注意を向けることで、身体がこれを統合できるようにする。麻痺に注意を向けるとき、どんな場所でもいいので、身体がここにある感じがする箇所があるか気づいてみる。耳かもしれないし、鼻、つま先かもしれない。その部分に気づき、そこと麻痺の間を行ったり来たりする。変化が起こるまで待つ。変化が起きた時、麻痺感が減り、よりグラウンディングした感じがするでしょう。

4.落ち着き始めたら、時間をとってこの安らぎを身体で感じる。危機の状況下では、他人によってストレスを容易に感じやすくなるので、援助者としては、周囲で何が起ころうが、自分の中心にとどまり続けることが重要である。

5.この安らいだ状態で、他の人に手を差し伸べることができる。自分の安らいだ神経系が他の人の神経系の落ち着きを助けることができる。

6.災害時に、多くの救援者が自分を見失いつつ他者を助けることがある。まずは自分のケアから。


精神科レジデント
白戸あゆみ 拝

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